浜名湖SGボートレースメモリアルは23日開幕 注目レーサーをピックアップする!
【(C)BOATRACE 原田幸哉】
全国24場の推薦レーサーが集うシリーズは選ばれし者のプライドがぶつかり合うため、俄然熱を帯びる。水が柔らかく広大な水面を舞台に、思い切ったレースが繰り広げられることだろう。
2022年の賞金争いも折り返しに入っており下位からの追い上げも激しくなるが、やはり先行している者の優位性はある。余裕がもたらす冷静さ、判断の妙である。
8月18日現在の賞金ランキングトップ3は、原田幸哉(1位)・馬場貴也(2位)・池田浩二(3位)。いずれ劣らぬ実力者である。
原田幸哉は昨年、徳山マスターズチャンピオンや蒲郡メモリアルなど記念タイトルを3つ取った勢いで今年のSGオールスター(宮島)を制している。流れは最高潮だ。
【(C)BOATRACE 馬場貴也】
【(C)BOATRACE 池田浩二】
この上位3選手がシリーズの軸となるだろう。
そして、ボートレースメモリアルは「真夏の祭典」ともいわれる。
この時期はモーター出力が下がるため調整が難しい。
「夏男」が出現するゆえんだが、その名をほしいままにしている出場選手が3名いる。
石野貴之・菊地孝平・毒島誠である。
3人の夏のSG戦歴は次のとおりだ。
石野貴之…オーシャンカップV3、メモリアルV0
菊地孝平…オーシャンカップV1、メモリアルV2
毒島誠…オーシャンカップV1、メモリアルV3
とりわけ、地元の菊地孝平は浜名湖V21を誇っておりアドバンテージがある。
…が、先の浜名湖お盆レース準優勝戦でフライングを切ってしまった。影響がないとは言い切れない。レース展開力で勝負することになりそうだ。要チェックである。
そしてもうひとつの注目ポイントである参戦女子は田口節子と平高奈菜の2選手である。
昨年末の福岡クイーンズクライマックスで涙の優勝を果たした田口節子は、トータルバランスで秀でており活躍の可能性が高い。
また、2020年大みそかの浜名湖クイーンズクライマックスを制したのが平高奈菜。「ファンの皆さんが驚いたり感動してくれるのが何よりうれしい…」とそのモチベーションを語っていた。今年はすでに4優勝するなど調子は上がっている。相性のいい浜名湖となればなおのことだ。
浜名湖の第68回ボートレースメモリアルは8月23日(火)が初日だ。注目したい。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