「スタートアップによって日本スポーツをドライブせよ」 SPORTS CONNÉCT powered by HiVE イベントレポート後編!
【SPORTS CONNÉCT powered by HiVE】
「SPORTS CONNÉCT powered by HiVE」は、“スポーツの価値をUNLEASH(開放)する”をテーマに、世界全体が持続可能な地球環境と人間社会づくりに向かう中、スポーツが果たせる役割とは一体なにか?を議論の軸に据え、6つのプレゼンテーションとネットワーキングを行った。
SPORTS TECH TOKYOは、イベントの中で、パラスポーツの視点から現代社会とスポーツの関係性を考える「PARA-SPORTS DRIVE AN INCLUSIVE SOCIETY [HYBRID]」と、スポーツを軸にビジネスを推進する企業5社によるピッチ「START - UP PITCH BY SPORTS TECH TOKYO[HYBRID]」の2つのプログラムをプロデュース。後編の本記事では、スポーツ領域を軸に多様な切り口でビジネスを推進する、5社のピッチの様子とピッチを視聴した著者の気づきをお届けする。
日本スポーツxスタートアップの最前線
株式会社Pioneereork 代表取締役 後藤 陽一氏
【SPORTS CONNÉCT powered by HiVE】
【SPORTS TECH TOKYO】
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また、世界中の企業がCO2排出を減らすことにトライしているわけですが、それに付随する形で生じるカーボン・オフセットの市場も近年注目されています。
【SPORTS TECH TOKYO】
現在、具体的な取り組みとして、北海道上川町マウンテンバイクとカーボンクレジットを組み合わせたサステナブルツーリズムコンテンツや、林野庁のアクセラレーションプログラム、東京証券取引所のカーボンクレジット市場の実証実験に参加しています。
アーススポーツは、スポーツビジネスを拡張し得る可能性を秘めています。皆さんの参画をお待ちしています。
株式会社Pioneereorkの情報はこちらから
https://www.pioneerwork.co/
【SPORTS TECH TOKYO】
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1つ目は、先立ってお金とファンを集めることができること。スポーツ団体や選手の方々はFiNANCiEを利用して気軽にトークンを発行することができます。その際、発行主のビジョンに共感したファンの方々がトークンを購入してコミュニティに参加するため、プロジェクト開始前に資金を獲得し、さらに熱量の高いファンが集まるコミュニティを形成することが可能になります。
2つ目は、プロジェクトが成功した際にトークンを持っているコミュニティメンバーに還元があること。FiNANCiEではメンバーの貢献度が可視化でき、貢献度の高いメンバーに還元することが可能です。また、プロジェクトが成功することで、メンバーが持つトークンの価値の向上も期待できます。
【SPORTS TECH TOKYO】
クラウドファンディングのように、当該プロジェクトが完了したら終わりではなく、一度トークンを持ったファンの方々の多くはコミュニティに残るため、プロジェクト毎にファンディングを繰り返すことで、より大きなファンコミュニティに成長していきます。
直近では、形成したファンコミュニティでのファン参加型の取り組みを通じ、ファンクラブやアカデミー、スポンサー営業、あるいはSDGsといった、スポーツ団体の既存事業を拡張させるチャレンジをしています。加えて、今後は我々自身が主体となる独自暗号資産の発行、そしてIEO(Initial Exchange Offering)を行い、FiNANCiEを中心としたエコシステムを拡張していきます。さらにそれらで得た資金とナレッジを活用して、個々のスポーツ団体がWeb3を活用したエコシステムを構築する際の支援も行っていきたいと考えています。興味を持っていただけた方は、是非お声がけいただけると嬉しいです。
【SPORTS TECH TOKYO】
https://www.corp.financie.jp/
株式会社BiPSEE COO 上木原 広平氏
【SPORTS CONNÉCT powered by HiVE】
