日本勢躍進 岩崎、多賀、中目が入賞 パラグライディングW杯 韓国戦
【©JHFパラグライディング競技委員会】
競技初日
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2レース目
3レース目
一斉スタート時間が13時と発表されると同時に選手が忙しなく準備を進める。その中には、花田、荒井、成山(奈)、中目の姿もあるが、気象条件はまだ出来上がっていない。離陸場から下がっていく機体を見ながら、後続の選手は離陸を取りやめる。着陸してしまったらそこでリタイアとなるからだ。高度を維持するのも難しい気象条件であったが、日本チームは着陸することなく20分後には離陸場より高くなる。このタイミングで成山、多賀、岩崎、隅、阿知波が離陸。
13時00分、成山を先頭に、日本チームは集団から溢れることなスタート!
他とは違った戦略をとっていた花田も集団より高い位置でスタートを切る。
序盤、北東方向のポイントの手前に大きな町があり、そこに届けば上昇風が期待できる。予想通り先頭集団が上昇風をヒットし、そこに花田が合流する。別のルートを飛んでいたパイロットが軒並み着陸していることから、ナイスな判断であった。
中盤、風下のゴールに向かって南下し始めた頃には、空が高層雲に覆われる。日射がなければ良い上昇風はが期待できない。日本チームでは、山寄りのコースを選択した隅と、高度があるうちに街の上空に移動した花田、荒井、岩崎が、僅かな上昇風を上手く捕まえ距離を延ばす。そして、最後の生き残りゲームを制した岩崎が、世界を相手に見事本日の1位を決めた!
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最終日
本来なら7日間の総合成績で競うはずだが、雨や強風に阻まれ、最終日までに飛べたのは3本。4本飛べると1番悪い成績が消せるだけに、最終日の競技が非常に重要になる。天気予報をみて初日と同じエリアに移動し、本来のエリアまで100km飛んで戻るという長距離レースが組まれるが、予想以上に風が強い。状況の変化に合わせて64kmに縮められたが、無情にも風は弱まらず最終日の競技は途中で中止となった。
3本目までの総合成績で順位が決まり、3本目で並み世界の強豪を抑えて1位を取った岩崎が総合6位、2本目で11位だった多賀が総合9位入賞に食い込んだ。ワールドカップで日本人が2人も入賞するのは快挙。各シリーズでの上位のみが競うスーパーファイナルへの出場権を勝ち取った。女子では、初日女子1位だった中目が、後半苦しむも女子5位入賞を果たした。
最終結果
2位 Jan JARES
3位 Seyong JUNG
6位 岩崎 拓夫
9位 多賀 純一
31位 隅 秀敏
41位 成山 基義
54位 阿知波 広和
55位 中目 みどり(女子5位)
56位 成山 奈緒(女子6位)
69位 花田 瞬
79位 荒井 大悟
84位 文字 英彰
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