<国内男子ゴルフ>大学アマがひしめく大会で「僕はみんなより1年早く…」学生プロ・平田憲聖の心意気

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【平田は左から2番目。大学先輩の大堀と、レジェンド倉本に挟まれて有意義な1日。右端の青山も大院大出身。一大勢力図】

■2022年第3戦「関西オープンゴルフ選手権競技」4月14日ー17日
よみうりカントリークラブ(兵庫県)/ 7180yard・par71 ▼ 13日(事前情報)

主に関西のアマチュア選手を統括する「関西ゴルフ連盟(KGU)」主催の今大会は、総勢24人のアマチュア選手が出場。

付属高校を含めてうち8人が、大阪府吹田市にある関西のゴルフ部強豪「大阪学院大学」の学生さんで占めるが、4年生の平田憲聖(ひらた・けんせい)は、すでにアマではない。

同大学初の学生プロとして、今季から活動を始めた。

ファイナルQT2位の資格でデビュー戦を飾った先々週の「東建ホームメイトカップ」ではさっそく洗礼を受けた。
「アマとして出るプロの試合と、1打の重みがぜんぜん違った。2日間ともとても苦しいラウンドになりました」と、2打足りずに予選落ちを喫した。

「風が強くて、コースも難しくて、思っているようなマネジメントができなかった。要所要所でチャンスは作れても、それを生かし切れなかった」と、賞金が発生する決勝ラウンドに進めなかった落胆も、アマで出ていた時とは全然違った。

「やっぱり、グリーン周りで技術の差が出たと思う」と、消沈して帰宅した。

昨年のサードQT突破を契機にプロ転向を決意したが、大学にとっては有望選手の流出が部内の戦力低下につながりかねず、けっして歓迎できることではない。

それでも大学側は、平田の思いを尊重してくださったばかりか、在学したままプロ活動を始めることを快諾してくださった。

今週のデビュー2戦目に当たっては、平田のために事前の練習ラウンドをセッティングしてくださったのは、ゴルフ部の井上尚彦・監督という。

開幕前日の13日は、大学OBの大堀裕次郎(おおほり・ゆうじろう)と青山剛(あおやま・ごう)を交えて、永久シード選手の倉本昌弘と9ホールをプレー。

会場のよみうりカントリークラブは吹田市の自宅からも車で40分の立地にあり、月に1度のペースで部活練習にも来るそうだが「特に、グリーン回りのセッティングが普段とはぜんぜん違う。プロのみなさんは、そういう難しいところからでも簡単に寄せてパーを取られる。見ていてものすごく勉強になりました」と、本戦前に課題の小技を焼き付けることができた。

倉本も「飛距離も遜色ないし、良いものを持っている。あとはとにかくツアーのコースに慣れること」と、平田にエールを贈った。

今週、キャディをしてくれる重友稜央(しげとも・りょう)は、今春卒業したばかりの1学年先輩だが昨年のQTは、セカンドで失敗。

来季のツアー出場を目指しており2人共に、最高の学びの場。
在校生8人の中で、唯一プロの肩書きを持って闘う平田には改めて、自身が置かれた立ち位置を、再確認できる場所でもある。

「まだアマチュアの同級生や後輩も、みんなツアーで活躍することを目指している。その中で、僕はみんなよりも1年早く、プロにならせていただきました。そういうプライドや、自覚は常に忘れないように、来年卒業するときにはシード選手として活躍ができるように、ここからまた一生懸命頑張っていきたいです」。

学生アマがひしめく舞台で、大学唯一の学生プロが気合いを入れた。
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