アゴ下の「梅干しジワ」の原因と対策
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特にこの梅干しジワが老け印象を加速させる要因となります。しかし複数のシワが集まっているからといって、諦める必要はありません。しっかりと原因を把握し、対策していきましょう。
梅干しジワの解剖学的な原因
「オトガイ筋」は、下唇のすぐ下からあごの先まで伸びている筋で、下唇を上に引き上げる働きがあります。すなわち、あごの表面にシワを寄せる筋ということです。
例えば、下あごが後退している、前歯が前方へ出ている方は上下の前歯の位置に大きな差がでてしまうので、口を閉じるのが難しくなります。そこで口を閉じようと、下唇を持ち上げ続けるのが、オトガイ筋です。オトガイ筋が頑張り続け、過度な緊張が起こると、あごに梅干しジワが現れてくるのです。歯並びが悪かったり、口呼吸ばかりで常に開口している方は、特に要注意です。
梅干しジワ対策
単純に頑張りすぎるオトガイ筋の活動を減らしてあげることが、梅干しジワ撃退のポイントになるのです。具体的に、オトガイ筋を使いすぎないようにするには、まずオトガイ筋以外の筋で下唇を引き上げて口を閉じてあげること。もう一つは、口を開け続けることを防ぐために、鼻呼吸中心の呼吸へ切り替えることです。
そこで、オトガイ筋のサポートをしてくれるのが、唇周りを覆う「口輪筋」の存在です。
しっかりと口輪筋が働けば、努力的に下唇を引き上げて口を閉じなくていいので、オトガイ筋の頑張りすぎによる、梅干しジワを作らずに済むのです。
日常生活でリンクしやすく、簡単かつ最も効果的に行えるのが、ストローモーションです。
実際にストローがなくても、ストローを吸う口の形を作り、唇を閉じる力が働ければOKです。
1.鼻の下を目一杯、縦方向に伸ばしきる
2.口を縦に大きく開く
(口の形は、あくまでも「お」や「ほ」のような縦のイメージ。「い」や「え」の形は横開きになり、かえって口横のシワが増えてしまうことも・・・)
3.縦に開いた口のまま、上下の唇を寄せ合って、閉じる(唇が隠れてしまう程度まで)
4.唇を最大限に閉じた状態で、最大まで空気を吸い込む
5.吸い込み切ったたら、頬を吸いつけて終了
実際にストローをくわえて実施するときも、口の形だけで実施するときも、ポイントは、とにかく縦に口を開き、強く唇を閉めることです。もっと言えば、日常から、ドリンクを飲むときには、ストローを使用する癖をつければ、自然に口周りや頬の筋のエクササイズに代用できるということです。
また口輪筋は、全ての表情筋の土台となっており、日々鍛えておくことで、たるみやほうれい線の予防にも大きく役立ちます。
次回は、今回の内容にも出てきた、適切に鼻呼吸をするためのポイントや、なぜ口呼吸じゃなく鼻呼吸がいいのかを説明していきたいと思います。
[文: 吉田圭吾(小顔サロン be)]
※この記事は2024年10月4日の再投稿(再編集)記事です
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