【ゴルフ】アドレスで決まる!良いスイングの基本は良いアドレス!
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今回はスイングエラーについてトレーナー目線での解説をさせていただきます。
TPI(タイトリスト・パフォーマンス・研究所)が提示しているスイングエラーは16個あります。
その全てを1回では説明しきれないので、カテゴリーに分けながらスイングエラーについて解説をさせていただきます。
スイングエラーについて解説する内容としては、
・スイングエラーについて
・そのスイングエラーになってしまう原因
・スイングエラーのデメリット
・改善ドリルやエクササイズ
などをメインでご紹介させていただきます。
※リンク先は外部サイトの場合があります
題して『 良いスイングは良いアドレスから!ミスを減らす構え方と改善ドリルを紹介! 』というような形で行なっていきます。
セットアップとも呼ばれたりして、スイングを始める前の構えの姿勢のことを言います。
なぜこのアドレスが重要かというと、最適なアドレスが最適なスイングに繋がるからです。
不適切なアドレスを作ると、キネマティックシークエンス(身体の動き順番や効率性)が崩れ様々なミスに繋がります。
良いアドレスとは?
良いアドレスの条件は3つあります。
1つ目の条件は『 背骨をニュートラルに保つ 』ことです。
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動画や写真で確認する場合、背中に線を引いてみてください。
実際に動いて確認をする場合は、背中にクラブや棒を当てて確認をしてみましょう。
腰骨から首の後ろくらいまでが真っ直ぐになっているのが背骨をニュートラルに保てていることになります。
いわゆるニュートラルポジションです。
このニュートラルポジションを作ることが良いアドレスの1つ目の条件です。
2つ目の条件は『 お尻の位置を高くアドレスを構える 』です。
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3つ目の条件は『 重心の位置はやや踵側 』です。
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足の指が動かせないくらいにつま先体重になってしまっていると後々にエラースイングに繋がってきますので、少し後ろ側に乗る事を意識してください。
それでは「良いアドレスの3つの条件」が揃いました。
1.背骨をニュートラルに保つ
2.お尻の位置を高くする
3.重心の位置はやや踵側
になります。
アドレス時の筋肉活動について
筋肉活動が高い状態になると、力みなどに繋がり身体の動きのスムーズさが失われてしまいます。
アドレスではリラックスした状態で全体的な筋肉の活動は低くを意識します。
ただし良いアドレスの条件である「背骨をニュートラルに保つ」を維持するために、骨盤帯の中臀筋と腹筋や腹横筋と呼ばれるインナーマッスルは少し活性している状態を作らなければなりません。
普段からエクササイズ不足になっていたりすると骨盤帯が不活性な状態になってしまって良いアドレスが作れないということが起きてしまいます。
その結果、不適切な良くないアドレス姿勢になりスイング効率が低下してしまい様々なミスに繋がってしまうという悪循環になってしまいます。
このことから良いポジションで構えることが重要になり最適なスタート姿勢を作ることが必須になります。
不適切なアドレス時のミス
1つ目は『 Sポスチャー 』です。
Sポスチャー
Sポスチャーとは、アドレス時に腰が過剰に反ってしまう姿勢のことを言います。
S字姿勢や反り腰姿勢ともよく呼ばれます。
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この姿勢の原因は様々あります。
1つ目に考えられる原因は『 コアの不活性 』です。
特に腹筋が弱くうまく使えていない状態だと腰の筋肉の収縮が強く腰が引っ張ってしまって反り腰姿勢になってしまうこともあります。
つま先に体重がかかりすぎると身体が上がり反りやすくなります。
過去の教えで「重心を母子球に乗せなさい」「少し胸を張って構えてください」「腰を入れてください」などと教わった方も多いかと思います。
実はそれは誤ったコーチングの1つでもありますし、いい姿勢の勘違いでもあります。
胸を張ることがいい姿勢だとよく言われますが腰が反りすぎていてはいい姿勢とは言えません。
腰を痛めないためにも腰椎を守りながら効率的に回転運動をするには、背骨をニュートラルのポジションを作り腹圧が上がった状態での運動が腰を守ることができます。
Sポスチャーが原因で起こりやすいスイングエラーもいくつかあります。
『 リバーススパインアングル 』と呼ばれるスイングエラーがそのうちの1つです。
リバーススパインアングルとは、バックスイング時に背骨が飛球線方向に傾いてしまう動きです。
『 アーリーエクステンション 』もSポスチャーが原因で起こる代表的なスイングエラーです。
