アストン・ヴィラは7月9日（土）にプレシーズンマッチの初戦でウォルソールFCと対戦した。前日に新ユニフォームを発表したばかりのヴィラは、6月に加入が決まったジエゴ・カルロスをスタメンが入り、このテストマッチに挑んだ。

　試合は開始早々にヴィラが先制に成功する。10分もたたないうちに、レオン・ベイリーが右サイドのエル・ガジからのクロスを拾って、至近距離からウォルソールのゴールへ突き刺した。その後もヴィラのペースで試合は進み、ベルトラン・トラオレやエル・ガジらが相手ゴールにたたみかけるも、ウォルソールのゴールキーパーの好守で追加点を阻んだ。

　しかし、ハーフタイムの笛が鳴る前に、ヴィラが追加点を奪う。この日フォワードとして入ったキャメロン・アーチャーが、ウォルソールのセンターハーフのルーズボールを拾うと、巧みなプレーでゴールネットを揺らしてリードを広げた。

　後半に入ると、スティーヴン・ジェラード監督はキーパー以外のメンバーを総入れ替えして臨んだ。右サイドバックには、1年間の契約延長を決めたばかりのアシュリー・ヤングが入り、昨シーズン不動のレギュラーだったオリー・ワトキンスとダニー・イングスがツートップで出場した。

　ヴィラは後半も容赦ないプレッシャーを前線からかけ、ウォルソールに自由を与えない。するとその圧力が功を奏し、60分にオライリーとのワンツーで抜け出したオリー・ワトキンスがエリア手前からシュートを決め、試合をほぼほぼ手中に収める3点目をゲットする。

　さらにその10分後、ドグラス・ルイスの左サイドからのコーナキックがラッキーな形で直接ゴールインし、リードを4点差にまで広げた。守備も危うい場面はほとんどなく、今日スタメンで出場したベンジャミン・シニサロがクリーンシートを達成した。

　アストン・ヴィラは来週からオーストラリアの遠征ツアーのため、オーストラリアに飛び、そこでトレーニングを行うことになる。次戦のプレシーズンマッチは同じリーグのリーズ・ユナイテッドと対戦する。