前半はよかったのに後半はダメ。それ、ランチマネジメントができていないせいかも!?
【ゴルフサプリ】
身に覚えのあるゴルファーはとても多いのではないだろうか。「前半は良かったのに、後半はダメ」。原因はいろいろとあるとは思うが、お昼ご飯の食べ過ぎ、で失敗というケースは意外と多いのでは? というわけで! 若かりし頃、同じような失敗を経験したという石井良介に、後半がダメにならないランチマネジメントを教えてもらおう。
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後半のハーフはダブルヘッダーの第2試合のつもりでスタートする
いずれにしてもプレーの最中にもかかわらず、長い時間運動停止状態になるのですから、その後のラウンドに影響しないはずがありません。だから食べ終わったらなるべく長居はしない。スタートぎりぎりまでゆっくりしたい時もありますが、基本的にはサッと席を後にするようにしています。
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ですから後半のスタート前には朝と同じくらい準備をします。とはいってもすでにゴルフはしているので寸分変わらないことをやるわけではありませんが、パット練習なり、素振りなりをしっかりやる。あらためて「今日1日お願いします!」くらいの気持ちでティイングエリアに立ちます。
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ランチの食べ過ぎで大失敗! よくある話です
後半のことを考えたら間違っても大盛りにはしません。若い頃はまだしも40歳過ぎともなれば消化のいいものや、エネルギーに変わりやすいものを選んだ方がいいと思います。僕は学生の時にトンカツを頼んだら「お前、何を考えているんだ!」とプロゴルファーの父親に怒られました。パスタとかお蕎麦とか、サッと食べられて次の行動に移れるもの、あるいは消化が早くてエネルギーになりやすいものを食えと口を酸っぱくして言われたものです。
そんなこともあり、朝やったことを繰り返す感じで、お昼のタイミングでもアミノ酸など栄養を補充するようにしています。ゴルフって体も疲れますが、考えなきゃいけないので脳みそも疲れます。そうなると糖質も必要。これは僕がPGAの講習会で栄養学の先生に教わったことですが、ラウンドの上がり3ホールで崩れる人は栄養が足りていないことが多いので、アミノ酸や糖質をラウンド中に補充した方がいいということでした。
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一つ言っておくと、一日の中でも自分の飛距離は変化します。
特に今のように寒いと、スタート後2~3ホールは飛ばないことが多い。しっかり練習場で仕上げてスタートするプロは別として、軽くウォーミングアップするくらいだとアイアンでは1番手くらいは飛びません。体も動かないし、低温でボールのパフォーマンスも出づらいせいでしょう。朝は飛ばず、ラウンドが進むと飛ぶようになり、終盤になると再び飛ばない時間帯がくる。みんなそうなっています。
技術的なことで後半に歯車が合うことはあっても、体力は絶対に落ちていますから、どこかで途切れます。無頓着にやっていつも調子がいいなんてことはあり得ないわけです。
上手な方のラウンドレッスンをしている時、後半の大事なパットを簡単に打ってしまう場面に出くわします。そんな時「一打に賭ける気持ちが足りない」とか「もっと集中して闘争心を前に出しましょう」とかアドバイスしますが、前半はできているのにできなくなるのは体力的に問題があるから。疲れれば気持ちもついていかず粘れなくなります。
日本独特のお昼問題は結構スコアに影響しているのです。
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いしい・りょうすけ。1981年生まれ。『令和の試打職人』として各種メディアに引っ張りだこの人気解説者。PGAティーチングプロA級。You tube「試打ラボしだるTV」が人気。早くからトラックマンを活用したレッスンを開始。高い経験値と分析力で正しいスイング、正しいギアへと導く指導と的確な試打インプレッションに定評がある。
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