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高橋学

【フットサル日本代表/WEB取材】「自分が他の選手と比べて優れているとは思っていない」。19歳でフットサルのGKを始め、W杯出場のチャンスが目前に近づく矢澤大夢の心境は。

SAL

フットサルワールドカップ開幕まで残り2カ月を切り、いよいよ本大会モードへ切り替わっている日本代表。その中でもゴレイロのポジションは競争が熾烈で試合中、ピッチに立てる選手は一人しかいない。

そんな唯一無二のポジションに、矢澤大夢は立とうとしている。しかし矢澤がGKを始めたのは19歳のとき。そんな矢澤はW杯を目前に控える代表メンバーに選ばれていることについて、自分自身はどう感じているのか。そして、矢澤自身が考える代表での立ち位置とは。

日本代表がいい結果を残せるための力になれるように

──Fリーグの試合を見ていてもGKは選手層がかなり厚いと感じますがその中でW杯を直前に控えるこのタイミングで代表活動に呼ばれていることを矢澤選手自身どう捉えていますか?

今回、選ばれなかったFリーグで出場しているGKの選手たちと比べて、僕はそんなに差がない。僕は4年前、トルクメニスタンで若い世代の代表(25歳以下)でアジアインドア・マーシャルアーツゲームズに出場した経験も含めて選んでいただいたと思っている。自分が他の選手と比べて優れているとは思っていないですし、自分としてはこの代表がW杯で少しでもいい結果を出すために全力を注いでいきたいです。

──とはいえピレス・イゴール選手、関口優志選手とも実力では競っていると思いますが自分のストロングポイントは改めてどこになりますか?

「ディストリビューション」と言って攻撃参加のところが2人ともすごく上手なので、そこは僕が劣っていると感じています。逆に自分の強みである1対1だったり、シュートストップというところはズバ抜けて2人よりいいとは思っていませんが、そこは自分のストロングポイントだと思っています。

──大分で攻撃参加する回数は多いと思うがW杯へ向けて自分を高めたいと意識したことは?

クラブと代表では攻撃参加という面で全く違うところがあります。簡単に言うと、大分ではゴールに直結するような攻撃参加。代表ではプレス回避をするための攻撃の起点になるようなことが求められています。種類は違いますけど、バックパスが来たときにでもいかに冷静に、一番いいところにボールを配球できるか。一見簡単そうに見えますがそれがすごく難しい。それはもちろんチームでも意識してやっていましたけど、ただやはり、先ほども言ったように種類が違うこともあって、代表に行くと攻撃への関わりが全く違うので自分の中でそこは課題だと感じています。今回のキャンプはいつもより長いので、代表モードに切り替えて合わせていきたいと思っています。

──今回のトレーニングキャンプでは内山慶太郎GKコーチとどんなことを取り組んでいますか?

シュートストップに関してはGK陣みんなすごく止めれていて、あまり言うことはないという感じですが、パス回しに参加したりカウンターでいい場所にスローするところのチョイスだったりを代表ではチャレンジしていますし、そこに重きを置いている。そこがすごく大切ですが難しいですね。

──アジアインドア・マーシャルアーツゲームズでタイ代表などアジア各国のチームと対戦経験はあると思いますが世界のトップレベルの代表チームとの対戦経験はない。W杯本番前にそういった国と対戦する機会がありますがそこで確認したいことは?

アルゼンチンとはフウガドールすみだ時代に出場はしていませんがベンチから試合を見ることができました。海外の強豪と対戦するときの独特な緊張感だったり、迫力が今までより全く違う試合になるので、そうなったときに相手に関わらずいつでも自分のベストパフォーマンスを出せるようにするのが一番。それは自分もそうですがチーム全体も相手によって多少はメンタルの揺らぎがあると思う。そういうことをGKという一番後ろのポジションが感じないといけないので、そうなったときのゲームマネジメントを意識していきたいと思っています。

──このままメンバーに選ばれ続ければW杯での経験は矢澤選手のキャリアにとってもすごく大きなものになると思います。19歳でフットサルのGKを始めて、キャリアのスタートが遅いとはいえW杯に出場できるかもしれないチャンスが目前に迫ってきていることを矢澤選手本人はどのように感じていますか?

GKをやり始めたときは、まさか自分がW杯に行くとは思っていませんでした。こうやってチャンスがもらえるポジションに来たことはとても嬉しいですけど、それよりも「日本代表がいい結果を残せるための力になれるように」という気持ちが自分の中では強いです。

──フットサルを始めるまでGKの経験はありませんでしたがGKを始めようと思ったきっかけは?

身長の高さもそうですし、動体視力も良かったので19歳のときに「フットサルのGKに挑戦しよう」と決めて名古屋オーシャンズのサテライトのトライアウトを受けたことがきっかけです。

──名古屋を移籍し、ヴォスクオーレ仙台やすみだと移籍を重ね様々なチームでプレーしたことでプラスに働いたと感じていることは何かありますか?

例えば僕が最初に移籍した仙台はずっと下位に位置しているチームだったので、そこで自分はチームにどういう関わりをしなければいけないのか。フウガのときも同じでしたけど、移籍を重ねることによって自分を客観視して、自分はどういう立場なのか。自分は何をしなければいけないのかということを客観視する力はついたと思います。

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