【G大阪戦プレビュー】〜前節見えた「兆し」を、本物にする〜

清水エスパルス
チーム・協会

【@S-PULSE】

1週間ぶりの試合は、再び関西地方でのアウェイゲームになる。前節神戸戦は、2連敗で迎えた試合だった。2試合連続無得点と攻撃陣も不調だったなかで、エスパルスは先制に成功する。74分、相手コーナーキックを権田修一がキャッチしたところからカウンターがスタート。中山克広がドリブルで相手ゴール前まで迫り、左サイドのチアゴ サンタナに出す。そこからのクロスにファーでエウシーニョが合わせて先制に成功した。しかし喜びもつかの間、88分に古橋亨梧に4試合連続となるゴールを決められて土壇場でドローに追いつかれている。

ただ、この試合の内容は、中村慶太が「今シーズンのなかでは一番ボールを持てる時間が長かった」と言うほど、これまでにない成長を見せた試合だった。終盤に攻め込まれたことも影響して少し下がったものの、これまでの支配率を上回り50%近い数字。「前節少しだけ兆しが見えた」(中村)というのが、選手たちの実感だ。それを本物の強さに変えるのが、今節になる。

対するG大阪は、14日の水曜日に第18節を行っている。駅前不動産スタジアムに乗り込んだG大阪は、鳥栖と対戦。鳥栖は9試合で2失点しかしていないという鉄壁の守備を誇り、逆にG大阪は今季1得点も挙げられていなかった。そんな状況で、最初にチャンスをつかんだのはG大阪。11分に宇佐美貴史のミドルシュートは朴一圭がわずかに触ってゴールとはならない。32分にも、福田湧矢のクロスにボックス内で小野瀬康介がワントラップからシュートもディフェンスにブロックされる。後半は鳥栖にチャンスを作られるが、68分だった。左サイドの福田がファーをめがけてクロス。これを宇佐美がワントラップから逆サイドに流し込んで、G大阪の今季初得点を記録。最後までこの1点を守りきったG大阪が今季初勝利を挙げている。

エスパルスとしては、G大阪が今季未勝利、また今季無得点で迎えるよりは余計なプレッシャーがかからないかもしれない。だが、この勝利でG大阪は勢いに乗って来ることは間違いないだろう。エスパルスは中6日と日程的には余裕があり、G大阪は中3日と厳しい。これまでの傾向であれば、相手はターンオーバーで戦ってくることも予想される。それでも前節は出番のなかった元エスパルスのチアゴ アウベス、昨季広島で15得点を挙げたレアンドロ・ペレイラなど個で打開できる選手も揃っており警戒が必要だ。今季これまでエスパルスは76分以降の失点はリーグ最多タイの5失点。前節に同点ゴールを決められたこの時間帯は、特に警戒したいところだ。

リーグも今節が第10節となる。エスパルスはこれまで2勝3分4敗で勝ち点9となっている。昨季が10試合を終えた時点で勝ち点9だったことから、今節で勝点を挙げることができれば、まずは昨季を上回るペースとなる。まずはそこを超えること。そして4試合ぶりの勝負を挙げて、ここからはじまる怒涛の7連戦の足がかりにしたい。

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2021 明治安田J1リーグ 第10節
4月18日(日)17:00キックオフ
ガンバ大阪vs. 清水エスパルス
@パナソニック スタジアム 吹田
<放送>
DAZN
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チーム名の「S-PULSE」は、「サッカー・清水・静岡」の頭文字Sと、サッカーを愛する県民、市民の胸の高鳴りとスピリットを表現するため、英語で「心臓の鼓動」を意味するPULSEを組み合わせて名付けられました。 1993年に「オリジナル10」の一つとしてJリーグ開幕を迎え、クラブの歴史がスタートしました。 こちらのサイトではチームや試合、イベントなど様々な情報をお届けいたします

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