セレッソ大阪【J1リーグ第19節 C大阪vs. 川崎】“王者”相手に、前回対戦に続く勝利を目指す今節。連動した攻守がカギに

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【CEREZO OSAKA】

7月に入り、暑さは厳しさを増す中、セレッソ大阪はここから公式戦5連戦を戦う。リーグ戦では、現状の“トップ3”との3連戦に、敵地での“大阪ダービー”。さらには名古屋グランパスとの天皇杯4回戦も控えており、まさに今季の命運を握るシリーズとなる。もっとも、先を見るのではなく、まずは目の前の試合、王者・川崎フロンターレをホームに迎える明治安田J1第19節で、リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指す。

前節はホームに清水エスパルスを迎えたセレッソ。ボールを握り、良い入りを見せたが、前半14分にアクシデントが発生。キャプテンの清武弘嗣が相手選手のタックルを受け、左足を痛めて交代を余儀なくされた。加藤陸次樹を投入し、[4-4-2]に布陣を変えて臨んだ中、35分に失点。サイドからのクロスに対応したマテイ ヨニッチのクリアがオウンゴールとなり、清水に先制を許した。ただし、後半はセレッソが明確に試合を支配。両サイドからのクロスを中心に攻め込むと、76分、鈴木徳真のCKに舩木翔が頭で合わせて同点に。舩木にとっては嬉しいJ1初ゴールとなった。

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一気にボルテージが上がったスタジアムの応援を背に、最後まで逆転を目指したセレッソだったが、試合は1-1で終了。勝点3を奪うことはできなかった。ただし、前半のアクシデントを乗り越えて得た勝点1の価値も大きい。「チームの総合力が問われた中、今まで大事にしてきた全員で積極的にボールを奪いにいく、ゴールへ向かうサッカーを最後まで全力でやってくれて、同点、もう少しで逆転まで攻め続けたことを誇らしく思います」と試合後は小菊昭雄監督も選手を称える言葉を残した。そうした一体感を持ちながら迎える今節の相手は、現在3位の川崎。言わずと知れたJ1リーグ2連覇中の王者だが、直近のリーグ戦5試合は1勝2分2敗。天皇杯3回戦でもJ2の東京ヴェルディに0-1で敗れるなど、決して盤石ではなく、セレッソにも付け入る隙はある。まずは川崎のパスワークを連動した守備で寸断することがポイント。なるべく深い位置まで進入させないよう、相手を自陣のゴールから遠ざける守備を目指したい。

4-1で勝利した第6節のような、“いい守備からのいい攻撃”を何度、繰り出していけるかもカギになる。川崎がホームでの借りを返すべく、強い気持ちで向かってくることは明白。序盤から押し込む形を多く作ってくることも予想されるだけに、セレッソとしては、受けに入り過ぎない姿勢も心掛けたい。ここにきて、主力にけが人が複数出る厳しい状況だが、「こういう時こそ全員で一丸となって、次の川崎フロンターレ戦に向かっていきたい」と前節の試合後に小菊監督は話した。公開された6月28、29日の練習では、選手たちは気持ちの入った強度の高いトレーニングを披露。「明日に向けて、いい準備ができた」と奥埜も話す。

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暑さも厳しい中、苦しい時間帯は必ず訪れるだろう。ホームでできることも力に変えて、スタジアム全体で相手を迎え撃つパワーを発揮し、今後へ向けて大きな意味を持つ勝利を掴み取りたい。
(文=小田尚史)
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