【11.1記者会見レポート1】10.30有明アリーナ2夜明け&11.10後楽園ホール大会GHC5大王座調印式 GHC Jr.ヘビー級タッグ選手権調印式

プロレスリング・ノア
チーム・協会

【PRO-WRESTLING NOAH】

本日、都内某所にて10.30有明アリーナ2夜明け&11.10後楽園ホール大会GHC5大王座調印式が行われた。まず初めにGHC Jr.ヘビー級タッグ選手権を戦う王者組・小峠篤司&吉岡世起、そして挑戦者組・近藤修司&大原はじめが登壇し、調印式を行った。

【PRO-WRESTLING NOAH】

【以下選手コメント】



大原はじめ選手

「まず今回タッグを組む近藤修司との関係をご覧の皆様、そして記者の皆様にご説明したいと思います。そもそも私がプロレス界に入ったのは2003年の4月なんですけど、闘龍門ジャパンに入門してすぐに、練習、雑用、生活の全ての面倒をみてくださった先輩の一人がこの近藤修司です。まぁ思い出、非常にたくさんありますけど練習生の頃ってつらいのであんまり思い出したくはない思い出ばかりなんですが。特に印象に残っているのはこの近藤修司、普通練習だったらスクワットやったり、腹筋やったりランニングしたり色々やると思うんですけど、近藤修司の練習は腕立て伏せオンリー。ずーっと腕立て伏せ。二人一組で足持って確か30回。それを交代で延々と。入ったばっかでしょ?みんな体力ないんだよね。だからつぶれたり苦しいわけなんだけど、近藤修司はずーっとそのまま足持てって。終わるまでやめるなって。終わっても他の人が終わるまで連帯責任で腕立て伏せの形のままで。そんな苦しい時間がずっと続いて。普通だったら30回10セットとか決めると思うんですけど、この人何も言わない。とりあえずやれって。いまだに覚えているんだけどこの人が時計をちらっと見て“今11時40分。12時までやれ”って。え?時間制?みたいな。そこで人生で生まれて初めて殺意みたいなものが生まれて。自分の人生の中で初めて殺意を持ったのがこの近藤修司で。



ただすごいのが、この人Twitterで“俺一時間もやらせたかな”って。いや、あんたもやっていたからねって。目の前で涼しい顔してプッシュアップやっていた。何なんだよこの化け物はと入門して早々に思った存在です。涼しい顔してやっているのも殺意がわきましたよね。でもまぁそこから何とかメキシコに渡ってデビューして、これからやっと強くなって闘龍門ジャパンの先輩たちと試合してお礼参りしてやろうと思っていたんですよ。そしたら自分もわけわかんないうちに闘龍門ジャパンが無くなって分裂して。先輩達との縁もなくなって。夢から目標から何もなくなって。紆余曲折して約20年かかってこうして今再会しました。



自分も近藤さんも闘龍門ジャパンでメキシコ経験していて、自分が最後なんですよ、闘龍門ジャパンでメキシコを経験しているのは。だから兄弟みたいなものですよね。生き別れた兄弟と再会して今やっと闘龍門の憧れの先輩とタッグを組めるという感慨深い気持ちがあります。今となっては色々経験しましたので、当時の近藤さんのやってくれたことのありがたさとかはわかるから、殺意が今では愛情に変わって。二人でなら今までにない試合が作れるんじゃないかと思います。時々フィナンシェをくれたりすごく優しいところもあるし、試合に関しては今でもめちゃめちゃ厳しいこと言われて、なんていうか甘くて苦いママレードみたいな兄貴です。必ず二人でベルトを獲って、次の日のドラゴンゲートとの試合もありますから。そこは腹違いの兄弟たちっていうのがいるから。ベルトを獲ってそこに向かいたいと思います」



近藤修司選手

「ママレード近藤です。そんなことやったかな、俺?(大原選手:やっていまいた、やられた方は忘れない!)だそうです。そういう事なんで、じゃぁまた今回も大原に試練を与えたいと思います。チャンピオンチームに先に言っておくけど、コイツ(大原選手)両足ケガしてるから。コイツの脚攻めればお前ら勝てるよ。以上です」



吉岡世起選手

「相手チームの連携が不安で大丈夫かなとは思うんですけど、僕らはタイトルマッチ勝って、勝った余韻を味わうことなく金剛ジュニアに挑戦表明の後襲われているんで。今回はしっかり防衛して勝利の余韻を味わって。その上で次の日のドラゴンゲートとの対抗戦でもYAMATO選手とのシングルマッチが組まれているので。同じ闘龍門出身の二人にここで勝って闘龍門の攻略法を見つけて次の日に繋げたいと思います」



小峠篤司選手

「YouTubeをご視聴の皆様、ありがとうございます。まずは無事に防衛することができました。久々の声出しOKの大会という事で、お客さんの声援とかABEMAの放送とかユニバースの奥から熱が伝わってきてパワーに変えることができました。有明大会は最後コンビネーションできめることができたんですけど、ベルト奪取した時も前哨戦の時もそうだったようにパートナーの蹴りが決まれば一撃で相手をしとめることができると気付いたので。だから自分が相手をしっかり固定して、相手が避けれない状態で蹴りを決めることができれば絶対にどんな相手からも3カウントができると思っています。次の挑戦者、大原はじめ、近藤修司、二人とも強敵ですけど、特に近藤修司はジュニアの中でも規格外のパワーと体型を持っていますが、どんなに鍛えていても頭部へのダメージは防げないので。今回はタイトルマッチへの時間があまりなく前哨戦もないので対策も難しいですが、しっかりお互いの長所を高め合ってタイトルマッチに臨みます」



