K-1 WORLD GP 2023 ~K’FESTA.6~

3/12 12:00 国立代々木競技場 第一体育館

大和哲也、スーパー・ライト級の防衛に成功

プレリミナリーファイト

第1試合/-64.5kg契約

0 判定 3

試合終了
判定詳細:29-30、29-30、28-29

 初回、“フルコンタクト空手70冠”の上野はジャブとローを当てて先手を取り、ヒザと三日月蹴りも打ち込む。竜義もパンチを打つが、上野はバックステップとブロッキングで防ぐ。
 2R、竜義は右ストレート、左フックとヒット。上野もこれにパンチを返し、ヒザと三日月蹴りを繰り出す。
 3R、距離を詰め左右フックを振る竜義に対し、上野は距離を取って三日月蹴りとハイキックで応戦。最後は左右パンチで勝負を仕掛ける竜義に対し、上野はパンチに蹴りを織り交ぜ試合を終える。
 判定は30-29、30-29、29-28の3-0で上野に軍配。注目のデビュー戦を勝利で飾った。(文:長谷川亮)

第2試合/K-1フェザー級

1 判定 1

試合終了
判定詳細:29-30、30-30、30-29

 初回、K-1甲子園で優勝している橋本はサウスポーで山本に向き合い、前に出てくる山本に対し左回りで対応。プレッシャーを受けない。左ミドル、前蹴り、左ストレートで山本の接近をけん制する橋本。
 2R、橋本は左回りでやはり距離を保とうとする。ジャブ、左ミドル、左ストレートと放つ橋本に対し、山本はパンチとハイキックをリターン。橋本を追っていく。
 3R、山本はさらに前進する。橋本も被弾を警戒してガードを強固にし、左ストレートと前蹴りで応戦。山本は橋本をロープに詰め、ハイキックとパンチを打つ。
 判定は30-29、30-30、29-30で1-1のドロー。痛み分けとなった。(文:長谷川亮)

第3試合/K-1スーパー・バンタム級

KO

試合終了
2R 2分58秒

 1R、愛瑠斗は時折サウスポーに変化し、左右のミドルキックで攻める。光佑はこれに対し間合いを詰めて左フックをヒット。だが愛瑠斗は集中を切らさず、カーフキック、ミドル、前蹴りと多彩な蹴りを見せる。
 2R、愛瑠斗は手ごたえがあったか、サウスポーで向かい、左ミドル、ヒザとピッチを上げて光佑を攻める。愛瑠斗の攻撃に押され、光佑はロープ、コーナーを背負わせられる。愛瑠斗はカーフキックを効かせ、左ボディ、ストレートと決めダウンを奪取。立ち上がった光佑だが、愛瑠斗の勢いは止まらず、ミドルを追い打ちすると再びストレートを決めてノックアウト。2年前の対戦に続き光佑に勝利した。(文:長谷川亮)

は外部サイトの大会共通のライブ配信(ABEMA)に遷移します。

本戦

第1試合/K-1ミドル級

0 判定 3

試合終了
判定詳細:27-28、27-28、27-28

 初回、体格で勝るディオニツィオに対し、神保は初回から臆することなく左アッパー、右ストレートとパンチで攻める。そしてディオニツィオが前に来たところにストレートをカウンター。ダウンを奪う。立ち上がっても攻められ、劣勢なディオニツィオだったが右ストレートをカウンターで突き刺し、ダウンを奪い返す。
 2R、気迫を見せパンチで攻める神保にディオニツィオも応じ、両者打ち合いを展開。
 3R、両者打ち合い近距離でアッパー、ボディと削り合いの様相となる。上背で勝るディオニツィオに神保は押し負けず攻撃を出し続ける。
 両者ダウンを1つずつ奪い合ったが、判定は3者28-27の僅差でディオニツィオ。ベルトを目指す神保の野望にストップをかけた。(文:長谷川亮)

