青木瀬令奈 65のサンデーチャージはコース新

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

ブリヂストンレディスオープン 袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)最終日

 難度が増せば、私の出番ーとばかりに、青木瀬令奈がこの日のベストスコア65をマーク。通算10アンダー、3位タイへ食い込んだ。何が何でも優勝を目指す。印象に残ったのは、パー5の18番第3打だろう。池の手前から101ヤード。得意の距離だ。52度から放たされたショットはピンへ一直線。カップ手前3メートルから、60センチに寄った。

 ただし、悔しそうな表情で、「直接、カップインしなければいけないことはわかっていた。ピンへ寄って嬉しいより、入らなかった。残念…という感じかなぁ」。

 また、第3日まで1メートル前後のバーディーチャンスが、何度もカップに嫌われた。前日まで、フラストレーションが充満したと明かす。「これでは終われない。きのうの16番から、思い切ってアドレスを変更した。勇気を持って。最終日、スコアを伸ばせたのもそれがきっかけです」と舞台裏を話した。

 即効のアドレスは、通常より位置をボールひとつ分、遠くに。その上で、グリップを握る手は少しハンドダウンへ変更した。「上半身の力を抜き、ヘッドの動きがイン・トゥ・インです。スムーズなストロークができて、最終日はたくさんのバーディーパットが決まった」と説明。23パットである。トーナメントコースレコードを記録した原動力になった。

 ここ数戦、惜敗が続く。「勝ち切れないのは、なぜでしょう」と、自問自答する日々を送っているが、好調期間が長いことは好材料だろう。

 ちなみに、過去2勝は6月にあげている。それだけに、5月のラスト開催の次週は、黄金の6月へ向け、第1日からフル回転しなければならない。
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