【BOATRACE】2節連続G1Vへ毒島誠 機力は茅原悠紀が合えば“花丸” 平和島トーキョー・ベイ・カップ
5日目は天気予報どおり朝から8メートル前後の強い北風(向かい風)が吹き、時間帯によっては水面に波が立つ厳しいコンディションとなった。1Rから安定板が装着され、3Rからは2周戦でのレース。ただ、幸い午後になるほど風は収まって、準優は周回短縮が解除され、3周戦に戻ってのレースとなった。
強風さえ収まってしまえば、実力そして機力でも勝る準優1枠トリオはやはり強かった。10Rの茅原悠紀こそ、1マークで2コース和田兼輔の奇襲全速に反応した分、4コースから差してきた吉川元浩の差しを許しはしたが、2マークではしっかり差し返して1着ゴール。残る11Rの篠崎元志、12Rの毒島誠は難なく逃げ切り優出を決めた。
優勝戦のポールポジションは、得点率トップからの準優勝ち上がりとなった毒島誠(群馬出身・群馬支部41歳)【冒頭の写真】。ただ、その毒島、仕上がりに関しては曇り顔。「良くない、まず行き足が良くないし、回ってからは止まっている。ちょっと喜べないポールポジション。よくこの位置に…、ツイているなって感じです。気温が急に30度とかになってくれればいいんですけど…」と思案げな表情。残念ながら、20日の天気予報では気温は優勝戦の時間帯で12度前後という状態。機力面には一抹の不安を抱えるが、前走地の尼崎周年に続いてのファイナル1枠をゲット。尼崎では完璧な逃げで優勝を成し遂げており、2節連続でのG1優勝なるか、注目の一番を迎える。
20日に行われる優勝戦のメンバーは次のとおり。
<平和島 最終日 12R 優勝戦>
1枠 毒島 誠 (群馬・群馬)
2枠 篠崎 元志 (福岡・福岡)
3枠 茅原 悠紀 (岡山・岡山)
4枠 渡邉 雄朗 (千葉・東京)
5枠 吉川 元浩 (兵庫・兵庫)
6枠 木村 仁紀 (京都・滋賀)
※()内は出身・支部の順
篠崎元志も2016年住之江の高松宮記念以来となるG1優勝は、悲願にも近いモノがある。毒島のスタート、ターンにワンミスがあれば、差し切ってしまうケースも十分あるだろう。4枠には伏兵ではあるが東京の4カド巧者である渡邉雄朗。伸び型にウエイトを置いたまくり攻撃で、格上スロー勢にひと泡吹かせるかも。夢のG1初優勝へ、東京屈指の好青年も38歳となり、Vチャンレンジに熱視線を送りたい。
上記のレース配信はBOATRACE公式映像配信サービス「BOATCAST」で配信中。
全レースの映像をいつでもどこでも視聴することができる。
その他レーサー関連のコンテンツや、毎日のNEWS配信など豊富なラインナップを楽しむことも可能だ。
BOATCASTは【↓に記載の関連リンク】からアクセスできる。BOATCASTでレースをさらに楽しもう。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