21世紀のラ・リーガで果たした最速デビュー。10人の有望株のその後

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わずか16歳でトップリーグの舞台にたどり着いた若きタレントたち。その後の明暗は分かれ、ある者は成功を手にし、ある者はトップレベルには至らずキャリアを終えた。中には今も輝かしいキャリアを築き続けている者もいる。

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1.ファブリス・オリンガ――16歳3ヶ月6日(マラガ)
オリンガは今世紀のラ・リーガ・サンタンデールにおける最年少デビューだけでなく、最年少ゴールの記録保持者でもある。2012/13シーズンの開幕戦でデビューを果たしたカメルーン出身のストライカーは、その試合でマラガに勝ち点3をもたらす決勝点を決め、その名をスペインフットボール界の歴史に刻んだ。その後ラ・リーガでは9試合の出場にとどまり、ベルギーやキプロス、ルーマニアのクラブへのレンタル移籍を繰り返した。現在はベルギー1部のロイヤル・エクセル・ムスクロンでプレーしている。

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2.ホセ・アントニオ・レジェス――16歳4ヶ月29日(セビージャ)
若くしてデビューした選手がみなプロとして成功するわけではないが、レジェスは輝かしいキャリアを築いた。セビージャの下部組織を駆け上がった後、2000年1月のレアル・サラゴサ戦でデビュー。2001/02シーズンは開幕時から定位置を掴み、ヨーロッパ有数の若きタレントとして注目を集めるようになった。その後はアーセナル、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリー、ベンフィカでプレーし、2012年にセビージャに復帰。エストレマドゥーラに所属していた2019年6月、交通事故を起こし35歳で急死した。

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3.マルティン・ウーデゴー――16歳5ヶ月6日(レアル・マドリー)
ノルウェーの神童はまだ21歳ながら、レアル・ソシエダでプレーする今季のラ・リーガ・サンタンデールで大きなインパクトを残している。16歳でレアル・マドリーと契約した際は大きな注目を集め、2015年5月の最終節ヘタフェ戦でトップリーグデビューを果たした。レアル・ソシエダとのレンタル契約は今季終了まで。その後は遅かれ早かれジネディーヌ・ジダン率いるチームにとって重要な選手となることが期待されている。

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4.ポウル・クワイエ――16歳5ヶ月6日(エスパニョール)
ガーナ生まれのMFは2009年、13歳でエスパニョールの下部組織に入団。3年後のラージョ・バジェカーノ戦で途中出場し、21世紀以降のラ・リーガ・サンタンデールで4番目に若いデビューを果たした。だがその後トップリーグの舞台に立つことはなく、24歳となった現在は4部クラブのモラロCPでプレーしている。

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5.ホセ・マリア・カセス――16歳6ヶ月30日(ビジャレアル)
2003年6月の最終節ベティス戦でデビューを果たした際には前途有望なキャリアを描くことを期待させたが、その後ラ・リーガでは1度しかプレーする機会がなかった。2005年のビジャレアル退団後は2部以下のクラブを転々とし、近年はギリシャやベルギーでプレー。2018年に3部所属の地元クラブ、オリウエラに復帰した。

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6.チスコ・ナダル――16歳7ヶ月6日(ビジャレアル)
ビジャレアル生え抜きのストライカーは2003年6月にデビューし、同年6月のエスパニョール戦で当時のラ・リーガ最年少ゴールを決めた。だがトップリーグで活躍するには至らず、レバンテでプレーした2008年から2011年を除いてほとんどのキャリアを2部以下のクラブで過ごした。

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7.ディエゴ・カペル――16歳8ヶ月8日(セビージャ)
2000年代のフットボールファンの多くはセビージャのカンテラから突如として現れたカペルの衝撃を記憶していることだろう。左利きのドリブラーは2004年10月のアトレティコ・マドリー戦の終了間際にトップチームデビュー。2006年と2007年のUEFAカップ優勝、2009年のコパデルレイ優勝に貢献し、スペイン代表にも2度選出された。2011年以降はポルトガルのスポルティング、イタリアのジェノア、ベルギーのアンデルレヒトなどでプレーし、現在はマルタのビルキルカラに所属している。

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8.イケル・ムニアイン――16歳8ヶ月11日(アスレティック・クルブ)
2009年8月のデビューから10年以上の歳月を経て、ムニアインはサン・マメスのレジェンドになった。今もアスレティックにおける最年少デビュー記録を保持し、ラ・リーガで300試合以上もプレーしてきた彼は、現在キャプテンとしてチームをけん引している。まだ27歳。衰えは微塵も感じられない。

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9.ベルサ――16歳8ヶ月24日(ビジャレアル)
ベルサことホセ・アントニオ・ガルシア・ラバスコは、2003年6月のベティス戦でカセスと共にデビューしたが、長くトップリーグで活躍することはできなかった。キャリアのピークはアルバセテとアルメリアでプレーした2008年から2015年で、現在は3部のカルタヘナに所属している。

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10.イアゴ・ボウソン――16歳8ヶ月25日(セルタ・デ・ビーゴ)
セルタの下部組織で育った万能ディフェンダーは0ー3で敗れた2000年3月のエスパニョール戦でデビューしたが、トップチーム定着には至らず2005年にレクレアティーボへ移籍。その後はキプロスのオモニア、ヘレス、コルドバ、ナスティック・タラゴナでプレーし、2017年に引退した。
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