<国内男子ゴルフ>和合→宮城・女川へ! げんちゃんがきょうもゆく
【感謝の気持ちです©JGTOimages】
名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県) ▼ 事前情報6557yard・パー70 ▼ 5月2日(大会翌日)
5月1日に最終日を迎えた「中日クラウンズ」で稲森佑貴(いなもり・ゆうき)が真骨頂の通算3勝目を飾った。
土砂降りの雨とギャラリーの傘をかき分け18番グリーンに駆けつけたのは、前・選手会長のげんちゃんこと時松隆光(ときまつ・りゅうこう)。
【ゆうきの凄さは昔からとにかく曲げないこと】
「凄いな」と、改めて稲森の曲げないゴルフに驚嘆しながら「おめでとう」と、祝福したが、時松もこの日は「66」の好スコア。通算10アンダーの4位タイに食い込み、大会3年ぶりの有観客試合で輝いた。
首位と5差の11位タイから出た最終日は石川遼と、2週連続優勝を狙った地元愛知の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)と大勢の観客を引き連れてプレー。
「僕にも、いつもより多めに応援していただけた」と恐縮したが、本名の「源蔵」から名付いた「げんちゃん」の呼び声が、大雨の傘からいくつも聞こえた。
【©JGTOimages】
「頭を下げるだけではお客さんまで見えない」と、昨秋頃から「ふと思って」始めたげんちゃん流のパフォーマンスだ。
同時にどれだけ多くの方々に支えられているかを痛感し、「感謝の気持ちを忘れないように」。要職はいったん退いても、思いは継続。
新体制でも理事として残り、今年は「ジュニアゴルフ委員長」に就任した。
最初の公式イベントとして、来週5月8日にJGTO会長の青木功と共に、選手会監事の阿久津未来也(あくつ・みきや)と桂川を伴い、宮城県女川町を訪問。スナッグゴルフの体験会で、地元の子どもたちとふれあいの時間を持つ予定だ。
3年ぶりに歓声が戻った先週の和合でも、連休初めのお子様連れを多く見かけて嬉しかった。
「ちっちゃい子にもゴルフの楽しさ知ってもらって、将来はプロゴルファーになりたいな、って思ってもらえるのが一番」と思いを語り、「来週は阿久津選手と桂川選手と宮城に伺います。みなさんにも僕らの気持ちが伝わるように、一生懸命がんばりますので、よろしくお願いしますね」と、大事なイベントに先駆けて、和合から宮城の子どもたちへメッセージを届けた。
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