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2005年12月25日(日)

9R
2005年12月25日(日)
中山
15:25発走

有馬記念 GI

芝・右 2500m 天気:
馬場:
サラ系3歳以上 オープン (混合)(指定) 定量 本賞金:18000、7200、4500、2700、1800万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 マイソールサウンド
1 2 サンライズペガサス
2 3 ゼンノロブロイ
2 4 コスモバルク
3 5 スズカマンボ
3 6 ディープインパクト
4 7 ヘヴンリーロマンス
4 8 グラスボンバー
5 9 タップダンスシチー
5 10 ハーツクライ
6 11 オペラシチー
6 12 ビッグゴールド
7 13 コイントス
7 14 リンカーン
8 15 デルタブルース
8 16 オースミハルカ

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 6=3 6=15 6-9 6-14 3=15
綾恵 6=14 6=15 6-3 6-9 14=15
山田 6=8 6=15 6=9 8=15 8=9 15=9
たま 14=6 14=9 14=3 14=10 14=15

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はディープインパクト。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
7戦7勝で菊花賞(G1)を制し,牡馬3冠を成し遂げた「怪物」が,当レースで未到の無敗4冠へ挑戦する。今回は古馬初対戦となるが,同世代で一枚も二枚も抜けた存在なのは明らかであり,さらに実績から考えると反則に近い55キロの斤量とあって,世代間の壁は全くないだろう。直前調教でも,道中折り合って直線鋭く反応する,約2カ月ぶりとは思えない態勢万全の動きを披露。ジャパンC(G1)を見送ったユッタリとしたローテーションも魅力で,第50回のメモリアルレースに相応しい華やかな勝利を決めてくれそうだ。

対抗はゼンノロブロイ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.29.5
本命馬の歴史的快挙を阻むとするならば,当レースのレコードホルダーかつ,昨年の年度代表馬でもある当馬以外に適任は見当たらない。前々走の天皇賞(秋)2着,前走のジャパンC3着と,近況は昨秋にG1を3連勝した勢いにかげりを見せているが,前々走が海外からの復帰初戦で,前走がレコード決着の0秒3差。実力自体は全く衰えておらず,要は流れひとつといったところか。そして今回は,抜群の舞台適正に加え,好走手ごろな叩き3走目。王者の存在を示す条件は整ったと判断したい。

単穴はデルタブルース。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.30.0
長期休養明け初戦の前々走こそ5着敗退も,続く前走のステイヤーズSでキッチリ巻き返した04年の菊花賞馬。今回は,近2走と比べ物にならないくらいの相手強化となるが,昨年のジャパンCで3着の実績から考えて,デキさえまともなら十分勝ち負けに持ち込める。そして,今回は叩き良化の今秋3戦目。上積みはかなり大きく,鞍上に当レース3連勝中のペリエ騎手を配してきた点も魅力なだけに,本命・対抗の思惑を覆す一発があってよさそうだ。

抑えはリンカーン。穴はタップダンスシチー。

今週のワンポイントアドバイス

ベストの舞台でリンカーン


7戦7勝のディープインパクトが,史上初の無敗4冠と現役最強馬の称号をかけて,初めて古馬に挑む。新馬戦からの圧勝劇ですでに社会現象にすらなっているインパクトに,日本中から熱い注目が集まる。早速,過去10年のデータでレース傾向を見てみたい。

連対馬は6??5,1??3,4??1,4??3,1??2,1??2,3??13,2??13,1??4,1??3番人気の組み合わせで決まった。1番人気は6連対で信頼度は微妙だが,優勝馬の9頭までは4番人気以内。フロックで勝てるレースではない。馬連は6回が1000円台以内の人気サイドで,4000円台2回と万馬券2回となっている。

ステップは9連対のジャパンC組がトップで,現在6年連続で連対中。次いで天皇賞(秋)組と菊花賞組が3連対で続いている。

年齢別は3??7歳馬が6,9,3,1,1連対。4歳馬が世代をリードして,3歳馬が追っている。性別は牡馬が連対馬の20頭すべてを占め,ここまで17頭出走した牝馬は3着に2頭が食い込んだだけとなっている。関東馬VS関西馬は53頭と88頭で争い,9対11。関東馬は4連勝中で,連対率でも関西馬を上回り有利に見えるが,連を独占したのは1回のみ。東西間の格差はないとみていい。

◎…リンカーンで勝負する。前走ジャパンCは中団の内で脚をためて,直線鋭く伸びて4着。直線で進路が狭くなる場面がありながら,良績のない東京コースでの0秒3差は大きな収穫だ。今回は5勝すべてを挙げている右回り。有馬記念は3歳時にシンボリクリスエスの2着に健闘した。中山2500Mは力を出し切れるベストの舞台だ。

○…相手はディープインパクト。馬券的な妙味が薄く狙いを下げたが,3冠馬が古馬と2キロ差の55キロで出走できるのは大きなアドバンテージ。無敗で4冠を達成する可能性は十分にある。しかし,過去に何度となく波乱を演じたドリームレース。あっと驚くシーンがあっても驚けない。

▲…今回で4回目の挑戦になるタップダンスシチー。前走ジャパンCの2000M通過タイムの1分57秒7は,2年前にシンボリクリスエスが天皇賞(秋)でマークしたレコードを0秒3上回るハイペース。それで坂下まで先頭を譲らなかった。8歳でも衰えを全く感じさせない力走ぶりで,グランプリで2度2着の実績も侮れない。

△…実績ならゼンノロブロイが一番。昨秋,古馬のG1ロードを3連勝して,今年グランプリ連覇を目指す。天皇賞(秋),ジャパンCは勝ちに行って2,3着に敗れたが,レース内容は悲観するものではない。今年勝ち星がないのは気になるが,連覇のチャンスはある。

△…前走ステイヤーズSで復活を果たしたデルタブルースとペリエのコンビも不気味だ。昨年ゼンノロブロイに騎乗したペリエは,逃げるタップダンスシチーをマーク。直線で差し切って有馬記念3連覇を果たした。タップダンスシチーのしぶとさとゼンノロブロイの強さを知り尽くしている。菊花賞馬のスタミナと名手の手綱さばきは軽視できない。

△…前走のハーツクライは直線まで仕掛けをがまんして,内から馬群を割って急追したが鼻差の2着。昨年のダービー,今年の宝塚記念に続く3回目のG1銀メダルだった。中山コースはこの馬向きとはいえないが,タップダンスシチーが飛ばす速い流れは確実。ペース次第で出番はある。

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