アーリーエクステンションとは、いわゆる伸び上りの動きです。
ゴルフスイングの悩みでとても多い代表的なスイングですね。
これらの改善ドリルは後ほど紹介させていただきます。
2つ目の代表的な不適切なアドレスは『 Cポスチャー 』です。
Cポスチャー
Cポスチャーとは、アドレス時に背骨が丸くなって構えてしまう姿勢のことを言います。
C字姿勢や猫背姿勢とも呼ばれたりします。
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デスクワークや運動不足などで頭が前に出て猫背になったりすると関節が硬くなったり筋肉が硬くなったりすると姿勢が悪くなってしまいます。
姿勢の悪さがCポスチャーに繋がります。
他に考えられる原因は、『 グリップ圧が強すぎる 』ことです。
強いグリップ圧だと腕や肩に力が入ってしまって肩が前に出るような動きが強くなります。
これによりCポスチャーになってしまいます。
他に考えられるとしたら、『 ボールの位置 』です。
ボールに位置が遠すぎても腕を伸ばし背中が丸くなりCポスチャーを作り上げてしまうのです。
最後の原因として考えられるのは、『 上半身でセットアップしてしまう 』ことです。
股関節から身体を折りたたむヒンジと呼ばれる動きができずに上半身でセットアップしてしまうと背中が丸くなったCポスチャーになってしまいます。
Cポスチャーのデメリットとしては『 背骨の捻る運動がしにくくなる 』ことです。
身体を捻るための関節の制限が起こってしまいます。
このため『 フラットショルダープレーン 』と呼ばれるスイングエラーも起こりやすくなります。
フラットショルダープレーンとは、スイングの動きの際に肩が水平に回ってしまうことを言います。
その他にもスイングアークを大きく取ることができなくなってしまいます。
上記のことから「Sポスチャー」も「Cポスチャー」もどちらともしっかりと改善をしていくことが必要になっていきます。
改善ドリル
Sポスチャー改善ドリル 〜ビハインドバーセットアップ〜
このドリルではクラブや何かスティックを使用して行います。
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2.腰とクラブの隙間を無くすようにお腹に力を入れながら腰を丸めます
3.腰の隙間が離れてこないまま前傾姿勢を作りアドレスになります
★ポイント
・腰をクラブにつけた際に頭や尾てい骨が離れないように行います
Sポスチャー改善ドリル 〜コアエンゲージセットアップ〜
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2.両手が並行になるようにします
3.手が並行になったままアドレスになります
★ポイント
・両手を常に並行に保ちます
どちらのセットアップ方法も必ずコアに力を感じることがとても大切です。
思いっきり力を入れてコアを固めるではなく、姿勢を整え自然鳥殻が入っている状態で構えることを意識してみてください。
アドレス時に腹筋や体幹が使えてないとその後のスイング中にも使えなくなってしまうので適度にコアが活性化しているポジションを作っていきSポスチャーを改善させていきましょう。
続いてはCポスチャー改善ドリルです。
Cポスチャー改善ドリル 〜ヒップバーセットアップ〜
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2.クラブが後ろ側に下がるように前傾姿勢を作ります
★ポイント
・動きの主体が股関節になるように行います
この改善ドリルは柔軟性や筋力などではありません。
正しい動きを脳にインプットするための運動学習ドリルです、硬いからできないや年齢的にできないことはないのでCポスチャーに悩んでいるどんな方でもできますので実践してみてください。
Cポスチャー改善ドリル 〜Wターン〜
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2.腕を正面から見たときに「W」になるようにします
3.担いだまま身体を左右に捻ります
★ポイント
・肘の位置が肩の真下にくるようにセットしてください
まとめ
現状のスイングエラーを直し理想のスイングに近づけるためには、アドレスが崩れていては治らない場合もあります。
今回のテーマでもあるとおり、『 良いスイングの基本は良いアドレス 』にあります。
ラウンド中の意識だけでは変わることはとても難しいことです。
練習の取り組みの時からニュートラルの良いアドレスを意識して実践してみてください。
次回ご紹介するのは、バックスイング(テイクバック)で起こるエラーについてです。
バックスイングでのエラーもたくさんありますので原因やデメリット、改善ドリルのご紹介をさせていただきます。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
※この記事は2024年1月22日の再投稿(再編集)記事です
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