若きアスリートが輝きを放つ!新記録続出に五輪にも期待/ホクレンディスタンスチャレンジ2020 千歳大会レポート
【フォート・キシモト】
特に、若い力の鮮やかな走りが輝きを放ちました。男子3000m障害物で大学1年生の三浦龍司(順天堂大)が8分19秒37の日本歴代2位となるU20 日本新記録をマーク。男子5000mでは21歳の遠藤日向(住友電工)が日本歴代7位の13分18秒99を出し、大学1年生の吉居大和(中央大)が13分28秒31のU20 日本新記録、高校3年生の石田洸介(群馬・東京農大二高)も13分36秒89の日本高校新記録を樹立しました。
【フォート・キシモト】
三浦の記録は従来のU20日本記録(8分31秒27=愛敬重之、1983年)を37年ぶりに更新するもので、日本記録(8分18秒93)にも迫りました。また、東京オリンピック参加標準記録(8分22秒00)を上回っています。今年11月までの記録は参加資格の対象になりませんが、来年の大舞台も視野に入ってきました。
【フォート・キシモト】
【フォート・キシモト】
【フォート・キシモト】
【フォート・キシモト】
男子10000mでは鈴木健吾(富士通)が自身初の28分突破となる27分57秒84で日本選手トップの3着に入りました。ライモイ・ヴィンセント(国士舘大)が27分39秒80で1着でした。男子1500mはジャスティス・ソゲット(Honda)が3分40秒86で1着。荒井七海(Honda)が3分41秒03で2着に続きました。
.
今年のホクレン・ディスタンスチャレンジは、新型コロナウイルスの感染防止を最優先し、さまざまな対策を講じた上で4大会を開催しました。練習が思うようにできない時期があった選手も多く、不安もありながら迎えた大会でしたが、主催の北海道陸上競技協会をはじめ多くの関係各位のご尽力、ご協力もあり、終わってみれば大盛況となりました。
日本陸上競技連盟の河野匡・長距離・マラソンディレクターは大会を総括し、「皆がここに一生懸命に合わせ、力を出してくれた。選手全員にMVPをあげたい」と選手の奮闘をたたえました。1年後の東京オリンピックに向けても、マラソン代表選手が順調な走りを見せ、トラック種目で代表を狙うであろう選手たちの好記録も相次いだことで、「来年はもっと伸びるのでは、という充実感がある大会だった。オリンピックの1年の延期は、若い選手にとっていいモチベーションになるのではないか」とさらなる飛躍に期待しました。
>>「ホクレン・ディスタンスチャレンジ 千歳大会」ライブ配信はこちら
https://youtu.be/O6B7FN4G4YA
写真提供:フォート・キシモト
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