<国内男子ゴルフ>来季の資格喪失の武藤俊憲「令和のゴルフになった」と、落胆も「これで終わりじゃない」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【終わりじゃない©JGTOimages】

■賞金シード決定戦第41回カシオワールドオープンゴルフトーナメント賞金総額2億円 優勝4000万円)11月24日ー27日 Kochi黒潮カントリークラブ (高知県)/ 7335yard・par72/ 25日(大会2日目)

44歳、プロは22年目、ツアーは通算7勝。
初優勝の2006年に初シード入り。
14年継続した賞金シードは109位に終わった昨季、すでに途切れていたが、2018年「パナソニックオープン」で得た複数年シードは今季まで。

大会を、賞金ランキング75位で迎えた武藤俊憲(むとう・としのり)も、シード最終戦の予選敗退で、来季の出場資格を喪失した。

大会は、カットラインの3アンダーに1打足りない70位タイ。
「カシオで、3アンダーカットなんて我々の世代では、聞いたことがない。今の子たちは普通なのかもしれないけれど」と、まずそんなところにも、昨今の“台頭波”を痛感してしまう。

「飛ぶし、パットもアプローチも上手いし、それだけいい選手が日本にも揃ったということ。ゴルフが変わった気がする。令和のゴルフになった」と、平成を生き抜いたベテランがうなり声を上げる。

今季は6月の「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」の12位タイが最高で、予選落ちが11回。

「ケガではない。クラブも振れている。ドライバーは飛んでるし、アイアンもずっとバーディチャンスについている」。

手応えがある分だけ歯がゆい。

「腕なのか、体なのか。自分でも分からない。なんで結果が出ないのか。答えがあったら教えて欲しい」と、つぶやいた。

「44、5歳からあるよ」と言っていた先輩プロの手嶋多一の言葉を改めてなぞる。
「なかなか自分の感覚とフィットしない。体が変わってきて、というのがあるらしいんですけれど…」。

思い当たる節はあっても「別にこれで終わりじゃない」と、精一杯に抵抗する。
「QTで上位に入ればもう1回。推薦で出るのも手ですから」。44歳も、来月6日ー9日の「ファイナルQT(宮崎県トム・ワトソンゴルフコース)」から出直す。
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