鍋の具材「肉」VS「魚介類」、免疫対策ならどっちがおすすめ?

MELOS -メロス-
風邪やインフルエンザのリスクと隣合わせの冬の食生活。東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長の管理栄養士である濱 裕宣先生によると、ちょっとした食品選びや調理法で、実はより効果的な免疫対策になるそう。

そこで本記事では、鍋の具材にフォーカスを当てて、冬の食事の免疫対策、「どっちが正解?」を、東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長で管理栄養士の濱裕宣先生に伺いました。

【MELOS】

お鍋の具材「お肉」「魚介類」、どっちがよりベター?

A:おすすめは……魚介類!
野菜とメインの肉や魚がたっぷり摂れて、身体も温めてくれるお鍋は、栄養バランス満点の理想のメニューですが、免疫対策としておすすめのメインの食材は甲乙つけがたいながらも魚介類がよりおすすめ。

魚介類の中でもおすすめは?

免疫細胞も細胞のため、基本はたんぱく質でできているので、もちろんお肉も魚介類もたんぱく質源という観点ではおすすめですが、免疫対策を意識すると、以下がおすすめ。

免疫対策に有効なタウリンが豊富な「牡蠣」
⇒今が旬の牡蠣や、イカ・タコ・魚など魚介類に豊富なタウリンは、免疫アップのために意識してほしい栄養素です。魚介類には亜鉛も豊富なので、粘膜を強くしてくれ、ウイルスの侵入予防にもつながります。

ビタミンDが豊富な「鮭」
⇒鮭、いわし、しらす、ツナやしいたけ、きくらげに含まれる栄養素。免疫細胞は骨髄で作られますが、ビタミンDは、カルシウムが吸収をサポートし、骨を強くすることにも関与していますし、さまざまな調査で、免疫細胞を元気にしてくれることが裏付けられています。

ウイルスや病原菌が来てしまった際の過剰な免疫反応も抑えることがわかっています。
肉であれば、ビタミンB6が豊富な豚肉がおすすめです。
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