世界から集まったトップアスリートを生で見ようと、たくさんのファンが集まった会場では、INNOVATION LEAGUE アクセラレーション 2022採択企業によるデモンストレーションも行われた。
INNOVATION LEAGUE アクセラレーションとはスポーツ庁とSPORTS TECH TOKYOが2020年度から共催しているプログラム。公募を通じ採択された企業・団体がコラボレーション・パートナーと呼ばれる競技団体・スポーツリーグと事業共創を行うものだ。本年度はコラボレーション・パートナーとして全日本柔道連盟と日本アイスホッケー連盟が参画している。
なんでもドラフトは、スポーツをはじめ、エンタメ、社会、文化など幅広いジャンルのイベントを対象に、誰が活躍するかを予想したり、オリジナルのオールスターチームを作り対戦したりできるプラットフォームを提供するスタートアップだ。INNOVATION LEAGUE アクセラレーション 2022では全日本柔道連盟と共創を行い、「予想」で日本をはじめ世界中の柔道ファンが楽しめる熱狂的体験を提供することを目指している。今回のグランドスラム東京に合わせて、各階級の優勝者を予想するコンテンツを用意。会場に出展したブースでも参加を呼びかけるプロモーションを行った。
グランドスラム東京でデモンストレーションを行ったもう1社が「一般社団法人スポーツを止めるな」の1252プロジェクトだ。プロジェクト名は一年52週間のうち、12週間が生理であることからきている。プロジェクトリーダーを務める元水泳選手でオリンピアンの伊藤華英氏をはじめ、幅広いアスリートが競技の壁を超え、生理にまつわる問題の社会啓発を行っている。INNOVATION LEAGUE アクセラレーション 2022では全日本柔道連盟と共に、女子柔道選手と指導者が生理に向き合い、競技力向上につなげるため知識教育と普及活動を進めている。
来年3月のデモデイに向け、INNOVATION LEAGUE アクセラレーション 2022はいよいよ佳境に!
今回、グランドスラム東京でデモンストレーションを行ったなんでもドラフトは、初日の予想コンテンツ参加者がサービスリリース以降過去最多を記録するなど、大会の盛り上がりに華を添えていた。また、スポーツを止めるなの1252プロジェクトは、国際柔道連盟関係者にも注目され、公式NEWSで「12/52 Project: Unleash Your Potential」として紹介(ページ下部にURL記載)されるなど、こちらも共創の手応えを得ていたようだ。
INNOVATION LEAGUE アクセラレーション 2022は、並行して日本アイスホッケー連盟との共創を行う「株式会社スポリー」、「株式会社MILOQS (ミロックス)」と合わせた4社でプログラムが進んでいる。各社のプログラム成果については来年3月のデモデイにて発表される予定だ。