<重賞レース分析>大井記念は、前走の距離やレースぶりが重要な要素に!
レース名は1950年5月の大井競馬場開設に由来。2018年にグレードが「SI」に格上げとなったことで6月に行われる「帝王賞(JpnI)」と同舞台・同距離(2,000m)で行われるステップレースとして、南関東代表馬決定戦の意味合いがさらに強まった注目のレースだ。
ここでは大井記念10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
第69回 大井記念(SI)
2024年5月15日(水) 20:10発走
距離:2,000m
第68回優勝馬:セイカメテオポリス号 【東京シティ競馬】
■「1番人気」の馬は3着内率8割
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■3着内率が高いのは「浦和」所属馬
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■前走好走馬はそれなりに信頼できる
【前走の着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第65回(令和2年)以降の過去4年に限ると、2着以内の馬は[3-1-2-9](3着内率40.0%)、3~6着の馬は[1-2-1-15](3着内率21.1%)、7着以下の馬は[0-1-1-21](3着内率8.7%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。直近のパフォーマンスを素直に評価するべきレースと言えるだろう。
■前走の距離も見逃せないポイント
【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第65回(令和2年)以降の過去4年に限ると、1,400m以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)、1,400m超2,100m以下の馬は[3-4-4-31](3着内率26.2%)、2,100m超の馬は[1-0-0-10](3着内率9.1%)である。前走が1,400m以下のレースや2,100m超のレースだった馬は、疑ってかかるべきかもしれない。
■前走で先行していた馬が優勢
【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第65回(令和2年)以降の過去4年に限ると、5番手以内の馬は[3-3-3-19](3着内率32.1%)、6~9番手の馬は[1-1-1-14](3着内率17.6%)、10番手以下の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。前走で先行していた馬は、上位に食い込む可能性が高いと見て良さそうだ。
■“同年のブリリアントカップ”で善戦した馬に注目
【“同年のブリリアントカップ”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータや過去全年の傾向も公開している。
<伊吹雅也>
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