【以下、質疑応答】



―小峠選手にお伺いしますが近藤選手から、大原選手が両足をけがしているので攻めてこいと言われましたが頭部への攻撃をお話しされていました。その点についてはいかがでしょうか。



小峠篤司選手

「そうですね…どうだろうな。めちゃめちゃキレイ事を言いますけど自分達もまだまだ完璧なチャンピオンだとは思っていないんですよ。やっぱり強い挑戦者を倒して自分達もチャンピオンとして価値を高めていきたいと強く思っていますので、できることなら万全の状態で。(大原選手の)脚も完治させた状態で戦いたいです。どう攻めるというより自分たちの長所を生かして勝ちたいと思います」



―近藤選手の今の王者組の印象はいかがでしょうか。



近藤修司選手

「この間セコンドついて試合を観たんだけど、そもそも最後のフィニッシュは連携じゃないですか。GHCのルールで、まぁレフリーの組合かわからないですけど、ダブルチームでフォールを獲れるのか。それで勝っていいものなのか、もう一回確認をしていただきたい。他の団体だとダメなところもあるので。そこはちゃんとルールを今一度団体には確認していただきたい」



―吉岡選手も近藤選手については知らない中ではないと思いますが、改めて挑戦者組についてどう思いますか。



吉岡世起選手

「そうですね、よく知っています。スキのないチームだと思います。パワーもテクニックもありますし。ただ僕も見てきているので。近藤修司のやり方もわかっているので。脚のケガっていうのも本当なのか罠なのかわからないので。そこは慎重に小峠さんと色んな作戦を立てて、いろんな状況に対応できるように挑みたいと思います」



―大原選手にお聞きしますが、今罠かもしれないという発言がありましたがいかがでしょうか。



大原はじめ選手

「そもそも腕立てシンドロームなのか腕立てフェチなのか知らないですけど、近藤修司に20年前からバッキバキに腕立てをやらされてきた人間なので。ちょっと足が痛かろうが関係ない。上半身の力だけで戦える。脚をけがしていようがしていまいが俺はムイビエンなので」



10.30有明アリーナ大会にてGHCジュニアタッグ王座を金剛・タダスケ&Hi69組から見事防衛した王者組・小峠篤司&吉岡世起。その試合直後に次期挑戦者に名乗り上げたのは同じく金剛の近藤修司&大原はじめだった。どうやら金剛とノアジュニア正規軍の戦いはまだまだ続く。王座奪取、そして防衛と全身全霊をかけてきた王者組と、同じ金剛でもタダスケ&Hi69組とはまた一味も二味も違う挑戦者組。果たしてどちらがこの戦いに勝利するのだろうか。





【11.10後楽園ホール大会】

「GLOBAL2days WRESTLE UNIVERSE presents Global Honored Crown」

★11月10日(木) 開始:18:30 会場:後楽園ホール



<配信情報>

WRESTLE UNIVERSEにて18:30より生配信

https://www.wrestle-universe.com/ja/lives/jFNhw1ybZhRmt3mm5YiWxz



【全対戦カード】

<ダークマッチ・タッグマッチ>

稲村愛輝 藤村加偉 VS 矢野安崇 小澤大嗣



<第1試合・GHCジュニアヘビー級タッグ選手権>

(王者)小峠篤司 吉岡世起 VS 近藤修司 大原はじめ(挑戦者)

※第51代王者組の2度目の防衛戦となります。



<第2試合・GHCジュニアヘビー級選手権>

(王者)ニンジャ・マック VS ダンテ・レオン(挑戦者)

※第50代王者の初防衛戦となります。



<第3試合・GHCタッグ選手権>

(王者)杉浦貴 小島聡 VS モハメド ヨネ 齋藤彰俊(挑戦者)

※第62代王者組の2度目の防衛戦となります。



<第4試合・GHCナショナル選手権>

(王者)船木誠勝 VS イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(挑戦者)

※第8代王者の7度目の防衛戦となります。



<第5試合 メインイベント・GHCヘビー級選手権>

(王者)清宮海斗 VS ティモシー・サッチャー(挑戦者)

※第41代王者の2度目の防衛戦となります。



チケット情報&お買い求めはこちら

https://www.noah.co.jp/schedule/419/



皆様のご来場、お待ちしております!

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著者プロフィール

プロレスリング・ノアは、2000年8月5日に旗揚げしたプロレス団体。 創始者の三沢光晴は全日本プロレスから多くの選手&スタッフたちとともに独立、団体名が表すようにプロレス界の“方舟”となるべく航海を始めました。 旗揚げ以降日本プロレス、全日本プロレスと受け継がれてきた伝統を重んじながらも、旗印である「自由と信念」を投影した闘いで世代を超えて多くの人々を熱狂させてまいりました。 2020年、NOAHは新たにサイバーエージェントグループとなり、さらなる団体と業界の発展を発展を目指して、新たな試みを続けています。

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