【スポナビGolf座談会】PING G440ドライバー3モデル、G430との違いは？買い替えるべき？識者3人が本音で語る！
G440ドライバーが気になっている方は必見です！
待望の新シリーズ「G440」ドライバー3モデルを語る！
鶴原： MAXとSFTには軽量モデルのHLも発売されます。ヘッドは同じで、ウェイトとシャフトとグリップが違うモデルです。
小倉： 「カーボンフライ・ラップ・テクノロジー」ですね。
石井： 低重心化を狙っているのでしょう。従来はMAXとLSTのみがカーボンでしたが、今回はSFTもカーボンになりました。
小倉： ヘッド内部のホーゼル部分も軽量化され、低重心化に貢献しています。
小倉： ふだん使っているクラブのヘッドが小さいから（笑）。G430 MAXと比べると小ぶりに見えますが、安心感はあります。
石井： G430 MAX 10Kと比べると、G440 MAXは少し小ぶりになった印象です。
鶴原： G410 PLUSに近いイメージですね。ヘッドの投影面積はスイングに影響を与えるので、PINGは見た目も重視したのでしょう。
小倉： サイズは大きくなりましたが、投影面積はあまり変わっていないそうです。
石井： G430 LSTと比べると、G440 LSTは少し丸みを帯びて、深重心化しているように感じます。
鶴原： LSTは、テーラーメイドのLSやキャロウェイのトリプルダイヤモンドと比べると、威圧感がありません。
石井： MAXとまではいきませんが、それに近いボリューム感があります。
石井： SFTは9°が追加されましたね。
小倉： スライスは収まるけど球が浮きすぎるという意見があったので、9°を追加したそうです。
石井： ドローバイアスのモデルは球がつかまりやすいですが、低くなる傾向があります。SFTは少しスピンが多い印象があったので、9°でそれが解消されるのでしょう。
小倉： 今までの情報を活かして、新しいものに昇華していると感じます。
石井： MAXでウェイトをドローにしたものとSFTのスタンダードでは、どちらの方がつかまるのでしょうか？
小倉： SFTの方がつかまると思います。
鶴原： SFTはMAXと比べてアップライト感があるので、標準の状態ではSFTの方がつかまりますね。
小倉： 実際に打ってみてどうでしたか？
石井： スピン量は前作より少ないです。打感が良くなったのも印象的です。G425であった音の問題も解消され、G440は落ち着いた音になっています。
鶴原： 進化はスピンが減った点と見た目がすっきりした点ですね。
小倉： 変わらず曲がらない、ブレないところはPINGの強みです。
石井： PINGは真面目なメーカーなので、いきなり劇的に飛ぶということはないでしょう。G430を使っている人がG440に変えても、10～15ヤードも飛ぶことはないと思います。
小倉： 高さはどうですか？
石井： 打ち出しが少し高くなりました。
小倉： 浮いて低スピンなら飛ぶ要素として期待できますね。
石井： G430 LSTは10.5°を使っていましたが、G440 LSTは9°でも十分な高さが出ました。
小倉： PINGは多少他のメーカーよりは安定したスピンが入るイメージがあります。
石井： 選択肢の幅が広がったのは良いですね。
鶴原： 正直に言うと、10Kが出た時ほどの衝撃はないんです。どうしようもなく慣性モーメントが大きくて、かつ、実際に打ってもスピンが少なかったので、ここまで作れたんだとびっくりさせられたんですよね。
小倉： G440 MAXはG430 MAX 10Kと比べてスピン量はどのくらい？
石井： G430 MAXよりはスピン量は減っています。10K MAXの方が大きく減っていると思います。
鶴原： LSTと同等くらいですか？
石井： 同等くらいですね。G430を使っているユーザーに買い替えを勧めるというよりは、それ以前のモデルを使っている人や他メーカーのモデルを使っている人に勧めるクラブだと感じます。
鶴原： 自分はこの中だとLSTに興味があります。
石井： MAXは意外とつかまる方向だと感じました。
鶴原： PINGは新モデルが出るたびに「前作より3ヤードつかまるようになりました」と宣伝していますが、4～5世代前のモデルと比べると10ヤードくらいはつかまるようになっています。
小倉： 低重心化による振り心地の変化を感じたいですね。
石井： ヘッドを大きく、低重心、深重心、高慣性モーメント、空気抵抗軽減、振りやすさ、低スピンと、死角はありません。
鶴原： 構えやすさも抜群です。
小倉： スリーブの形状が変わりましたが、互換性はあります。
G440 MAXは、G430 MAXと比べて振り心地が良くなり、球が高くつかまる感じがします。スピンは少なくなっていますが、10K MAXほどではありません。
G440 LSTは、ヘッドが少し大きくなり、やさしく安定感が増しています。G440 SFTは、基本的にキープコンセプトですが、クラウンがカーボンになったことでスピンが少し減りました。
鶴原： 試打クラブが出たら、ぜひ皆さんも打ってみてください！
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