五輪聖火リレー、福島のプロサーファーが復興への想いつなぐ
【Photo by Tokyo 2020】
南相馬市区間では、JPSAロングボードの佐藤広プロが、震災からの復興や、地元のスポーツ振興に貢献したいとの思いを込めて聖火をつないだ。
佐藤広プロ 【Photo by Tokyo 2020】
震災後は、千葉・鴨川に避難してプロサーファーとしての活動を続け、2017年に地元の南相馬に戻った。千葉では多くのプロアスリートが地元の小学生にそれぞれの競技を教えており、自身も福島に戻ってから「南相馬市のサーフツーリズム、震災からの復興、地元のスポーツ振興に貢献したい」との思いで、県内の小中学生を対象に無料のサーフィンスクールを始めた。
震災前から北泉海水浴場のライフセーバーとしても活動しており、2019年夏から再開された海水浴場で「海の楽しさだけでなく怖さも同時に伝えていこう」と努めている。
2019年「北泉プロ」にて 【Photo by JPSA】
聖火リレーへの参加にあたり、「海のない飯舘村からでも国内トップ10に入るプロサーファーになれるという夢を子供たちに伝え、北泉からサーフィンのオリンピック選手を出したい」と語った。
グランドスタートセレモニーではアンバサダーの石原さとみとパラリンピアンの田口亜希が聖火皿に点火を行った 【Photo by Tokyo 2020】
文・THE SURF NEWS編集部
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