【オリ×パラ競技徹底比較!】7人制ラグビーと車いすラグビーの歴史や世界ランクは?
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【日本財団パラリンピックサポートセンター】
最新の世界ランキングでは3位! 金メダルを狙う車いすラグビー
ラグビーファミリーの一員として戦う車いすラグビーはメダル候補の一角だ。右は7人制ラグビー男子日本代表の世界ランキング 【日本財団パラリンピックサポートセンター】
車いすラグビーの発祥はカナダ! 2000年のシドニー大会から正式競技に
ラグビーの発祥といえばイギリスのイメージだが、車いすラグビーの母国はカナダだ 【日本財団パラリンピックサポートセンター】
一方、車いすラグビーの歴史はまだ浅く、1977年、カナダ・マニトバ州のウィニペグで考案され、以来、欧米を中心に広く普及している。当初はその激しさから「マーダーボール/MurderBall」(殺人球技)と呼ばれるなど、パラリンピック競技随一の激しさでも知られる。パラリンピックはシドニー大会(2000年)から正式競技に採用されていて、ラグビーの盛んなオーストラリアやニュージーランドも過去に金メダルを獲得している。
車いすラグビーでは円球を使用! ボールは前に運んでもOK
円球をトライラインまで運ぶ車いすラグビーは、前方へのパスも認められている 【日本財団パラリンピックサポートセンター】
さらに、車いすラグビーと7人制ラグビーでは使用するボールの形も異なる。後者は15人制同様、「楕円球」を使用するのに対し、前者はバレーボールの5号球をもとに開発された「円球」を使用する。また、脚を欠損している選手は膝の上でボールを保持することができないため、競技用車いすに専用のボール置きも装着されている。
EXTRA EDITION
ラグビーニュージーランド代表・オールブラックスが、キックオフ前に披露することで知られる「ハカ」。先住民マオリの伝統的な踊りで、その圧倒的な迫力は見るものをひきつける。
「ハカ」は、今や15人制ラグビーに限らず多くのニュージーランド代表のスポーツチームが試合前に取り入れており、車いすラグビー代表・ウィールブラックスもそのひとつ。全身と車いすを使って繰り広げられるハカは想像を上回る迫力で、ラグビーファンならずとも一見の価値がある。
試合前の恒例となってい“ウィールブラックス”のハカ(写真は2015 ジャパンパラ ウィルチェアーラグビー競技大会) 【photo by X-1】
text by TEAM A
key visual by ,Getty Images Sport
※本記事は2021年7月に「パラサポWEB」に掲載されたものです。
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