第2試合/K-1ミドル級

KO

試合終了
2R 2分25秒

 初回、試合開始からシウバが力強さを感じる右ミドル、前蹴りで攻める。そこに左右フックを繋ぎ、松倉は後退。さらにシウバはローも当てるが、松倉はこれにカーフキックで反撃する。
 2R、なおもシウバは攻めるが、松倉は左フックでカウンター。松倉はシウバの動きが見えてきたか、パンチと蹴りをかわしていく。そしてパンチに対しミドルキックやカーフなどでダメージを与える。シウバの意識を蹴りに引きつけると、松倉は右ストレートでカウンター。シウバが後方に大きく倒れ、KO勝利を決めた。
 マイクを取った松倉は「世界チャンピオンになるためにK-1に戻ってきました。ミドル級を引っ張っていくので、そろそろトーナメントお願いします」とベルトを懸けたトーナメント開催をアピールした。(文:長谷川亮)

第3試合/K-1スーパー・ライト級

0 判定 2

試合終了
判定詳細:29-29、29-30、29-30

 パコーンは大和哲也やジョムトーンに勝利した実績を持つ。初回、8センチの身長差を持つ鈴木は左ミドルを当てていくが、徐々にパコーンがボディストレート、右インロー、右ミドルと当てていく。
 2R、パコーンは的確なポジショニングで鈴木に左ミドルを出させず、逆にボディへのヒザで攻める。サウスポーの鈴木に右インローで出足を止めるパコーン。
 3R、鈴木が前に出るが、パコーンはやはり右インローで出足を止め、再びボディへのヒザを見せる。鈴木も打ち合いを仕掛け左ストレートを決めるが、パコーンはジャブ、ミドル、クリンチとそこから先の有効打を与えない。
 判定は29-29、30-29、30-29の2-0でパコーンに軍配。K-1デビュー戦を勝利した。(文:長谷川亮)

第4試合/-62kg契約

KO

試合終了
2R 1分37秒

 初回、大岩はカーフを当て、國枝が返す左右ストレートは見切って当てさせず、逆にストレートで國枝を攻める。大岩はストレートとクロス、角度を変えて右パンチを打ち分け、さらに再びカーフキックを放ってダメージを与える。國枝も左右のストレートで応戦するが、大岩のブロックを突破できない。
 2R、國枝はジャブを多用。だが大岩はブロックしながらプレッシャーをかけていく。そしてロープに詰まった國枝がローを放ったところに、右ストレートをカウンターで突き刺しノックアウトした。
 マイクを取った大岩は小澤海斗の欠場で緊急参戦となった國枝に感謝を述べ、「小澤選手、ケガはつきものなので、しっかり治してもらってまたどこかで戦えたらいいなと思います」と呼びかけた。(文:長谷川亮)

第5試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級

KO

試合終了
1R 1分50秒

 当初アダム・ブアフフとの対戦が決まっていた江川だが、ブアフフが大会直前になって欠場となり、韓国のカン・ユンソンとの対戦となった。
 軽快なフットワークを見せるユンソンに対し、江川はカーフキックとローを当てて足を止め、そこからパンチを狙っていく。コーナーに追い詰め、早速江川は連打に入る。しかしここでローが下腹部に入ってしまい一時中断。再開すると、江川はプレッシャーを弱めず、再びコーナーに詰めると左右フックを素早く集め、ユンソンをマットに沈めKOした。
 1Rでの快勝に江川はマイクを取ると「ギリギリのオファーに関わらず、試合が無くなるんじゃないかとドキドキしていましたが、こうしていい試合になって感謝しています」とコメントした。(文:長谷川亮)

第6試合/K-1バンタム級

0 判定 3

試合終了
判定詳細:28-29、28-29、27-29

 初回、石井は前に出てプレッシャーをかけ、サウスポーのヨーシラーをロープに詰める。右ストレート、左フックと石井が放てば、ヨーシラーも左ストレートと右フックを打ち返す。
 2Rもロープに詰めた石井だが、ヨーシラーはミドルを一瞬キャッチした直後に左ストレート。これで石井からダウンを奪う。立った石井は右ストレートと左フックで猛攻。
 3R、ダウンのビハインドがある石井はプレッシャーをかけていく。ヨーシラーはこれを止めるためホールディングが増え、レフェリーから警告を受ける。ボディストレートも交えパンチで追う石井だが、ヨーシラーを捉えることができず試合終了となった。
 判定は29-28、29-28、29-27の3-0でヨーシラーが勝利した。(文:長谷川亮)

第7試合/K-1 WORLD GP女子アトム級タイトルマッチ

0 判定 2

試合終了
判定詳細:29-29、28-30、28-30

 1R、ローと前蹴りで先制した菅原だが、パヤーフォンは前蹴りから右ストレートをヒット。菅原もここで打ち返すが、パヤーフォンは組んで押さえ、レフェリーから注意と警告を受ける。菅原もラウンド後半、左ストレートと前蹴りを当て返す。
 2R、前蹴りからストレートを繋ぐ菅原にパヤーフォンはバックブローを返すがヒットとならず。パヤーフォンにバッティング、菅原にホールディングが見られる。
 3Rも両者近距離での攻防が多くなり、前蹴りからパンチを繋いでくる菅原に対しパヤーフォンは組む形となってしまい注意が累積。イエローカードで減点1となる。
 判定は29-29、30-28、30-28の2-0で菅原が勝利。悲願のベルトに涙を流すと、「パヤーフォンちゃんがいてくれたから、こうやって強くなれました。もうすぐお父さんとお母さんの誕生日なのでいいプレゼントになったかと思います。いつもありがとうございます」と感謝を述べ喜んだ。(文:長谷川亮)

第8試合/K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ

KO

試合終了
2R 1分31秒

 初回、KANAはジャブとローを放って様子見。ローとミドルを入れ、アルカイエスが下がると右スイングフックを放っていく。パンチに意識を引きつけたKANAはカーフキックを打って効かせ、そこからパンチの連打を打ち込みスタンディングダウンを与えて初回を終える。
 2R、KANAはパンチのプレッシャーを与えつつカーフキック。これにアルカイエスがダメージを見せると、逃さずストレートとフックを打ち込み、スタンディングダウンを奪うとともにノックアウトで勝利した。
 KANAはマイクを取るとアルカイエス、自身の周囲、応援してくれるファンに感謝を述べ、「今年アニッサ・メクセン戦を実現させます」と世界最強と評されるアニッサ戦を改めてアピール。その上で「K-1最高!」と叫んだ。(文:長谷川亮)

第9試合/K-1クルーザー級

KO

試合終了
3R 1分8秒

 初回、両者まずはローを出し合う。AKIRAはそこにカーフキックも織り交ぜる。前に出ていこうとする星だが、AKIRAはジャブとローを駆使してそれを許さない。星は右ストレートのヒットから攻めようとするが、AKIRAもストレートを当て返す。
 2Rは両者攻めあぐねる。星の前進をストップするAKIRA。星は終盤、ジャブ、ハイキック、左フック、ストレートと攻勢。
 3R、ローを当てた星はそこからワンツー。これをクリーンヒットすると続けて右ストレートも決め、AKIRAをKO。これで戦績を4戦4勝4KOとし、「これから重量級、K-1を面白い試合で盛り上げますので、POWER OF DREAMの星龍之介を覚えて帰ってください」とアピールした。(文:長谷川亮)

