卵は毎日食べても問題ない?食べ過ぎのサインとは[薬剤師監修]
手軽で栄養価の高い食品として親しまれている「卵」、食べ過ぎても大丈夫なのでしょうか? 薬剤師・山形 ゆかりさんが解説します。
【MELOS】
卵は毎日食べても大丈夫なのか
適量であれば、卵は毎日食べても大丈夫です。
アメリカのとある研究論文(※1)では、「1日最大量1個の卵を摂取することで、男性の脳卒中のリスクを下げる可能性がある」と書かれています。ただし、これはあくまで1日1個とした結果であり、食べ過ぎると、糖尿病や高血圧、乳がんのリスクが増加したという結果があります。
毎日食べるのであれば、1日の摂取量に気をつけると良いでしょう。
(※1)Meta-analysis of Egg Consumption and Risk of Coronary Heart Disease and Stroke
アメリカのとある研究論文(※1)では、「1日最大量1個の卵を摂取することで、男性の脳卒中のリスクを下げる可能性がある」と書かれています。ただし、これはあくまで1日1個とした結果であり、食べ過ぎると、糖尿病や高血圧、乳がんのリスクが増加したという結果があります。
毎日食べるのであれば、1日の摂取量に気をつけると良いでしょう。
(※1)Meta-analysis of Egg Consumption and Risk of Coronary Heart Disease and Stroke
1日何個まで? 卵の食べ過ぎの判断基準
食事の栄養バランスを考慮すると1日1~2個が良いでしょう。
「週に5個以上の卵を摂取した場合、卵を摂取しない場合と比べて乳がん発症のリスクが若干増加する可能性」とするアメリカの論文もあります(※2)。少しのリスクでも心配であれば「週に5個以上」は避けるのも考え方のひとつです。
(※2)Egg intake and cancers of the breast, ovary and prostate: a dose-response meta-analysis of prospective observational studies
「週に5個以上の卵を摂取した場合、卵を摂取しない場合と比べて乳がん発症のリスクが若干増加する可能性」とするアメリカの論文もあります(※2)。少しのリスクでも心配であれば「週に5個以上」は避けるのも考え方のひとつです。
(※2)Egg intake and cancers of the breast, ovary and prostate: a dose-response meta-analysis of prospective observational studies
卵を食べ過ぎたときのサイン
卵を食べ過ぎた時、以下の症状が出る可能性があります。
高カリウム血症
卵の食べ過ぎによる高カリウム血症は、ビタミンDの過剰摂取により起きます。
高カリウム血症は、血液中のカリウム濃度が高い状態を指し、症状があらわれることはあまりありません。ただ、人によっては、筋力低下や胃腸機能の異常などの症状が見られることがあります。
アレルギー症状
卵にはアレルギー性の高いタンパク質が含まれているため、大量に摂取するとアレルギーを引き起こす可能性があります。
とくに、卵白はアレルギー性が強いため気をつけなくてはなりません。
消化不良
卵には脂質が多く含まれているため、卵の食べ過ぎは消化器官に負担を与え、下痢や腹痛といった消化不良症状を起こす可能性があります。
ただし、なかにはサルモネラ菌による食中毒である可能性もあるため、嘔吐や下痢の症状が強い場合は内科を受診することをおすすめします。
高カリウム血症
卵の食べ過ぎによる高カリウム血症は、ビタミンDの過剰摂取により起きます。
高カリウム血症は、血液中のカリウム濃度が高い状態を指し、症状があらわれることはあまりありません。ただ、人によっては、筋力低下や胃腸機能の異常などの症状が見られることがあります。
アレルギー症状
卵にはアレルギー性の高いタンパク質が含まれているため、大量に摂取するとアレルギーを引き起こす可能性があります。
とくに、卵白はアレルギー性が強いため気をつけなくてはなりません。
消化不良
卵には脂質が多く含まれているため、卵の食べ過ぎは消化器官に負担を与え、下痢や腹痛といった消化不良症状を起こす可能性があります。
ただし、なかにはサルモネラ菌による食中毒である可能性もあるため、嘔吐や下痢の症状が強い場合は内科を受診することをおすすめします。
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