早大4年・井川龍人、日本選手権1万メートルで16着 更なる成長誓う

チーム・協会

【早稲田スポーツ新聞会】

第106回日本選手権1万メートル 5月7日 東京・国立競技場
【早稲田スポーツ新聞会】記事 湯口賢人、写真 戸祭華子、及川知世

曇天の空を吹き飛ばすかのような熱気の中、国立競技場で日本選手権1万メートルが行われた。日本の頂点を決めるこの大会に早大からは井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)が出場。練習の疲労が残る中で、井川は最後まで自分のペースを崩すことなく、16着(タイムレース19位)でレースを終えた。

スタート前より、不調を感じていた井川は集団後方でゆっくりと自分のペースでレースに入った。しかし、実際に走ってみると「すごく楽に最初の2000メートルまでは入れた」という。集団は3000メートル過ぎまで崩れず、トラック1周を65秒ペースで走り、井川自身も順位を変動させることなく、安定した走りを見せた。

集団後方を走る井川 【早稲田スポーツ新聞会】

8周目に入ってから、先頭の選手に引っ張られる形で集団がスピードアップ。井川もペースを上げ、落ちてきた選手をかわし、順位を上げていく。しかし、6000メートルあたりで先頭集団に離され、一緒に落ちてきた選手と第二集団を形成。途中まで並走していたものの、7000メートル地点からは単独走に。一人になった後は、他の選手の位置を確認しながら、一定のリズムでレースを進めていく。最後の1周でスパートをかけ、16着でゴールした。

レース後、今回のタイムとレースを「最低限」と評した井川。練習の段階から日本選手権のレベルに達していなかったと自身の走りを厳しく振り返った。しかし、疲労や不調などの不安材料があるなかで、タイム自体は昨年の同大会よりも約50秒縮まっており、一定の成果も残している。次の目標は関東学生対校選手権(関カレ)での表彰台。大学ラストイヤーで思いを新たに、井川はハイレベルな戦いに身を投じていく。

ゴールする井川 【早稲田スポーツ新聞会】

結果

▽男子1万メートルタイムレース

2組
井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)  28分23秒16 (16着)

コメント

井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)

――今日の調子はいかがでしたか

疲労が抜け切らない状態が続いていて、正直今日走っても良いのかなというくらい調子は悪かったです。

――練習の疲労ですか

そうですね。練習の疲労で上手く合わせることができなかったです。

――久々のレースだったと思うのですが、影響はありましたか

あまり無いと思いますが、結構故障などがずっと続いていたので、ギリギリになって結構詰めてしまった感じはありました。

――レース前はどういった目標を立てていましたか

調子が悪いのは感じていたので、落ち着いて、後ろの方でもゆったりと入って、余裕があれば落ちてきた人たちをかわしながら少しずつ前に上げられたらいいなと思っていました。

――走り始めてからの調子はどのように感じていましたか

昨日刺激をした感覚が残っていたので、それに比べるとすごく楽に最初の2000メートルまでは入れていたので、もしかしたら行けるんじゃないかなとそこまでは思っていました。

――中盤まで集団の中にいましたが、走りやすさはいかがでしたか

トップレベルのレースということで上げ下げもほとんどく、落ち着いて走ることができました。

――6000メートルを過ぎたあたりから集団から遅れましたが、付いていけなくなったかたちですか

そうです。

――最後は単独走になりましたが、どういったことを考えながら走っていましたか

リズムを保てればある程度ペースは保てると思っていたので、途中ラップを測りながら、リズムを落とさないように意識していました。

――レース全体を振り返っていかがですか

今までだったらもっと早く離れてしまっていたところを少し粘れるようになったというのと、1人になった時に(ペースが)落ちなかったというのが、今回良かったかなと思っています。

――調子が悪かったことも踏まえ、今日のタイムと順位はどう捉えていますか

最低限という感じです。

――昨年のこの大会は出ることが目標になってしまっていて、次は出るだけではなく上の方で戦えるようにしたい、と以前おっしゃっていましたが、そういった目標に対する達成度はご自身ではどう感じていますか

正直練習の段階から今回はそのレベルには達すことができていなかったなという風に感じています。1年を通してまだ甘かった部分があったなと思います。

――次に向けての意気込みをお願いします

日本選手権を走って、高いレベルのレースを経験することができたので、関カレ(関東学生対校選手権)でしっかり表彰台に乗れるようにしたいと思います。
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著者プロフィール

早稲田大学競技スポーツセンター

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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