<国内男子ゴルフ>2020賞金で念願のマイカー購入…! 石坂友宏のオフ報告

チーム・協会

【片山さん(右)とのラウンドは、いつも刺激で一杯です(昨年11月撮)。】

昨年の「ダンロップフェニックス」で、金谷拓実との学生プロ対決で話題を集めた。石坂友宏は、コロナ禍中の希少なチャンスを生かした期待の新人。

異例の2020年は、開催6試合のうち4試合の出場が実現。賞金ランクは15位で、2シーズン統合の2021年を迎える。

4月予定の開幕に向けて、茨城県稲敷市の大学寮を拠点に調整に励む。

日本ウェルネススポーツ高校→大学への進学を選択したのはゴルフ部活動を優先しながら、必要単位を取得できるという恵まれた学内環境だったから。

1学年先輩の小斉平優和(こさいひらゆうわ)は、同・高校時に転向を決めたが、「プロ入り後も引き続き、学校のバックアップを受けられる。ゴルフに没頭できる」と石坂は、当初の予定どおりに大学2年の2019年に、QTに初挑戦。同ランク25位での出場資格を得て、昨年から両立生活をスタートさせた。

部活メニューはざっと、月・木曜日の午前がトレーニング。
両日午後から茨城県のセベ・バレステロスGCでハーフラウンド。
火・水曜日は、千葉県の成田GCで18ホールを回り、週末は自主練習……が、おおよそ1週間のルーティン。

「一応、スケジュールはありますけど、それも強制ではありません。部員は、同級生の稲見萌寧さんなど、男女プロも含めて35人いますが、合同練習に来るのは毎回平均10〜15人ほど。自由に参加できます」と、プロ転向後もツアーがない今時期は、石坂も出来るだけ部活に出るようにしている。

主にスポーツの普及や促進、発展を学ぶプロモーション学部のレポートや課題は、通信教育と組み合わせれば、部活後に寮内でも密を気にせずこなせる。
授業時間も自分のペースで決められるから、時間に余裕のあるオフシーズンの今の間に集中して学べる。

学業の気晴らしは、小4まで続けた野球。
たまにチームメイトとキャッチボールで息を抜きつつ、文武両道に拍車をかけて、開幕準備にまい進する。

今月20日には、テーラーメイド社のオンライン新作発表会に若き一員として参加。
昨年のクラブ使用契約に続いて、今年から同社のウェアを着て戦えることになった。
世界ランク1位のジョンソンやウッズ、マキロイら、錚々たるチームの仲間入りを果たして、「嬉しく思うとともに、気が引き締まる思い。メーカーさんの看板を背負うつもりでプレーしたい」と、気持ちも新た。

昨年末には、片山晋呉に再びゴルフに誘われた。

片山のインスタライブの書き込み欄に、石坂が自己紹介を添えて挨拶文を送ったことから声をかけてもらえるようになって以来、4度目となる練習ラウンドもまた、「本当に勉強になることばかり。今回はバンカーショットの打ち方を教えていただきました」と、感謝。
昨11月の「ダンロップフェニックス」で、金谷とのプレーオフに惜しくも敗れた際には「次こそ勝て」と、即届いたあの時のメッセージもいま改めて、しっかりと噛みしめる。

このオフ、昨年の獲得賞金約1000万円で念願のマイカーを購入。先週の24日・日曜日には、神奈川県横須賀市の実家で納車式も済ませた。
お気に入りのドライブソングは、大好きな清水翔太さんの最新曲のほか、中西保志さんや郷ひろみさんなど。
「昭和のウタもよく聞きます」と、平成11年生まれの幅広い選曲も、4月から再び始まる予定の転戦生活を盛り上げてくれそう。
「今年は年間2勝と賞金王を目指して頑張りたいです」。
早々からアクセル全開といきたい。

2021年も、よろしくお願いします! 【©JGTOimages】

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