FIBA女子アジアカップ:予選ラウンド第2戦[日本 78-49 チャイニーズ・タイペイ]「ティーチング・ポイント」トム・ホーバスヘッドコーチ
【JBA】
体調不良から復帰した宮澤夕貴選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)が先発出場。チャイニーズ・タイペイに先制されるも、その後は6連続得点し、第1クォーターは21-12と一気にリードを広げます。しかし、第2クォーターは一変し、日本はたった6点しか獲れずに27-33と逆転されます。
ディフェンスから切り替え早くオフェンスに転じることで、日本のスタイルを出すことができます。しかし、オフェンスリバウンドを獲られてしまうとそのスピードが封印され、インド戦も同様の時間帯がありました。「全部ハーフコートバスケになってしまったことが原因です」とポイントガードの本橋菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ)も前半は苦労します。第1クォーターは渡嘉敷来夢選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)の高さを生かして、リズムをつかむことができました。今後の中国やオーストラリアといった大きな相手を想定すれば、インサイドプレーばかりでは「我々のリズムがおかしくなってしまう」とトム・ホーバスヘッドコーチは危惧し、フォーメーションプレーを選択します。しかし、ボールを動かし、ゴールにアタックしていくプレーが見られずに打開できないまま、6点を追いかける状況になりました。
本橋菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ) 【JBA】
もし、後半に気持ちを切り替えて臨んでいなければ、「20点差をつけられて、こちらが負けていたかもしれません」とホーバスヘッドコーチは言います。バスケは流れのスポーツであり、気持ちで引いてしまえば相手のペースのまま試合は進んでいきます。試合後、「負けている展開になり、あまり調子がよくなかった中でも後半に良いバスケができたことをみんな忘れないで欲しい」と選手たちに伝えました。ホーバスヘッドコーチは「ティーチング・ポイント」と言い、この試合を教訓にして前に進んでいきます。
宮澤夕貴選手(JX-ENEOSサンフラワーズ) 【JBA】
3連戦であり、どのチームにとっても体力的に苦しくなる予選ラウンド最終戦。予選グループを1位突破できたチームは、明日は休息日が与えられます。しかし、2位と3位のチームは4連戦となる準々決勝を迎え、休むことなく最終日まで向かわなければなりません。渡嘉敷選手は「しっかりとコンディションを整えられる時間をゲットできるように、全力で戦います」と話しており、勝利をつかむとともに、休息日も勝ち獲りにいきます。
渡嘉敷来夢選手(JX-ENEOSサンフラワーズ) 【JBA】
【試合スケジュール】※日本時間
○日本 103-27 インド●
○日本 78-49 チャイニーズ・タイペイ●
9月26日(木)21:45 日本 vs 韓国
9月28日(土) 準決勝
9月29日(日) 決勝
※全試合CSフジテレビで生中継、DAZNにて生配信
※準決勝以降はBS-TBSにて生中継
○期間:2019 年 9 月 24 日 (火) 〜 29 日 (日)
○開催地・会場:インド・バンガロール (会場:スリー カンティーラバ インドアスタジアム)
○出場国:8か国(Division A)
<グループA> 日本、韓国、チャイニーズ・タイペイ、インド
<グループB> オーストラリア、中国、ニュージーランド、フィリピン
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