30日、AFCフットサルアジアカップクウェート2022に出場しているフットサル日本代表が、フットサル韓国代表と対戦しました。

初戦の敗戦から切り替え勝利を目指す日本は、6分にオリベイラ アルトゥール選手のシュートがオウンゴールを誘発し先制に成功すると、7分にもアルトゥール選手がゴールを決めリードを広げます。第1ピリオド序盤に水谷颯真選手がセットプレーから追加点を挙げ、3-0で折り返すと、第2ピリオドでも石田健太郎選手、金澤空選手が今大会初ゴールを挙げ韓国を突き放しました。長い時間パワープレーを受けながらもピレス イゴール選手の好セーブや集中した守備を見せる日本は終盤に吉川智貴選手がダメ押しのパワープレー返しを決め6-0で完封勝利。10月2日に行われる第3戦でフットサルベトナム代表と対戦し、グループステージ突破を目指します。

今大会初出場で完封したGKピレス イゴール選手のコメントです。

―まずは試合を振り返って感想を聞かせてください。

勝ててよかったです。最初の試合は残念なことにいい結果を出すことができませんでした。でも今日は何度もシュートが枠に飛び、ゴールが入りました。ディフェンス面でもしっかり守ることができ、全体的にいいゲームだったと思います。

―出場のなかった1試合目はベンチから見ていてどのような気持ちでしたか？

いつも大会の初戦の試合はいろいろなことがあります。プレッシャーや自分たちがどんな試合を見せるか、日本代表としてアジアカップは優勝を期待されているので毎回勝たなくてはいけません。でも最初の試合はストレスが高いので、たぶん最初にミスをするともっともっとプレッシャーがかかります。何度チャンスを作っても入らないと焦ってしまう。外から見ていてそう思いました。だから苦しい試合になったと思います。でも今日の試合はまったく違いました。モチベーションが上がったのだと思います。チームとしてそういったところをコントロールできたらもっと成長できると思います。

―イゴール選手自身はこの試合が初出場となり、勝たないといけないというプレッシャーもあるなかで見事なシュートストップでした。

今日は負けたら終わりのとても大事な試合でした。絶対に勝たなくてはいけないなか、クリーンシートの試合ができたことは自分の仕事だけではなくチームとしてよかったと思います。1戦目では2失点をしてパワープレーも入らなかったので、後から試合を見直しみんなで話をしました。今日しっかり勝ったことは、少し成長して一歩前に進めたということです。これからもっともっとよくなると思います。

―相手が早い段階からパワープレーを仕掛け、長い時間パワープレーを受ける形になりましたが想定外の流れでしたか？

おそらく、日本がいい守備をしたので相手はどう動けばいいのか迷ったと思います。後ろから見ていて、外からシュートを打ってきていましたが、ディフェンスがポイントになったと思います。中をしっかり締めて外でパスを回させて、彼らの戦術としてやりたいことができなかったと思います。

―今日勝利をしたことでノックアウトステージに上がる可能性も高くなりましたが、次戦に向けての意気込みをお願いします。

今日の試合から毎試合、毎試合、決勝のような試合で勝たなくてはなりませんでした。今日勝ててよかったですが、それはもう終わり。次の試合も勝たなければいけないので、しっかりと休んで頭を切り替えます。ベトナム代表のことをスカウティングしてたくさん勉強して、いいプレーをしてグループステージを突破するために全力でがんばります。