降格圏に沈む18位エルチェとその1つ上の順位の17位エイバルの対戦。1部残留の為に負けられないこの試合で、乾と武藤は揃ってベンチスタート。これまでのリーグ戦ではどちらかの選手が先発で出場しており、日本人選手不在のスタートはこの試合が初めてとなった。

　スコアを動かしたのはホームのエルチェだった。33分、ショートコーナーで右サイドからクロスを上げると、頭で合わせたのはダニ・カルヴォ。エルチェのセンターバックに今季初ゴールを奪われ、エイバルは1点ビハインドを背負ってしまう。

攻撃のキーマンである右サイドハーフのブライアン・ヒルも相手2人のディフェンスに封じられ、攻撃のエンジンが掛からないまま前半を0-1で折り返す。

1点返したいエイバルはファーストチョイスに武藤を投入。フォワードのセルジ・エンリクと代わり、57分にピッチに入る。75分には乾もゲームに加わり、チームは勝利を目指した。

しかしエイバルはボールを保持するも、ゴールに結びつけることはできない。遂に前半の失点からスコアは動かず、このまま0-1でゲーム終了。エイバルはこれで7試合勝利無しと、残留争いで苦戦を強いられている。