2年ぶりの2桁勝利をかけて石川柊太がマウンドへ。前回好投の十亀剣にも注目【10/31パ・リーグ見どころ】

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2年ぶりの2桁勝利をかけて石川柊太がマウンドへ。前回好投の十亀剣にも注目

 10月31日の14時からメットライフドームで埼玉西武と福岡ソフトバンクの第22回戦が行われる。30日の試合では福岡ソフトバンクが終盤の埼玉西武の追い上げを逃げ切って勝利。この試合も勝利し、月間勝利数を「22」としたいところだ。一方の埼玉西武は、逆転CSへ向け、まずはカード成績を五分に戻したい。

【今季対戦成績】
埼玉西武→9勝11敗1分
福岡ソフトバンク→11勝9敗1分

【埼玉西武】十亀剣投手 7試合1勝1敗 19回 12奪三振、防御率6.16
【福岡ソフトバンク】石川柊太投手 16試合9勝3敗 102.2回 96奪三振、防御率2.54

 埼玉西武の先発は十亀剣だ。前回登板した10月24日は、福岡ソフトバンク打線に対して3回1失点、5奪三振と好投を見せている。31日の試合でも、同様のゲームメイクに期待したいところだ。対する福岡ソフトバンクは石川柊太投手が先発する。こちらも10月23日の前回登板で埼玉西武と対戦。7回1失点で9勝目を挙げている。同じ相手から連勝を飾り、2年ぶりの2桁勝利到達となるか注目だ。

 埼玉西武打線では中村剛也選手に注目。30日の試合では、3点ビハインドの状況でレフトスタンドへ9号2ランを運び反撃の狼煙を上げている。この試合でも、流れを引き寄せる一発に期待したい。対する福岡ソフトバンクは栗原陵矢に注目。こちらも30日の試合で16号2ランを放って主導権を大きく引き寄せている。

上昇気配の安田尚憲と右腕に好相性の島内宏明。4番の一打が試合のカギを握る

千葉ロッテマリーンズ・安田尚憲選手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 10月31日の14時からZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテと楽天イーグルスの第23回戦が行われる。30日の試合は先発・岸孝之投手の好投もあって楽天が勝利し、両チームのゲーム差は「1.5」となった。楽天が連勝でさらに詰め寄るか、千葉ロッテが連敗を止めて突き放すか。この試合の見どころを紹介していく。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→7勝15敗
楽天イーグルス→15勝7敗

【千葉ロッテ】二木康太投手 13試合7勝3敗 79.2回 64奪三振、防御率3.50
【楽天イーグルス】石橋良太投手 12試合1勝5敗 58回 43奪三振、防御率6.05

 千葉ロッテの先発は二木康太投手。前回登板のオリックス戦では、初回から打ち込まれるなど4回途中5失点と崩れ、自身の連勝が6で止まった。6月30日以来の対戦となる楽天を相手に、自身の投球からチームを連敗ストップへ導きたい。打線からは安田尚憲選手に注目だ。10月は打率.169と苦しんだ安田選手だが、29日、30日と2試合連続安打を放って復調の気配を見せた。7月5日の対戦でも安打を放った石橋良太投手を相手に、4番の一振りに期待したいところだ。

 楽天の先発は石橋良太投手。24日の北海道日本ハム戦では6回3失点と好投したものの、終盤に救援陣が逆転を許して2勝目とはならなかった。7月5日以来白星から遠ざかる右腕だが、ここ3試合は本塁打での失点が続いている。一発長打に警戒しながら、久しぶりの勝利を目指す。打線の注目は島内宏明選手。10月8日以来4番に座り続ける島内選手は、右投手に対しては打率.316の好成績を残しており、千葉ロッテ戦に対しては打率.333と相性の良さが光る。30日の試合では左腕・小島和哉投手に2打数無安打と苦しめられたが、右腕相手に本領発揮といきたい。

