セレッソ大阪【J1リーグ第19節 C大阪vs. 川崎】“王者”相手に、前回対戦に続く勝利を目指す今節。連動した攻守がカギに
前節はホームに清水エスパルスを迎えたセレッソ。ボールを握り、良い入りを見せたが、前半14分にアクシデントが発生。キャプテンの清武弘嗣が相手選手のタックルを受け、左足を痛めて交代を余儀なくされた。加藤陸次樹を投入し、[4-4-2]に布陣を変えて臨んだ中、35分に失点。サイドからのクロスに対応したマテイ ヨニッチのクリアがオウンゴールとなり、清水に先制を許した。ただし、後半はセレッソが明確に試合を支配。両サイドからのクロスを中心に攻め込むと、76分、鈴木徳真のCKに舩木翔が頭で合わせて同点に。舩木にとっては嬉しいJ1初ゴールとなった。
4-1で勝利した第6節のような、“いい守備からのいい攻撃”を何度、繰り出していけるかもカギになる。川崎がホームでの借りを返すべく、強い気持ちで向かってくることは明白。序盤から押し込む形を多く作ってくることも予想されるだけに、セレッソとしては、受けに入り過ぎない姿勢も心掛けたい。ここにきて、主力にけが人が複数出る厳しい状況だが、「こういう時こそ全員で一丸となって、次の川崎フロンターレ戦に向かっていきたい」と前節の試合後に小菊監督は話した。公開された6月28、29日の練習では、選手たちは気持ちの入った強度の高いトレーニングを披露。「明日に向けて、いい準備ができた」と奥埜も話す。
(文=小田尚史)
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