そんな我々が「なぜスポーツなのか?」。アスリートは強いメンタルを持っているイメージですが、一般の方々同様にケアが必要であり、競技パフォーマンスの安定や向上を目指す際にも、心と向き合うアプローチが有効だと考えているためです。
この仮説のもと、ラグビー選手250人に対して行った研究では、一般人と同様にメンタルヘルスに課題があることが分かりました。またメンタルトレーニングを行うことで、競技力向上に繋がったデータも出ています。
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株式会社BiPSEEの情報はこちらから
https://bipsee.co.jp/
株式会社PASU 代表取締役 谷口 友星氏
【SPORTS TECH TOKYO】
前置きが長くなってしまいましたが、当社では3つのサービスを展開しています。1つ目が、応援しているアスリートから、自分だけに向けたオリジナルのビデオメッセージが貰えるサービスです。
【SPORTS TECH TOKYO】
ビデオメッセージは至ってシンプルで、アスリートからお子さんへの応援メッセージや結婚式のお祝いメッセージなどが届く形で、「お祝い」や「激励」のシーンで利用いただくことが多くなっています。またスポーツチームの皆様におきましても、コロナ禍において希薄化せざるを得なかったファン・サポーターとの接点作りの場および新たな収益源として活用いただいております。
次にファンコミュニティサービスについてですが、ファンと選手が直接的に交流できるマイクロファンクラブのイメージで運営しております。選手自らがファンベースを作ることによって、セカンドキャリアという課題に対しても、現役時代から主体的にアプローチしてほしいという思いで運営しています。
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https://pasu.jp/
株式会社マイネット 取締役専務執行役員 事業開発管掌 岩城 農氏
【SPORTS TECH TOKYO】
私たちが見据える市場課題は、顧客接点×マネタイズの部分です。私自身、ゲーム事業に15年ほど携わってきていますが、ゲーム市場においても接触機会が多いモバイルゲームのような存在が重厚で長大なコンテンツだけでは、埋める事の出来ない隙間時間を埋め、ライトかつ無料のコンテンツが市場を広げていく流れを体験していますし、こういった流れは今の時代において不可避だと考えています。
【SPORTS TECH TOKYO】
スポーツのコンテンツに魅力があることは間違いないので、どのように隙間時間消費型のスマホ文化に適応していくのかが鍵になります。今は魅力的なコミュニティを検索したり、人と話す中でそのコンテンツを好きになっていく傾向があったり、会話の種が欲しいといったニーズが多いのではないでしょうか。このニーズに対する答えを見つけることができれば、スポーツ市場の成長性は極めて高いと考えています。その中で、最初に事業として選んだのがファンタジースポーツです。
【SPORTS TECH TOKYO】
ながらでプレイできる遊びで、映像視聴や試合観戦の必要がありませんし、特別な操作もありません。上手くなる方法は一つで、プロスポーツに興味を持つことです。そんな中で現実の試合結果から別のドラマが生まれるんですね。自分が応援しているチームが負けても、ファンタジーの結果がよければ少し溜飲が下がる、私自身もこんなスポーツライフを既に10年以上楽しんでいます。
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https://mynet.co.jp/
筆者は5社のピッチを聞いて、スポーツが持つ多様な価値を現代社会に適応化し、価値の拡張と進化を目指すにはテクノロジーの力が不可欠であると実感した。今後、スポーツ領域とテクノロジー領域が互いの特徴を生かし合い、新たなサービスや技術を生みだすことで、各々の業界が発展していく可能性を大いに感じることができたイベントであった。
INNOVATION LEAGUE 2022がスタート!
執筆協力:清野修平
新卒でJリーグクラブに入社し、広報担当として広報業務のほか、SNSやサイト運営など一部デジタルマーケティング分野を担当。現在はD2Cブランドでマーケティングディレクターを担いながら、個人でもマーケティング支援を手掛けている。株式会社セイカダイにてデジタル・コンテンツ領域を担当
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