ジローナ、昇格プレーオフ制す
ラ・リーガ・スマートバンク6位で進出したプレーオフでは、準決勝で同3位のエイバルを撃破。テネリフェとの決勝ではホームの第1戦を0ー0で終えた後、敵地の第2戦を3ー1で制した。その第2戦はクリスティアン・ストゥアーニのPKで先制。一度は同点とされたが、ホセ・レオンのオウンゴールで勝ち越し、アルナウ・マルティネスがダメ押しの3点目を決めた。
ジローナにとって、今夏に始まる2022/23シーズンはクラブ史上3度目のラ・リーガ・サンタンデール挑戦となる。初めてトップリーグに臨んだ2017/18シーズンは10位と躍進。翌2018/19シーズンは18位で降格している。
以降の2シーズンはいずれも昇格プレーオフ決勝まで勝ち上がりながら、2019/20シーズンはエルチェ、2020/21シーズンはラージョ・バジェカーノに敗れた。三度目の正直となった今回の昇格決定当日には、同じくジローナをホームタウンとするバスケットボールチーム、バスケット・ジローナもトップリーグ昇格を果たしている。
ジローナFCの創立は1930年で、1934年には初めて当時の2部リーグに昇格した。だがその後は長らくプロカテゴリーから遠ざかり、1959年から2008年までは3部以下にとどまり続けた。
そんなクラブの歴史が変わったのは2008年のラ・リーガ・スマートバンク昇格からだ。この成功をきっかけにクラブは力をつけ、数度の試みの末2016/17シーズンに初のラ・リーガ・サンタンデール昇格を果たした。
そのレアル・マドリー戦でもゴールを挙げたストゥアーニは、同シーズンに19ゴールを記録。オフには多数のオファーを受けたが、クラブのプロジェクトを信じてラ・リーガ・スマートバンクへ降格したジローナに残留した。以降ジローナは3シーズン連続でプレーオフ決勝にたどり着いた末、とうとうミチェル監督の指揮下でラ・リーガ・サンタンデール復帰を実現。来季は1万2000人収容のエスタディオ・モンティリビを舞台に、再び世界最高峰のリーグに挑戦する。
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