井上拓真vs.石田匠

5/6 東京ドーム

井上拓真が判定で2度目の防衛に成功

ゲームスコア

大会名
WBA世界バンタム級タイトルマッチ

井上拓真(王者)

判定(3-0)

石田匠(挑戦者)

試合詳細

  • リングイン

    先に入場の石田は場内を見渡し、歓声に右拳を上げて応えつつ花道を進みリングに向かう。
    続いて登場の井上も場内の様子を見渡し、声に合わせて右・左と手を上げて応え花道を進む。

  • リングアナのコール

    井上が小さく跳ねてコールを聞いたの対し、石田もやはりコール時は小さく跳ね、その後で両手を挙げる。

  • 1R

    両者オーソドックスで長身・長いリーチを持つ石田がジャブを上下に送る。井上もジャブで応戦し、そこからアッパー、ストレートに繋げる。
    石田は井上のジャブの直後にジャブを綺麗に打ち抜き、先制ダウンを奪取。
    立ち上がった井上に石田はプレッシャーを弱めずにじり寄る。

  • 2R

    石田は圧力を掛け井上にロープを背負わせる。井上は距離が近づくと左右のアッパーを突き上げる。
    両者ジャブの差し合い。接近戦では井上がボディ打ちとアッパーを振るう。

  • 3R

    井上は左フック、右アッパーとヒット。さらにジャブ、右アッパーと石田へ多彩に振るう。そして石田のジャブの引き際に距離を詰め、右アッパー、左フックと石田に鼻血を出させる。
    近距離戦に持ち込んで石田にジャブを出させず、右アッパー、左フックで攻める井上。

  • 4R

    井上が右アッパー左ボディと先制。井上はポジショニングと頭の位置を駆使して右アッパー、左フックとパンチを振るう。
    石田もジャブでとらえるが、井上もストレートを当て返す。井上がジャブのヒットが目立ってくる。井上はアッパー3連発も見せる。

  • 5R

    井上は先手でジャブを出し、石田がジャブを返してくるとバックステップしておびき出す。石田のジャブを目先でかわし、ダッキングとかわす井上。
    接近戦で井上はやはり右アッパーをヒット。石田もストレートを当て返しラウンドを終える。

  • 6R

    両者グローブがつく近距離で攻防。井上は少し距離をあけ、ジャブ、右クロス、アッパーとペースを取る。
    石田のジャブはやはり距離をあけて対処し、アッパー、ストレートと放ち、続いての左フックで石田をとらえる。

  • 7R

    前に出る石田だが、井上はサイド&バックと自在に動き、右アッパー、左フック、ジャブと立体的なパンチの組み立て。
    ジャブを放って当てる石田だが、井上のパンチのヒット数が上回る。

  • 8R

    井上はフットワークを強化。石田のジャブに空を切らせ、隙を見て左フック、ワンツーと切り込む。
    前に行く石田だがジャブをクリーンヒットできない。しかし井上に右フックを当て、そこからジャブでさらに石田は迫る。

  • 9R

    井上は右・左とフットワーク。ブロックとディフェンスを駆使して石田のパンチを空転させ、ジャブ、右クロスのカウンター、そして右アッパーのカウンターと攻める。
    ジャブから突破口を求める石田だが、井上がすぐ打ち返してくる。

  • 10R

    井上は距離を詰め右アッパーから左フック。アッパーにアゴを上げられる石田だが下がらない。
    石田が出て来ると井上は距離を作るが、ここで石田が右ストレートをクリーンヒット。井上はしかし引かずに打ち合い、石田に再度右アッパーを決める。

  • 11R

    両者闘志十分で距離が近くなる。しかしやがて井上が距離を作って回り出す。石田がジャブを当てるが井上もストレートを当て返す。
    ラウンド終盤は両者打ち合いも石田がジャブからストレートとパンチをまとめて終了する。

  • 12R

    井上は少し下がって石田を呼び込み、ジャブ、石田のジャブへの右クロス。石田は鼻血が目立ってくる。
    石田のジャブを殺し、井上は近距離から左右のフックを上下打ち。石田は井上のクリンチにも阻まれる。

  • 判定

    判定は118-109、118-109、116-111の3-0で井上。2度目の防衛を果たした。

  • 井上のインタビュー

    ありがとうございました。石田選手の想像以上のジャブのやり辛さで苦戦しましたけど、唯一の収穫は競り勝てたことだけです。
    今日は勝てた、それだけが収穫で、この内容では統一戦とかいってられないので、課題をクリアしてもっと強いチャンピオンになりたいです

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