木村彩子が首位浮上 1差2位は森田、菅沼

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 JLPGA ツアー2022シーズン公式競技・第3戦『日本女子オープンゴルフ選手権』(賞金総額1億5000万円・優勝賞金3000万円)大会第2日が9月30日、千葉県野田市・紫カントリークラブ すみれコース(6,839ヤード/パー72)で行われた。前日とは一転し、この日はガマン比べの展開に。木村彩子が2バーディー、2ボギーの72でプレーし、通算2アンダーで首位へ浮上した。1打差の通算1アンダー、2位タイは森田遥、菅沼菜々。通算イーブンパーの4位タイで上田桃子、川崎春花など5人が追う。ディフェンディングチャンピオン・勝みなみ、前週優勝の山下美夢有は通算3オーバー、19位タイから巻き返しを狙う。

木村彩子(1位:-2)
 「ピンポジションがとても難しかった。我慢の1日…。でも、こういう難しいコンディションは大好きです。頑張りました。きょう、フェアウェイは1度も外していない。そういうところが私には有利になったのかなぁと感じます。それから、飛距離で勝負するタイプではない。最近の試合はスコアが出ることが多かった。そうなると、私はちょっと苦しい。ただ、ツアー最長コースでもランが出る。それほど、距離は気になりません。今季、あと1勝を目標にしている。勢いがあるうちにチャンスをつかみたい。メジャーチャンピオンという響きがとてもいいですね。結構、暑いし体力も大事。今夜もしっかり睡眠をとるように心がける」

菅沼菜々(2位タイ:-1)
 「1Wが比較的、安定している。また、今回はラフへ入れたらチャンスがありません。精度優先を心がけている。ティーを低くして、ライナーのように1Wを打っています。それが良いのでしょう。また、地面が硬く、ランが出る。飛距離はあまり変わらないようです。それから、普段と違うマネジメントでは、ガードバンカーかなぁ。入れるとやっかいなところがあるけど、7番は第2打も1Wで、手前のバンカーへ打球を入れる。残り30ヤードぐらいですけど、下が硬く打ちやすい。うまく応用しています。決勝ラウンドでは、ボギーを抑えたい。チャンスは多くないけど、パッティングで何とかしないといけません。目標は5アンダーぐらいです」

森田遥(2位タイ:-1)
 「難しいコース。淡々とプレーしたかったけど、そうはいかないピンポジションでした。とりあえず、通算アンダーパーでホールアウトできて、ホッとしています。きょうは1Wが思うようにいかない。フェアウェイキープができないから、次へ響いてしまった。仕切り直しです。もう開き直るしかありませんね。あすはクラブをしっかり振り切ります」

佐久間朱莉(4位タイ:0)
 「第1打でフェアウェイキープはしっかりできても、第2打の調子がいまひとつ。もったいないミスが結構ありました。ただ、バーディーをたくさんとれたことは良かったと思います。今大会は5回目の出場。でも、これまで一度も予選を通過したことがない。きょうまで、4日間プレーすることを目標にしたけど、最低ラインがクリアできた。あすからはトップ10を目指します」

川崎春花(4位タイ:0)
 「7、8番などロングパットが決まり、スコアを落とさずにプレーできた。ラインの読みが良かったと思います。ショットがそれほど、調子がいいとはいえなかったから…。私はガマン比べの試合が好き。このところ、予選落ちが続いたけど、チャンスを生かし、あすもあさっても上位を目指してプレーします」
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