【Xリーグ】短期集中連載 ライスボウルまであと7日 アメフト日本一への軌跡:パナソニックインパルス編(2)

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2022年シーズンのアメフト日本一を決めるアメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第76回ライスボウル(2023年1月3日、東京ドーム)までいよいよあとわずか。対戦カードは昨年と同じで、2年連続7回目の優勝を狙う王者・富士通フロンティアーズと7年ぶり5度目の日本一奪回を悲願とするパナソニック インパルスの顔合わせだ。前回対戦では二転三転する大接戦の末に富士通が24-18で勝利した。ここまで全勝で勝ち上がってきた両チーム。勝てば「パーフェクトシーズン」の達成だ。富士通の連覇かパナソニックのリベンジか。両チームのライスボウルまでの道のりをシリーズで振り返る。

Vol. 2 第2節:4人のRBが計6TDで地上戦を完全制圧 ディフェンスは3INTで制空権掌握

攻守がかみ合うというのはまさにこういった試合のことを指すのだろう。2016年以来の顔合わせとなった第2節の胎内ディアーズ戦で、パナソニックインパルスは7タッチダウンを奪って55‐7で快勝した。

オフェンスはランニングバック(RB)陣がタッチダウンを量産した。ミッチェルビクタージャモー(2回)、牧田圭祐(1回)、立川玄明(1回)、藤本拓弥(2回)がそれぞれエンドゾーンに走りこんだ。ミッチェルは6回のボールキャリーで135ヤードのゲイン。1キャリ平均22.5ヤードという驚異的な数字を残した。まさにこの試合の地上戦はパナソニックの独壇場だった。

胎内ディアーズのパスをダイビングでインターセプトするパナソニックインパルスDBワイズマンモーゼス海人(右) 【©X LEAGUE】

ディアーズは3年ぶりに現役復帰したクオーターバック(QB)加藤翔平のパスオフェンスが武器だが、この試合の制空権はパナソニックディフェンスが握った。小平泰雅、魚谷海仁、ワイズマンモーゼス海人の3人のディフェンスバック(DB)がそれぞれインターセプトを決めて、ディアーズにオフェンスのリズムを構築させなかった。

さらにディフェンスライン(DL)清水澪寿、有村雄也、ラインバッカー(LB)加藤聖貴がファンブル―フォースしてそのうち2つをリカバー。フォースダウン失敗を含めば計6つのターンオーバーでディアーズオフェンスを7得点に封じ込めた。

ターンオーバーで得たチャンスから直接得点に結びついたのは10点に終わったが、ディフェンスが相手の攻撃の芽を摘む間にオフェンスが着実に点差を広げていくという試合展開で危なげなく開幕2連勝を飾った。

相手のファンブルを誘発するファンブルフォースを記録したパナソニックDL清水澪寿(右) 【©X LEAGUE】

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