RISE ELDORADO 2023

3/26 14:00 有明アリーナ

志朗がKO勝利 世界王座獲得

vol.5オープニングファイト

第1試合/ミドル級 4回戦 西日本新人王準々決勝

判定

両者サウスポーで向き合い、リング中央に立つゴリラに冨永が前に出て連打を振るうが、ゴリラはここに右フックを合わせてダウンを奪取。立ち上がった冨永はダメージが浅く、ゴリラは深追いしない。

2R、冨永はダウンの挽回に前へ出る。後ろ重心の構えでパンチをよけていたゴリラは前に出るが、そこで冨永が左ストレートをヒット。しかしゴリラもフックで反撃する。

3R、前に出て行かんとするゴリラだが、リーチでまさる冨永がジャブでけん制。しかしゴリラもボディ打ちからの右フック、左フックと強振して冨永を脅かす。

4R、冨永がステップインしての左ストレートを当て始める。しかしゴリラもカウンターの左フック、右ジャブで応戦。冨永は左・右とストレートをヒット。やや足が乱れるゴリラだが、終盤は左右フックを振るって反撃。冨永が右フックを受け倒れるが、これはゴングの後でダウンに換算されない。判定は3者とも38-37で冨永。ダウンの失点を奪い返し勝利した。

第2試合/バンタム級

0 判定 3

試合終了
判定詳細:29-30、29-30、29-30

 1R、両者オーソドックスで開始から好戦的に打ち合いを繰り広げる。京介はパンチ中心でジャブから左フックの上下打ちを多用。これに対し上背で175センチとまさる彪司はステップインする京介を待ち受けジャブとストレートを突く。
 2Rも変わらずジャブ、左フックにローキックで行く京介に、彪司はやはりジャブで牽制しカーフキックを打ち込んでいく。
 3R、彪司は距離を掴んだか、リーチを活かしてジャブと前蹴りで距離を取り、京介を懐に入れさせない。京介が入ってきてもカウンターのストレートを打ち込む。彪司のカーフキックも京介はやや効いている様子。
 判定は30-29、30-29、30-29の3-0で彪司。前回昨年10月の敗戦から再起戦を勝利した。(文:長谷川亮)

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本戦

第1試合/オープンフィンガーマッチ-65kg契約

試合前

第2試合/-68kg契約

3 判定 0

試合終了
判定詳細:30-28、30-28、30-27

 安彦は元年棒120円のJリーガーから格闘家へ転身し注目を集める45歳。
 1R、安彦はリングをフットワークで大きく回り、そこから急に走るように向かうと、パンチで攻める。しかしKENTAはアームブロックして当てさせない。逆に安彦の前進に合わせて右フックをカウンターしてヒット。
 2Rも安彦は右ストレート、フックから前進。だがやはりKENTAは当てさせず、右ローを的確に打ち込む。そして安彦に今度は右ストレートでカウンターを当てる。
 3R、KENTAは安彦をコーナーに追い詰め、右ストレート、左ボディと効かせて試合終了。
 30-28、30-28、30-27と3-0で判定はKENTAが制し、ここまでプロ2勝1分と無敗の安彦だったが初敗北を喫した。(文:長谷川亮)

第3試合/ミドル級

0 判定 3

試合終了
判定詳細:30-30、29-28、29-30
延長判定詳細:9-10、9-10、9-10

 1R、両者オーソドックスでローを蹴り合うが憂也がプレッシャーをかけていく。そこからパンチを回転させ、ミドルとハイでモトヤスックを襲う。しかしモトヤスックは防御が堅くクリーンヒットを与えない。
 2R、モトヤスックは右ローを当て前進。憂也の攻撃をブロックし、ローと左フックを返す。しかし憂也も圧力を弱めずロープ際で右ストレート、左フックを浴びせる。
 3Rもモトヤスックは右ローを当て前に。憂也が前に出ようとするも、モトヤスックは右ストレート、左フックを放ち押し負けない。憂也はパンチにキック、回転技も織り交ぜるがモトヤスックは引かない。
 判定はジャッジ三者三様のドロー。延長戦に突入となる。延長R、モトヤスックが右フックを効かせれば、憂也も右フックを当て返す。両者近距離で打ち合いを繰り広げるがモトヤスックが左右フックをヒット。延長後半はモトヤスックがやや余力で上回った印象で、ジャッジ3者の支持を受け勝利した。(文:長谷川亮)

第4試合/スーパーフェザー級

-

-

試合中止
※大雅選手の体調悪化により試合中止

第5試合/Super Fight!フェザー級

3 判定 0

試合終了
判定詳細:30-29、30-28、30-28

  1R、両者サウスポーで新美がジャブ、左ミドル、左ローと前に行く。門口は左右ボディブローを多用して対抗。そこから門口が新美の顔面に左ストレートを入れ、徐々に下がらせる。ロー、前蹴りで応戦する新美だが、ボディと顔に攻撃を打ち分ける門口が押し勝つ。
 2Rも新美は前に出てキャッチからのヒザ。1Rのようにボディを打ちたい門口だが、新美のヒザに阻まれる。だが後半は門口が勢いを戻し、ボディブロー、ミドル、顔へのパンチと新美を下がらせる。
 3Rも新美は組みからのヒザを中心に展開。しかし門口はこれを振り払い、右フック・左ストレートと回転させ、ヒザも繋げる。新美はヒザを出して応戦するが、門口が馬力で上回り押していく。
 判定は3-0で門口に軍配が上がった。(文:長谷川亮)

第6試合/-90kg契約

KO

試合終了
1R 2分57秒

 少年時代、空手で那須川天心に勝ち越している南原は、愛鷹の強打を警戒し間合いをあけて向き合う。そこから前蹴り、鈍い音を響かせるローキックを打ち込む。愛鷹が右スイングフックを放ってきてもブロックして当てさせない。そのまま蹴りの間合いを保つと、クルリと回って右バックスピンキックを愛鷹の頭部に見舞い、クリーンヒットしてダウンを決める。
 立ち上がった愛鷹に南原はさらに前蹴りとローキック。愛鷹もフックで反撃するが、南原はロープ際で顔への左ヒザをグサリ。これで愛鷹は崩れ落ち、南原がKO勝利を決めた。
 南原はマイクを持つと「南原健太を覚えていってください。This is RISE! 押忍!」と吠えた。(文:長谷川亮)

第7試合/Super Fight!スーパーライト級

3 判定 0

試合終了
判定詳細:30-28、30-28、30-28

 1R、サウスポーの白鳥に対し佐々木はオーソドックス。白鳥は左右ローから速いテンポで左ハイ、前蹴りと攻撃を繋げる。白鳥は上背とリーチを活かして佐々木を近寄らせず、左ストレート、右フックを決める。
 2Rも白鳥はローと前蹴りを飛ばして佐々木との距離を保ち、左ストレートと右フックで襲う。しかし佐々木も右ストレートを決め反撃。だが白鳥はペースを崩さず、三日月蹴り、ストレートとさらに佐々木を攻める。
 3R、佐々木は接近しようとするが、白鳥はそこへ引っ掛けるような右フック、顔面ヒザ、ストレートと合わせる。白鳥はボディフック、ローも繰り出し、逆に佐々木にストレートを浴びると組んで押さえる。
 判定は30-28、30-28、30-28の3-0で白鳥。対抗戦の最終試合を勝利で締めくくった。
 勝利した白鳥は対戦相手の佐々木、そして対抗戦の実現を同門であった那須川天心と武尊に感謝した。(文:長谷川亮)

第8試合/Super Fight!-47.5kg契約

KO

試合終了
3R 1分50秒

 ボギョンは韓国で52キロ級でも王座を持つファイターだが、宮﨑はフィジカル差を感じさせず前に出てロープに詰める。ボギョンはサウスポーの宮﨑に右のミドル、ハイ、横蹴りで応戦。だが宮﨑はプレッシャーを弱めない。
 2R、宮﨑はボギョンのミドルを受けても前に出て、ボディストレートで攻める。ボギョンが右ハイキックを当てるが、宮﨑も左ハイキックを当て返し、そこからさらに連打で攻める。
 3Rも宮﨑はボギョンをコーナーに追い立て、ボディストレートを効かせると顔へのストレートと打ち分け、2度のダウンを奪ってKO。これで9連勝とした宮﨑はマイクを持つと「女子も(K-1との)対抗戦をやりたいです。本当の一番を決めさせてください」と語った。(文:長谷川亮)

第9試合/Super Fight!-54kg契約

3 判定 0

試合終了
判定詳細:30-29、30-29、30-28

 1R、サウスポーの田丸は左ローを放つが風音の下腹部に誤爆(ローブロー)。だが風音は程なく再開に応じ、両者スピーディーに蹴り合いを展開する。ともに相手の前足を蹴り合い、田丸はスピードあるパンチを放つが、風音はブロックして当てさせない。
 2R、田丸は先手でパンチを放ちローに繋げる。風音はカーフキック、脚への前蹴り。ラウンド後半は風音が右ミドルをヒットと攻勢が目立ってくるが、田丸が左ストレートを当てグラつかせ、三日月蹴りも打ち込む。
 3R、風音は幻惑させるかのような小刻みなステップから田丸に向かう。そしてミドルを当てるが田丸もすぐミドルをリターンする。パンチをまとめに行く風音だが田丸はフットワークでさばきミドルキック。風音を空転させる。
 判定は30-29、30-29、30-28の3-0で田丸。勝利すると「“天心2世”じゃなくて田丸辰っていう名前を知ってもらいたいのでお願いします」とファンにアピールした。(文:長谷川亮)

