【市和歌山】オフに全員で海 育んだ「一体感」で秋の全国王者に挑む(和歌山県)
和気あいあいとした雰囲気漂う公立のトップランナー
「最も印象的な思い出」の設問で、エースとしてチームを引っ張る土井源二郎投手は「野球部全員で海」と記載。他にも3人の選手が「オフに野球部全員で海に行った」ことを挙げた。
また、3月6日のキャプテントークでは、正捕手を務める川辺謙信主将が「後輩とも友だちのように接している」と紹介。司会から「ちょっとなめているんじゃないかと思う後輩はいませんか?」と問われると、「いっぱいいます」と即答し、笑いを誘った。
印象的な思い出では、「チームで乗り越えた冬練」など厳しい冬季トレーニングを一丸となって乗り越えたエピソードを記載する選手も複数いた。
プロ野球選手と同じくらい多かった夢
センバツの初戦の相手は、昨秋の明治神宮大会を制した名門・横浜。3月7日の組み合わせ抽選会で川辺主将は横浜戦だけでなく、選手宣誓も引き当てて苦笑いを浮かべたが、抽選会の前に提出されたアンケートでは、横浜との対戦を望んでいた選手も5人おり、智弁和歌山と並んで最も多かった。半田真一監督をはじめチーム全体で重点的に育んできた「一体感」で、秋の全国王者に挑む。