第10試合/K-1クルーザー級

KO

試合終了
2R 2分50秒

 初回、谷川は臆することなくラテスクに向かい、ローキックを入れていく。しかしラテスクもパンチで迎撃し、左フックで先制ダウンを奪う。谷川は立ち上がると、足をふらつかせながらもカーフキック、ローキックで反撃。ラテスクに着実にダメージを与える。
 2Rも谷川はローキックとカーフキックを放つ。消耗の見えるラテスクに、谷川はパンチが見えてきたのかブロッキングとダッキングでディフェンスし、さらにローを入れていく。そしてパンチとヒザを打ち込むが、ここでラテスクが左フックでカウンター。さらに右フックを当てると谷川は膝をついて2度目のダウン。レフェリーストップとなった。
 勝ったラテスクはベルトのジェスチャーを見せ、「タイトルマッチ、ベルトに挑戦したいです」とアピールした。(文:長谷川亮)

第11試合/K-1ウェルター級

3 判定 0

試合終了
判定詳細:30-28、30-28、30-28

 オーソドックスの寧仁太に対し實方はサウスポー。寧仁太がロー、ストレートと右の攻撃を放つが、實方も右フックのカウンターを決め寧仁太をよろめかせる。両者1Rは蹴りの距離で展開し、パンチの打ち合いとはならない。
 2R、實方が左ストレートを当てれば寧仁太もパンチを返す。ローとジャブで前に出る寧仁太だが、實方も左ストレート、ヒザとやり返す。両者五分の展開から、寧仁太が左フックから右ストレートと連続で打ち込み、實方からダウンを奪う。
 3R、實方は左ストレートを当てるが、やはり寧仁太はすぐ反撃し、飛びヒザ。實方はしかし当てさせず、再び左ストレート。寧仁太はボディストレート、再度飛びヒザを繰り出し、ダウンのリードを守って終了。
 3者30-28で寧仁太が勝利し、まずはK-1が対抗戦1勝とした。(文:長谷川亮)

第12試合/K-1フェザー級

0 判定 3

試合終了
判定詳細:28-29、29-30、28-30

 初回、安本はロー、ハイと左の蹴りから入り、右ストレートで斗麗を倒すが、これはスリップの裁定。安本は斗麗をコーナーに詰め、左フック・右ストレート・ヒザ蹴りと猛攻。斗麗が逃れ左フックを強振しても安本はブロックして当てさせない。
 2R、斗麗と安本、互いにサウスポーにスイッチして相手を探る。そこから安本は右ストレートをヒット。安本はさらにミドル、ボディフックと打ち込み、斗麗が反撃しても身をかわして翻弄する。
 3R、劣勢の斗麗は圧力を強める。しかし安本は打ち負けない。だが斗麗は最終ラウンドに気持ちを見せ、右ストレートと左フックを放ち安本に迫る。
 判定は29-28、30-29、30-28の3-0で安本となり、技術戦を制した。(文:長谷川亮)

第13試合/K-1スーパー・バンタム級

3 判定 0

試合終了
判定詳細:30-28、30-28、30-27

 1R、両者蹴り合いから、前に出ようとする鈴木に玖村はジャブ、ミドルをカウンターで当てる。鈴木のローにも玖村はカウンターで応戦。鈴木は被弾があってもパンチをフルスイングしていく。
 鈴木は2Rも攻めるが、玖村は的確なジャブのカウンターでとらえダウンを奪う。立ち上がった鈴木は右ストレート、左フックとさらに攻める。
 3R、鈴木はダウンの挽回のためパンチで攻める。しかし玖村はブロッキングでこれを弾き、ボディフック、ジャブと当て、鈴木の反撃を振り切り試合を終える。
 判定は30-28、30-28、30-27の3-0で玖村が制し、対抗戦はK-1の勝利となった。試合後のマイクで玖村は「THE MATCHで志朗選手に勝って、他団体55キロのツートップに勝ったので、55キロはK-1が一番強いっていうことでいいですよね」とK-1の強さをアピールした。(文:長谷川亮)

