【ベレーザが世界に挑む!】「システムの緻密さや技術の高さはヨーロッパ。ゴールする気持ちの強さや迫力はアメリカ。海外の“規格外”を実感できる機会にしたい」
岩清水梓が語る“世界”という舞台
アメリカでやる大会に招待していただいたっていうこと自体がまずすごいことだと思うし、新チームになって初めての対外試合ということになると思うんですが、いろんな挑戦をしたいと思います。
各世代の代表に常に呼ばれてる選手たちは、海外の選手とやることには慣れていると思うんですけど、チームの全員が海外と戦ったことがあるわけではないので、そういった意味では、すごく新鮮だし、楽しみなところはあります。
ーー約10年間にわたり日本代表として戦ってきた岩清水選手にとって、世界で戦ってきたことの意味や、世界を知ったからこそ成長できた部分はどういうところにありますか?
国内の試合と比べると、まずは感じたことのないスピード感だったりフィジカルの強さっていうのはもちろんありますし、あと海外の選手は本当にシュートがすごく上手なんですよね。
ボールさばき的にはきっと日本人の方がスムーズだし、うまく持てるんですけど、読めないボールの持ち方をしながら、すごいところにシュート打ってくるみたいなのが、海外の選手は独特です。
守備の人間としては、すごくやりづらさを感じますし、“規格外”というか自分の頭の中の予想の範囲をすごく広げてくれるのが世界なのかなっていう感覚はあります。
そうですね、若い選手が多い分、こういう舞台を経験したことのない子もいると思いますが、大体の選手が各世代で活躍してきてここにいると思います。それでも、トップクラス、A代表に選ばれるような、フル代表に入るような選手たちと戦うっていうことはなかなかない機会だし、さっきも言いましたが、自分の予想とか自分の考えている幅の中のプレーをきっと広げてくれる機会になると思うので、それを純粋に感じ取れる選手であってほしいと思います。
だけど、負けたくないっていう気持ちはしっかり持って、日本代表として日本人の技術の高さだったり、連携の緻密さっていう日本の良さをしっかり出せないといけないのかなと思います。
そういう部分を出しつつ、海外の“規格外”っていうところをなんとか実感できる機会になればいいなと思います。
ーー初戦はヨーロッパで勝ち上がってきたACミランと戦います。アメリカのチームとヨーロッパのチーム、その試合をイメージをしたときに、戦い方とか考えてるものはありますか?
考え方というか捉え方としては、もちろんどちらも上手ですけど、ヨーロッパのほうが割とシステムがあったり、それぞれが技術高く戦うという、フットボールの原点というか最先端のサッカーをするというイメージがあります。
アメリカは“ゴールに向かう”っていう強い矢印を持った選手たちがすごく多くて、SNSでも動画を見たりしますけど、やっぱり迫力だったりスピード感を生かしてすごい形でゴールが生まれるから、そういったところでは、見てるほうもうわーって盛り上がったりエキサイティングな試合をするのはアメリカなのかなって思いますね。
ヨーロッパのサッカーっていうのは本当に勉強になると思いますし、かと言って下手下手に出るというよりは、自分たちがそれをも上回る技術っていうのを出しながら戦いたいなと思いますし、アメリカと試合をするなら、アメリカ代表と戦ったときにも感じていたゴール前の迫力っていうのをどう守れるかとか、しのげるかとかそういったことを考えちゃいますね。
すごいですよ。アメリカは。
ーー最後にファンの皆さんに意気込みをお願いします
8月14日からアメリカでTHE WOMEN'S CUPを戦ってきます。
アジアから1チーム招待されたという光栄なお話なので、この機会にいろんな選手が成長できるような機会になってほしいなと思いますし、日本の良さ、ベレーザの強さっていうところを表現できるように頑張りたいなと思います。
私も楽しみですが、皆さんも結果を楽しみにしててくれたら嬉しいです!
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