スポーツ界及び他産業界の先駆者が集結!「INNOVATION LEAGUE 2021」ネットワーキングイベント開催!
【INNOVATION LEAGUE】
イベントの冒頭にSPORTS TECH TOKYO大曽根一平氏から開会挨拶があった後、CIC Japanディレクターの名倉勝氏が登壇、「スポーツテックの可能性を感じていますし、この場所を起点にヘルスケアやフードテックも含めてイノベーションが起こることを期待しています」と激励のメッセージがあった。
イベントの冒頭、開会の挨拶をするSPORTS TECH TOKYO 大曽根一平氏 【INNOVATION LEAGUE】
その後、スポーツ界のフロントランナーをお招きし、先進的事例や知見を発表するスペシャルトークセッションが実施された。
『スポーツテック×ビジネスローの課題と可能性』
ファンタジースポーツなど新たなスポーツコンテンツの盛り上がりに伴い、注目を集めるスポーツデータについて稲垣氏は「これまで日本におけるスポーツデータの活用はメディアが中心となっていましたが、一方でアメリカに目を移すとスポーツデータが巨額で取引をされており、昨今盛り上がりを見せているファンタジースポーツでは試合結果や得点などを予想する際にデータが必要になってきます。日本でも今後スポーツデータがより重要になっていきますが、権利は誰が保有していて・どのような商流で扱われるのか等、整備されていない部分が多く残されている」と、弁護士の視点からスポーツデータの重要性について語った。
元ロサンゼルス・ドジャース職員の佐藤弥生氏(写真左)と西村あさひ法律事務所の稲垣弘則氏(写真右) 【INNOVATION LEAGUE】
『スポーツが持つ“価値”の多様化と可視化の潮流』
コロナ禍におけるスポンサーパートナーシップについて白坂氏は「試合が開催できずファンへ直接的な露出ができない期間において、球団はスポンサーの企業さんと一緒にどんなアクティベーションができるのか、繰り返しトライアンドエラーをさせていただきました。パ・リーグの6球団のコンテンツをそのままお渡しするだけに留まらず、企業さんが持つ課題やアセットと掛け合わせて価値を最大化することを考えています」と語り、チーム単体ではなくリーグとしてスポンサーセールス、アクティベーションができることの強みについて明かした。
パシフィックリーグマーケティング株式会社 白坂智司氏(写真左)とマンチェスターシティ 西脇智洋氏(写真右) 【INNOVATION LEAGUE】
参加者からもさまざまな質問が飛び交うなか、スペシャルトークセッションは終了。その後は参加者・登壇者・関係者によるネットワーキングへと移り、会場の至るところでフランクな交流が行われた。
ネットワーキングセッションの様子 【INNOVATION LEAGUE】
INNOVATION LEAGUE2021はいよいよ佳境へ
コロナ禍で変化を求められた2年間を経て、スポーツ界は来たる2022年どのような進化・深化を見せるのだろうか。INNOVATION LEAGUE2021から生まれるコラボレーションやアイデアが、どのようにスポーツシーンを変革していくのか今から楽しみである。
『アスリートと社会を紡ぐ』をミッションとしたNPO法人izm 代表理事。スポーツおよびアスリートの価値向上を目的に、コンテンツ・マーケティング支援および教育・キャリア支援の事業を展開している。2019年末に『アスリートのためのソーシャルメディア活用術』を出版。
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