第14試合/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ

2 判定 0

試合終了
判定詳細:30-30、30-28、30-29

 1R、金子はローから入り、コンペットをロープ際まで下がらせる。そしてプレッシャーを与えつつ、さらにカーフキックを交えたローで襲い脚にダメージを与える。
 2Rも金子はコンペットをロープまで追い詰める。コンペットが振るう右のパンチを金子はブロックして当てさせず、右ロー・右カーフを放っていく。
 3R、やはりコンペットをロープに詰めた金子はパンチでとらえ始め、左フックをヒット。コンペットも右ストレートを返すが、金子は左右のフックをさらに当てる。徐々にヒットを上げてきた金子はローも当て、ボディフック、ストレートでもコンペットを攻めて試合を終える。
 判定は30-30、30-28、30-29の2-0で金子に軍配。試合後のマイクで金子はトレーナーやジムに感謝を述べ、「今日で自分がまだまだだなって分かったので、しっかり練習していきます」と、さらなる防衛に意欲を見せた。(文:長谷川亮)

第15試合/K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ

2 判定 0

試合終了
判定詳細:30-30、30-29、30-29

 1R、自らロープ際に下がりカウンターを狙おうとするヴューだが、軍司はローを入れ、そこから左右ボディブローを連打する。軍司がヴューをロープに詰めたまま1R終了となる。
 2R、ヴューはボディへのヒザを飛ばし、そこから右パンチで顔を襲う。ジャブも飛ばすヴューだが、軍司は強引に距離を詰めボディを連打する。
 3R、軍司は再びヴューをコーナーに詰め、左右フックでラッシュ。ヴューはコーナーから逃れ、軍司が来てもステップで距離を取って試合を終える。
 判定は30-30、30-29、30-29の2-0で軍司が制したが、「今日はKOして圧倒的にフェザー級のチャンピオンというのを見せたかったんですけど、できなかったのですごい悔しいです」と喜びは見られず。「フェザー級の世界最強を目指してるので、他団体でも強い選手がいると思うので是非やりましょう」と対抗戦に意欲を見せた。(文:長谷川亮)

第16試合/K-1スーパー・ヘビー級

3 判定 0

試合終了
判定詳細:30-27、30-27、30-29

 1R、石井はガードを高く上げ、サウスポーから左ローと左ミドルを放つ。京太郎はステップインしてのワンツーをヒット。石井は一瞬よろめくが、ここはリングを回ってしのぐ。
 2R、京太郎はミドル、ボディフックと攻撃を散らす。石井はバックブロー、左フックと応戦するが京太郎はかわしていく。
 最終3R、石井は蹴りからパンチを放つが、京太郎をとらえられない。京太郎も石井のフィジカルに押されるが、左フック、右ストレートとさらなるヒットを狙って終了となる。
 判定は30-27、30-27、30-29の3-0で京太郎が制し、同級生の2人は互いに座礼をしてリングを降りた。(文:長谷川亮)

第17試合/K-1スーパー・ウェルター級

KO

試合終了
3R 0分6秒

 開始からピケオーは距離を詰めてアビラルを攻める。ロープに詰められるアビラルだが、カーフキックを連続で入れる。押されるアビラルだが、防戦一方とはならず右ストレートをリターン。さらにカーフ、ヒザも放つが、ラウンド最後はピケオーがパンチで攻め立てる。
 2R、ピケオーがハイキックを決めれば、アビラルは顔面ヒザ。ボディストレート、左フックとピケオーが攻めれば、アビラルもストレートと左アッパーとパンチで応戦。両者激しい打ち合いだが、ピケオーが右フックで動きを止め、右ストレートで打ち抜きアビラルをダウンさせる。
 3R、アビラルが打ち合いにくると、ピケオーはそれより一瞬速く左フック。これでアビラルを打ち倒し、ノックアウトした。
 勝利したピケオーは「3年間は長かったですが、勝つことができ嬉しかったです。とにかくピケオーが帰ってきました」と復活を宣言した。(文:長谷川亮)

