[RUGGERSコラム] リーグワン2024-2025 後半戦に向けての見どころ!

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 どうも、オニギリです!
 目が少しずつ痒くなってきませんか?
 オニギリも花粉症センサーが最近反応してきており、春がだんだん近づいてきているなと感じています。
 さぁ今回のオニギリ's eye!!は、半分が終わったリーグワンDiv1、ここから1戦1戦の勝敗がプレーオフと入替戦へと影響してくる後半戦です。今回プレーオフには6チームが進めるということで、どのチームにもまだ可能性がある状況。そんな後半戦の見どころについてオニギリ's eye!!しちゃいたいと思います!
 それではいってみましょう!

 まずは第9節終了時点での順位です。
 Division1は以下の通りです。

【リーグワン公式HP参照】

 9節終わっての順位を見ると、上位にいる埼玉WKとBL東京は昨年も首位と2位ということで、順調な前半だったと感じます。
 埼玉WKは唯一無敗、1分したのがBL東京ということで、昨年と比べると、昨年は9節までに得点445点・失点152点、今年は得点335点・失点198点と、明らかに昨年の方が攻撃力もあり失点も少なかったところ。ただ、接戦を勝てているところについては、勝負強さというのが出てきていることと、他チームが力をつけてきたことが数字から分かります。選手を見てみると、アーリーエントリーした早稲田前主将の佐藤がリーグワンデビューし、ポスト堀江と言われる中、後半戦での出場に期待したいところです。また、BKも山沢弟が10番での出場機会を掴み、絶対的SOだった松田が抜けた穴をしっかりと埋めています。また好調なCTBに加えてWTB竹山がトライを量産しているのはいい傾向。昨年プレーオフ決勝の悔しさを持ちながら、後半戦も勝ち続けて、プレーオフを決めれば優勝候補であることは間違いないですね。
 BL東京も好調で、ここまで埼玉WKとトライ数は同じ。大きな差はPGの数。これはチームの方針でもあるかと思いますが、PGを選択する機会は埼玉WKが多く、埼玉WKはブレイクダウンでのペナルティを得ているケースが多い。ここはチームにどれだけスティーラーがいるかがカギとなるでしょう。
 この2チームに続くのがS東京ベイ。BL東京と同じ勝敗数であり、失点はリーグで一番少ない。DFが強化されており、相模原DB戦と静岡BR戦以外は僅差で勝利しており、粘り強さが発揮されています。その分、相手にも勝ち点を与えてしまっていますが、勝っていることがまず大切です。ホームのえどりくでの不敗神話をどこまで伸ばせるか、後半戦にも期待がかかります。
 4位の静岡BRは、9節S東京ベイ戦で大敗を喫して、少し勢いが止まっています。ケガ人も出て少し心配な声もありますが、アーリーエントリーや若手の活躍が後半戦のカギとなりそうです。同じメンバーだけで戦い続けるには厳しいリーグワンだけに、チーム力が後半戦に求められます。
 調子を上げているのが三重H。昨年、リーグ戦で1勝しかできなかったチームが、今季前半だけで4勝をあげています。10名以上の大量補強した結果、メンバーが変わってもチーム力が大きく落ちることなく戦えていることが好調の要因と感じます。後半戦、この好調を継続することで目標のベスト6も手が届くところ。
 神戸Sも例年より良い順位でベスト6以内に位置しています。しかし、順位が下位のチーム相模原DBと東京SGの試合を落としており、後半戦に負けが重なると一気に順位が下がるものの、前半僅差での敗戦もあったことで、現在は5位にいます。勝敗数の同じ8位の三重Hとは勝ち点6の差があり、これは後半戦のアドバンテージとなります。強力FWと日本代表の中心選手でもある李がどのようなラグビーをするのか注目です。
 元気がないのは7位の横浜E。3位の静岡BRに勝利したものの、下位の三重Hに前節で黒星を喫し、昨年のような勢いは感じません。簡単に言うと元気がない。ファフデクラークやクリエルの南アフリカ代表コンビの驚異的な圧力がまだ出ていないように思えます。良い要因だとチーム内での規律は守られており、ペナルティは一番少ない。ただ勝ちに繋がってないことが残念です。後半戦は上位を脅かすような勢いが出てくると昨年同様に4位あたりにくること間違いなし。
 アタッキングラグビーの東京SGは、ここまでトライ数が33と例年に比べて少ない。トライがさらに取れるようになれば上位進出に期待が持てます。難しいことを考えずにアタックに超越するくらいのラグビーを後半戦見てみたいところです。
 銀河系軍団と言われても過言ではないようなメンバーが集結しているトヨタV。フーパーも来日し、全盛期のようなキレは落ちているが、経験を語るようなブレイクダウンは健在。後半戦に勢いを与えるのは誰なのか、次戦の浦安DR戦からどのような変化があるか楽しみです。
 相模原DBは前半戦で上位の神戸Sに勝利したものの、僅差での敗戦か大差での敗戦と極端さが目立つ。またペナルティの数もリーグトップで多く、激しさがあるが故のペナルティであるものの、相手に得点機会を与えてしまい、もったいない。後半戦、規律を守るようになったらまだ可能性のあるプレーオフに手が届くのではないでしょうか。
 BR東京は前節のBL東京戦、1点差での敗戦で惜しかった。実力はあるのに力を発揮できていないように感じまう。ケガ人も出ているが、中楠や伊藤の若手ゲームメーカーがどのような成長を遂げるか、日本代表にも招集された2人がBR東京を牽引していけるようになれば道は開けていくに違いありません。
 最下位の浦安DR。1勝は共にDiv2でライバルチームとして戦い、その相手から白星を得たことは大きい。昇格したばかりではあるものの、経験豊富な選手が今季加入してきており、徐々にチーム雰囲気が良くなってきていると感じます。後半戦にかけて、9試合中3試合以上の勝利が必要になってくる中、ベテランと若手の融合がどこまでやれるか注目ですね。

 以上がリーグワン後半戦のオニギリ、注目コメントになります。
 残9節、プレーオフや入替戦へ行くチームがどこになるのか、1戦1戦楽しみになってきます。

 今回のオニギリ's eye!!はいかがでしたでしょうか?
 皆さんの後半戦注目チームはどこですか?
 伝統の戦いだからこそ、意地と意地のぶつかり合いとなり、楽しみしかありません。私は注目を一つに、、、選べることはできません。今年は拮抗した戦いが多いことから、僅差で勝敗が決まり、残り1プレーまで面白い。動きの確認だけでなく、手洗いうがいなど自己管理をしっかりする必要もあります。先日、高校生の大会でも棄権が多く、聞いたところ胃腸炎が流行っているとのこと。この時期は流行しがちで、加えて花粉シーズンもくることになり、早めの対策、準備を宜しくお願いします。

 さぁ、今週も熱いラグビーばかり、ワクワクが止まりません!!!
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著者プロフィール

「RUGGERS(ラガーズ)」は、日本ラグビーフットボール選手会が運営主体を務め、ファンと選手がつながる新しいラグビーアプリ(メディア)です。トップリーグ選手の投稿や、ラグビー関連の記事をまとめています。オリジナルコラムや動画も配信しています。アプリもぜひご覧ください。

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