鬼門攻略を目指すアルバースが先発。対するは前回苦杯を喫した杉谷拳士

オリックス。バファローズ・アルバース投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 10月31日の14時から札幌ドームで北海道日本ハムとオリックスの第22回戦が行われる。30日の試合は山岡泰輔投手の完投でオリックスが勝利し、連敗を「4」で止めた。対戦成績が10勝ずつで並んだだけに、カード勝ち越しに向けて両チームとも負けられない戦いとなる。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→10勝10敗1分
オリックス→10勝10敗1分

【北海道日本ハム】河野竜生投手 10試合2勝4敗 48.1回 38奪三振、防御率5.59
【オリックス】アルバース投手 15試合4勝7敗 83.2回 64奪三振、防御率3.55

 北海道日本ハムの先発は河野竜投手。前回登板の楽天戦では、4回表に一発を浴びてリードを守ることができず、5回4失点でマウンドを降りた。8月以来となる中6日での登板で、どのような投球を見せてくれるか。打線の注目は杉谷拳士選手。30日は出場のなかった杉谷選手だが、29日の試合では12試合ぶりの先発出場で2安打を放ち、アピールに成功した。オリックス・アルバース投手に対しては7月の対戦時に3打数2安打と攻略に成功しており、この試合も先陣を切る活躍に期待したい。

 対するオリックスはアルバース投手が先発。24日の千葉ロッテ戦では、7回途中無失点の好投で4勝目を挙げた。北海道日本ハムに対して通算で3勝を挙げている左腕だが、日本での3年間、札幌ドームでは3試合に登板していずれも黒星を喫している。鬼門を攻略してチームを連勝に導くことはできるか。打線からは安達了一選手に注目したい。今季は北海道日本ハムに対して打率.354と好成績を残しており、30日の試合でも決勝の適時打を放って勝利に貢献した。前回対戦では3打数3安打と打ち込んだ河野竜生投手を相手に、この試合もバットで存在感を放つ。

福岡ソフトバンクはウエスタン最多勝を狙う大竹耕太郎が先発予定

福岡ソフトバンクホークス・大竹耕太郎投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 ウエスタン・リーグ公式戦、福岡ソフトバンク対阪神第21回戦は、タマホームスタジアム筑後で13時から行われる。福岡ソフトバンクは、リーグトップの6勝をマークしている大竹耕太郎投手が先発予定。10月25日の一軍登板では、埼玉西武相手に5回3安打1失点の好投を見せ、今季2勝目を挙げた。CSに向け、ファームで圧倒的な成績を残したいところだ。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→13勝5敗2分
阪神→5勝13敗2分

俊足巧打に磨きをかけたい北海道日本ハム・片岡奨人と宮田輝星

 イースタン・リーグ公式戦、北海道日本ハム対東京ヤクルト第14回戦は、ファイターズ鎌ケ谷スタジアムで12時30分から行われる。カード初戦は引き分けてしまったもののルーキーが奮闘。5番で出場した片岡奨人選手は勝ち越しの2点タイムリー含むマルチ安打。同じく2安打の育成・宮田輝星選手は盗塁も2つ成功させ、俊足巧打の持ち味を発揮した。来シーズンの飛躍のために最後の最後までアピールを続けたい。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→4勝5敗4分
東京ヤクルト→5勝4敗4分

好守もアピール! 埼玉西武の育成・中熊大智

 イースタン・リーグ公式戦、埼玉西武対巨人第15回戦は、CAR3219フィールドで12時30分から行われる。捕手ながら一塁手の起用に応える育成の中熊大智選手。30日の試合では守備で見事なバント処理を披露すると、打っても4打数1安打で打率.303。来シーズンの支配下昇格へ、シーズン最終盤まで全力プレーだ。

【今季対戦成績】
埼玉西武→5勝7敗2分
巨人→7勝5敗2分

前試合3安打の松田進と打率3割超えの黒川史陽に注目

 イースタン・リーグ公式戦、千葉ロッテ対楽天イーグルス第11回戦は、ロッテ浦和球場で12時30分から行われる。30日の試合に勝利した千葉ロッテでは、3安打を放った松田進選手に期待したい。一方の楽天では、ドラフト2位ルーキーの黒川史陽選手が打率.303の好成績をマークしている。好調の打者から好機を作り、得点につなげたいところだ。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→8勝2敗
楽天イーグルス→2勝8敗
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