第18試合/スーパーファイト/-69kg契約

KO

試合終了
1R 2分0秒

 野杁はTHE MATCHで海人と戦った試合で拳を負傷し、それ以来となる復帰戦。アスケロフはアンディ・サワーや佐藤嘉洋にも勝利している古豪だ。
 試合が始まると野杁は前蹴り、右ローと入れ、アスケロフが左右フックを力強く振るもブロック。早々にリングの中央を取りロープを背負わせる。そして左フックを決めると、アスケロフは崩れ落ちダウン。立ち上がったアスケロフだが野杁は右ストレートを決め、これで完全に打ち倒してノックアウトした。
 勝利した野杁は「69キロで初めての挑戦だったんですけど、どうですか。この階級で僕強くなってますよね?」と話しファンの喝采を浴びた。そして「どんどん世界の強豪に喧嘩を売って、最強を証明し続けるので、これからも野杁正明の応援をよろしくお願いします」と約束した。(文:長谷川亮)

第19試合/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ

KO

試合終了
4R 0分25秒

 1R、ジョムトーンにローを蹴られると和島は必ずローを返す。ジョムトーンがパンチを狙って間合いを詰めても、和島はステップでその場から逃れる。しかしラウンド終了直前にジョムトーンが左ストレートを決め、和島は倒れそうになるがなんとかこらえる。
 2R、和島はローに加えハイキックもヒット。ラウンド後半には脚へのダメージで意識を引きつけ、ジョムトーンに左ストレートも決める。
 3R、脚へのダメージがあるのか、ジョムトーンは和島のローを掴んでしまいレフェリーの注意を受ける。和島はさらにローを打ち込む。
 判定は1者が和島を支持もドロー。延長戦で勝負を決することとなる。
 延長ラウンドが始まると、ジョムトーンの脚は限界を迎えており、和島がローを打ち込むとセコンドがタオル投入。和島が初防衛を果たした。(文:長谷川亮)

第20試合/K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ

0 判定 3

試合終了
判定詳細:29-30、29-30、28-30

 1R、朝久は速いステップワークからローキックを多用。これに対し与座は間合いを詰めていき、中盤まではローを受けていたが、後半は自身も朝久にローを返していく。
 2R、朝久は速いフットワークからローを入れていく。しかしラウンド中盤から与座もローの本数を増やし、左インロー、左アウトロー、右ローと決めていく。
 3R、両者攻防を激化させる。与座は朝久を押して下がらせ、左右ローキック。そして回転蹴りの大技を見せる。朝久もハイキックを返すが空を切る。
 判定は30-29、30-29、30-28の3-0で与座が勝利し、朝久のリベンジを退け王者となった。
 与座は「格闘技を辞めようかと思ったこともあったんですけど、諦めずにひたすら続けてきてよかったなと思います」と戴冠を喜び、K-1ファイターを目指していて明日が誕生日の弟にエールを送った。(文:長谷川亮)

第21試合/K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ

判定

試合終了
判定詳細:29-28、29-27、30-27

 1R、両者はローの攻防の後、すぐに間合いを詰めて打ち合いに入る。大和はミドルを効かせ、林のジャブに右ストレートをクロスカウンターしてダウンを奪う。だが林は立ち上がり、フック・アッパーと猛攻して1R終了となる。
 2Rも両者打ち合いを続行。このラウンドは林がボディフックを効かせ、大和を攻める。大和はしかし崩れ落ちず左右フックで反撃して2Rを乗り切る。
 3R、大和は息を吹き返し、得意の左フックから接近戦での左右アッパーで林を攻める。後半は林が攻め返すが、大和は右ストレートを決めて試合を締めくくる。
 判定は29-28、29-27、30-27の3-0で大和が勝利し、2度目の防衛を成し遂げた。
 大和はマイクを握り、観客とともに「格闘技最高! K-1最高!」と歓喜の声を上げた。(文:長谷川亮)

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