【BOATRACE】2節連続G1Vへ毒島誠 機力は茅原悠紀が合えば“花丸” 平和島トーキョー・ベイ・カップ

BOATRACE
チーム・協会

【(C)BOATRACE 】

 ボートレース平和島では19日に「G1開設70周年記念 トーキョー・ベイ・カップ」(優勝賞金1200万円)のシリーズ5日目が開催され、10~12Rで準優勝戦が行われた。

 5日目は天気予報どおり朝から8メートル前後の強い北風(向かい風)が吹き、時間帯によっては水面に波が立つ厳しいコンディションとなった。1Rから安定板が装着され、3Rからは2周戦でのレース。ただ、幸い午後になるほど風は収まって、準優は周回短縮が解除され、3周戦に戻ってのレースとなった。

 強風さえ収まってしまえば、実力そして機力でも勝る準優1枠トリオはやはり強かった。10Rの茅原悠紀こそ、1マークで2コース和田兼輔の奇襲全速に反応した分、4コースから差してきた吉川元浩の差しを許しはしたが、2マークではしっかり差し返して1着ゴール。残る11Rの篠崎元志、12Rの毒島誠は難なく逃げ切り優出を決めた。

 優勝戦のポールポジションは、得点率トップからの準優勝ち上がりとなった毒島誠(群馬出身・群馬支部41歳)【冒頭の写真】。ただ、その毒島、仕上がりに関しては曇り顔。「良くない、まず行き足が良くないし、回ってからは止まっている。ちょっと喜べないポールポジション。よくこの位置に…、ツイているなって感じです。気温が急に30度とかになってくれればいいんですけど…」と思案げな表情。残念ながら、20日の天気予報では気温は優勝戦の時間帯で12度前後という状態。機力面には一抹の不安を抱えるが、前走地の尼崎周年に続いてのファイナル1枠をゲット。尼崎では完璧な逃げで優勝を成し遂げており、2節連続でのG1優勝なるか、注目の一番を迎える。

 20日に行われる優勝戦のメンバーは次のとおり。

<平和島 最終日 12R 優勝戦>
1枠 毒島  誠 (群馬・群馬)
2枠 篠崎 元志 (福岡・福岡)
3枠 茅原 悠紀 (岡山・岡山)
4枠 渡邉 雄朗 (千葉・東京)
5枠 吉川 元浩 (兵庫・兵庫)
6枠 木村 仁紀 (京都・滋賀)
※()内は出身・支部の順

【BOATRACE 】

 毒島の一番の難敵は3枠に構える茅原悠紀(岡山出身・岡山支部37歳)【写真上】。モーターの仕上がりに関しては「全部の部分が二重丸」という状態。調整が合えばすべてが“花丸”にもなる高レベル。全速、まくり差しとスタート隊形に応じて繰り出すボート界トップ級のターンは脅威だ。

 篠崎元志も2016年住之江の高松宮記念以来となるG1優勝は、悲願にも近いモノがある。毒島のスタート、ターンにワンミスがあれば、差し切ってしまうケースも十分あるだろう。4枠には伏兵ではあるが東京の4カド巧者である渡邉雄朗。伸び型にウエイトを置いたまくり攻撃で、格上スロー勢にひと泡吹かせるかも。夢のG1初優勝へ、東京屈指の好青年も38歳となり、Vチャンレンジに熱視線を送りたい。

上記のレース配信はBOATRACE公式映像配信サービス「BOATCAST」で配信中。
全レースの映像をいつでもどこでも視聴することができる。
その他レーサー関連のコンテンツや、毎日のNEWS配信など豊富なラインナップを楽しむことも可能だ。
BOATCASTは【↓に記載の関連リンク】からアクセスできる。BOATCASTでレースをさらに楽しもう。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

BOATRACEオフィシャルウェブは、ボートレースに関する数多くのお役立ち情報を提供しているポータルサイトです。 レースの開催日程をはじめ、速報性のあるNEWS情報、初心者にも分かりやすいボートレースの楽しみ方、 過去の記録をまとめたデータ集など初心者~既にファンの皆様までどなたにも活用していただけるウェブサイトとなっております。

新着記事

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント