自律神経を整えるなら「ちょっとした有酸素運動」がいい理由

MELOS -メロス-
自律神経を整える方法はたくさんありますが、まず優先すべきは「ストレスケア」。その後に運動や食事を取り入れることが、もっとも効果的なアプローチだと語るのは、株式会社Reblood代表でパーソナルトレーナーの野田博之さん。

野田さん監修の以下記事より、運動面から自律神経のバランスを整える方法を見ていきます。

【MELOS】

リズム運動は自律神経のバランスを整える

運動は自律神経に直接働きかけ、ストレス解消とリラックス効果をもたらします。

スポーツ栄養士・健康運動指導士の堀越理恵子さんは、「運動がもたらす4つの効果。なぜ「体を動かすと健康にいい」と言われるのか」にて次のように語っています。

堀越さん:体を動かすと交感神経が活発化し、物事を前向きにとらえやすくなります。また、β-エンドルフィンの作用で気持ちが高まり、幸せな気持ちになります。

さらに、運動を継続することでドーパミンの分泌が盛んになり、ワクワク感も増加します。そのほか、セロトニンの作用で心身が安定するため、ストレス解消にもつながるでしょう。

このように、運動は身体だけでなく、心にも良い影響を及ぼす効果がたくさんあるのです。


とはいえ、なかなか運動が継続しない人も多いでしょう。具体的な取り組み方を見ていきましょう。

●短時間の有酸素運動を続けてみる
忙しい経営者でも取り組みやすいのが、10〜15分程度のウォーキングや軽いジョギングです。

これを週に3〜4回行うだけで、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになり、心と体のパフォーマンスが向上します。

体幹トレーニングやヨガもおすすめ

体幹を鍛えるエクササイズや、夜にリラックスできるヨガもおすすめです。とくに「キャット&カウ」などのヨガポーズは、副交感神経を優位にし、心身のリラックスを促します。

キャット&カウ 【MELOS】

スイミング、太極拳、ストレッチなどもオススメ

イシハラクリニック副院長・石原新菜先生も、「適度な運動は、ストレスを解消し、自律神経のバランスを整える効果があります。ウォーキングやヨガなどの運動は、副交感神経を活性化させ、リラックス効果を高める」と語ります。

石原先生:自律神経を整える運動としては、スイミング、太極拳、ストレッチがおすすめです。スイミングは水の浮力が体をリラックスさせる効果があります。太極拳やストレッチのような呼吸がゆったりした運動は、副交感神経が優位になります。逆によくないのは、筋トレ、速めのランニング、ダッシュなどです。激しい運動は交感神経が優位になってしまうためです。
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