今季導入される「JリーグU-21選手出場奨励ルール」を昨季の出場記録に当てはめると?【Jリーグ】

Jリーグ
チーム・協会

【©J.LEAGUE】

Jリーグでは今季より、新たなルールが導入される。それは「JリーグU-21選手出場奨励ルール」で、シーズン中におけるU-21年代の日本人選手の総出場時間の基準値を定め、基準値を超えたクラブに奨励金を支払うというものだ。

対象となるのは明治安田生命J2リーグと同J3リーグ。基準値はJ2リーグが年間3780分以上(目安:90分42試合)、J3リーグが年間3240分以上(目安:90分36試合)と設定。奨励金はJ2が1クラブあたり300万円、J3は1クラブあたり200万円が支払われる。

U-21選手のリーグ戦出場を促し、次代の日本サッカーを担う優秀な選手を輩出することを目的に導入されたこのルールにより、若手の経験値の向上が期待される。

では、このルールを昨季のJ2、J3の出場記録に当てはめるとどうなるのか。まずJ2では、基準値を満たしたのが6チームという結果だった。U-21選手が最も出場したのは山口で、6061分を記録。次いで東京V、金沢も5000分を超えた。昇格を果たした柏も古賀 太陽らが主軸としてプレーし、基準値超えを果たしている。

逆に最も少なかったのは長崎で、U-21選手の出場が1人もいなかった。山形、千葉、甲府といったチームも基準値には大きく届かなかった。

今季の開幕戦に限れば、東京V、金沢が昨季と同様にU-21選手の活用度が高かったが、昨季トップの山口ではU-21選手の出場がなかった。最も高かったのが昇格組の北九州で、3人のU-21選手をフル出場させている。

J3では、唯一5000分超えを記録した相模原がダントツでトップ。鳥取、讃岐、北九州を含めた4チームが、基準値を超えた。一方で1000分に満たないチームが大半を占めており、リーグ平均では1610分と低水準。U-21選手の活用度が低いという事実が浮かび上がっている。

データ提供:データスタジアム
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が運営するJリーグの公式サイトです。日程、結果、順位表、試合の速報などの試合に関連する情報はもちろん、Jリーグに最近興味を持った人から毎週末スタジアムに足を運ぶ熱狂的なファン・サポーターまで、みなさんにJリーグをもっと楽しんでいただける様々なコンテンツを掲載しています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント