<国内男子ゴルフ>ますます加速する新人。史上初の2週連続Vがかかる金谷拓実

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【まだまだ止まりませんよ】

■国内男子ゴルフ/日本最古のオープン競技復活「第86回関西オープンゴルフ選手権」(4月22日ー25日)/ 有馬ロイヤルゴルフ倶楽部(兵庫県)/ 事前情報

自分に猶予を与えない。つけ入る隙も見せたくない。
金谷拓実が、自分にいっそうムチを入れた。

「このモチベーションがあるうちに、どんどん勝ちたい」。

先週の2021年開幕戦で、20ー21シーズンのV2。
勝った翌週も、やっぱり火、水の練習ラウンドは2日間とも、親しい学生アマらと18ホール回って、初出場のコースをみっちり見て歩いた。

「人よりも準備しておけば、自信をもって臨めるし、スタート時点で差もついている」。
つい、こないだまで所属していたアマのナショナルチームで学んだことだ。

「今週も毎日同じように朝早く起きて、練習して、帰って準備をして。その繰り返し」。

ついでに言うならゲン担ぎの勝負メシも毎日同じ。
某ハンバーグチェーンのハンバーグを食べ続けて、気持ちを保つ。

「疲れは感じていますがそれが仕事だし、今勢いがあると思うし、立ち止まりたくない、というのはあります」。

最新の世界ランキングで初めて、東京五輪の代表資格がある日本勢2番手の76位に急浮上。
「松山さんに一緒に出ようと言われたことが、大きなモチベーションになっています」と、打ち明けたのは先週のV会見時。

あれから、またすぐ電話をして「松山さんに優勝報告して。今後のことだったり、いろいろ話をしました」と、今やるべき課題を再確認。

「世界ランキングをあげて、メジャーの出場資格や、出られる試合は全部出たいしトップ50に入ることで、世界選手権やPGAの試合だったり、チャンスも増える。松山さんにも50位以内に早く入れということは、言われました」と、偉大すぎる大学先輩に、さらに背中を押されて思いは加速。

昨10月にプロ転向したばかりの”新人”が、2週連続優勝を達成したら史上初。
しかし「そこは…、特に何もないですね」。
預金通帳も、貯まる一方だが賞金に対するこだわりも特になし。

記録にも、お金にも目もくれず、ただひたすらに今、金谷が追い求めているのは試合での勝ち星だ。

「優勝をたくさんすることが、今のステイタス。そのために練習している。とにかくどの試合でも毎週、毎週、優勝するという気持ちで100%出し切りたい」。
今週もスーパー新人の全力疾走が止まらない。

【練習ラウンドは、現役のナショナルチームの面々と。大会初日も、杉原さん(左)と一緒です】

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