2025プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】セは首位・広島の若手が投打でトップに パ野手の1位は要所での一発が光った鷹の主砲

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2025シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。
※集計対象期間:4月7日~13日

打撃好調なスラッガーたちがトップ3にランクイン

 パ・リーグの野手でトップに立ったのは、完全復調を果たした山川穂高(ソフトバンク)。2位にはホームラン王奪回を目指す杉本裕太郎(オリックス)、3位にはここまでリーグトップの5本塁打を記録している頓宮裕真(オリックス)が続いた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 山川 穂高(ソフトバンク)
 4月5日終了時点で打率.069と開幕から不振が続いていたが、6日に放った今季1号アーチをきっかけに調子が急上昇。今回の対象期間中は21打数10安打3本塁打と大活躍を見せた。9日のオリックス戦では9回に逆転3ラン、11日のロッテ戦では9回に一時勝ち越しとなるソロを放つなど、特に要所での一発が際立った。

2位 杉本 裕太郎(オリックス)
 開幕から主に4番を任されている背番号99が2位に入った。4月10日のソフトバンク戦で猛打賞を記録すると、翌日の楽天戦ではソロを放って今季初登板となった先発・田嶋大樹の白星に貢献。13日の試合では2本のアーチを描くなど、持ち前のパワーを存分に見せつけた。

3位 頓宮 裕真(オリックス)
 4月8日のソフトバンク戦で2ランを含む3安打をマークすると、翌日にも一発を放って2試合連続ホームラン。13日の楽天戦では2球で追い込まれてから押し出し四球を勝ち取るなど、今回の対象期間中は選球眼も光って出塁率.538を記録した。昨季は打率1割台と悔しいシーズンに終わったが、今季は開幕から好調を維持している。

1位に輝いたのはオリックスの来日2年目右腕

 パ・リーグ投手部門では、大事な一戦で力投を見せたエスピノーザ(オリックス)が1位に輝いた。2位には雨天の敵地で好投を披露した宮城大弥(オリックス)、3位にはバースデー登板で白星を手にした北山亘基(日本ハム)が名を連ねた。

【データ提供:データスタジアム】

1位 エスピノーザ(オリックス)
 同一カード3連敗を阻止するべく、4月10日のソフトバンク戦で先発。序盤は我慢の投球が続いたものの中盤で安定感を取り戻し、7回には3者連続三振を記録。試合は引き分けに終わるも、来日最多タイとなる118球を投げて7回1失点9奪三振と力投を見せた。

2位 宮城 大弥(オリックス)
 楽天モバイルパークで行われた4月13日の楽天戦で先発。雨が降る中での登板となったが、8回1失点と見事なピッチングで今季2勝目をマークし、チームは両リーグ一番乗りで10勝に到達した。宮城は開幕から3戦連続で8イニングを投げており、エースらしい働きを続けている。

3位 北山 亘基(日本ハム)
 26歳の誕生日当日となる4月10日の楽天戦で先発し、6回無失点8奪三振の好投。2回の2死満塁の場面では武藤敦貴から6球すべてストレートで見逃し三振を奪い、ピンチを脱出した。自慢の速球を主体とした強気なピッチングで相手打線を圧倒し、バースデー登板を白星で飾った。

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著者プロフィール

日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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