第10試合/Super Fight!-53.5kg契約

KO

試合終了
1R 2分49秒

 ハビエルは13戦12勝(5KO)1分と無敗の戦績を持つスペインの選手。開始からジャブ、ローとスピードある攻撃を放ち、真上に飛び上がるヒザを放つが、大﨑はディフェンスし、ロー、ボディフックと削っていく。カーフキックも強烈でハビエルは体を持っていかれる。打ち気のハビエルのパンチに合わせ、大﨑は再度カーフキックをヒット。ロープに追い詰めた大﨑はボディフックでガードを落とし、最後は右ストレートを打ち込み、初回終了間際にKOした。
 これで17連勝とした大﨑は「1RでKOできてダメージもないので、すぐにでも世界戦をお願いします。もっともっと勝ち続けていくので応援をお願いします」と世界戦をアピールしつつファンに呼びかけた。(文:長谷川亮)

第11試合/RISEミドル級タイトルマッチ

0 判定 3

試合終了
判定詳細:47-50、48-50、48-50

 1R、上背にまさる海人が前に出ていく。しかしソンヒョンは押されず下がらない。両者ガードが強固だが、海人は終盤ボディ打ちから連打をまとめ、ジャッジ3者から初回の支持を得る。
 2R、海人のカーフにソンヒョンはボディ打ちで対抗。両者近距離で攻防を展開し、2Rはジャッジ3者がイーブンとする。
 3Rも両者近距離攻防。ボディ打ちとカーフを出し合うが、ラウンド後半はソンヒョンが押してやや下がらせる。しかし海人もハイキック、ストレートと打ち込む。3Rは1者が海人を支持、2者はイーブン。
 4R、海人のカーフにソンヒョンはボディ打ち、アッパーで応戦。海人は終盤、前蹴り、ヒザと決めややソンヒョンを下がらせる。4Rの採点は2者が海人、1者がイーブンとする。
 5Rも両者の均衡は破れない。ソンヒョンのフックがとらえても海人はすぐ体勢を戻し攻勢に戻る。そして右ストレート、左フックを打ち込み終了。
 3-0の判定で制し新王者となった海人は「納得はしてないので、もっといっぱいベルトを獲って世界一になります」と改めて宣言した。(文:長谷川亮)

第12試合/ISKA世界ライトウェルター級王座決定戦

TKO

試合終了
4R 1分45秒

 原口は開始からガードを上げて前に出てプレッシャーをかける。そして左右ミドル、アッパー、三日月蹴りとモンテーリョを攻める。モンテーリョはミドル、ヒザと返すが、ジャッジ3者は1Rの支持を原口に与える。
 2Rも原口は前進。モンテーリョは顔にヒザを送るがガードし当てさせない。そして2Rもジャッジ3者から支持を得る。
 3R、モンテーリョは右ミドルを当てて原口を止めるが、原口はパンチからローキック。ミドルこそ浴びる原口だが、ヒザはやはりガードする。3Rの採点は原口が2者、モンテーリョが1者と割れる。
 4R、原口はモンテーリョのミドルを防いでリズムを崩し左ハイキック。これを決めてダウンを奪い、モンテーリョが立ってくると連打を見舞い、レフェリーのストップを呼び込み勝利した。
 世界王者となった原口だが「このベルトの価値を世界に持って行って、ISKA、RISEのベルトが世界最強ということを証明します」と更なる高みを目指すと宣言した。(文:長谷川亮)

第13試合/RISE世界バンタム級王座決定戦

KO

試合終了
5R 2分37秒

 1R、志朗はプレッシャーをかけ、スピードあるローを連続して当てていく。ディーゼルレックもパンチからローを返すが、志朗は速いバックステップで当てさせない。1Rの採点は2者が志朗、1者がイーブン。
 2R、ディーゼルレックが前に出てくるが、志朗は左右ローキック。ディーゼルレックがロープに詰めてパンチで来ても、志朗はブロックから打ち返す。2Rは2者が志朗、1者がイーブン。
 3R、ディーゼルレックが前に来ても志朗はローキック。そしてボディストレートも効かせていく。3Rはジャッジが3者が志朗。
 4R、志朗はディーゼルレックの前進を横にかわしローキック。左足が変色しているディーゼルレックだが、距離を潰して組みついてくる。4Rは2者が志朗、1者はイーブン。
 5R、判定決着かと思われたが志朗が右ハイキック。これを叩き込んでディーゼルレックを大の字に倒してKO勝利。
 新王者となった志朗は昨年破れた玖村将史へのリベンジ、54キロ世界トーナメントでの優勝を今年の目標に掲げた。(文:長谷川亮)

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