寝汗が多い…考えられる病気とは?医師に聞いた「4つの危険」

MELOS -メロス-
寝汗がやばい。朝起きたら枕やパジャマがぐっしょり濡れている。なんなら寝汗がすごいからか、夜中に起きることも。

寝ている間の寝汗がひどい原因としては、感染症をはじめ、更年期障害、自律神経失調症などの病気や、ホルモンバランスの乱れ、ストレスなどさまざま。寝汗がひどいときに考えられる病気について、沢岻美奈子女性医療クリニック院長 沢岻 美奈子先生に聞きました。

【MELOS】

寝汗がひどいときに考えられる病気とは

寝汗がかなりひどいときに考えられる病気として、どんなものがあるでしょうか。いくつか代表的なものを挙げます。

自律神経失調症
自律神経のバランスが崩れることで、体温調節が正常に行われず、寝汗が増えることがあります。ストレスや生活習慣が影響することが多いです。

漢方的に考えると、元気のもとである“気”が少なくなった状態の“気虚”では、寝汗を一つの目安にします。
更年期障害などのホルモン異常
更年期や月経周期に伴うホルモンの変動が原因で、寝汗が増えることがあります。

とくにエストロゲンという女性ホルモンの減少により、急な体温上昇(ホットフラッシュ)が起き、発汗が起こりやすくなります。

風邪やインフルエンザなどの感染症
特定の感染症、たとえば風邪やインフルエンザ、細菌感染などが原因で発汗が増えることがあります。体が感染と戦っている際に、体温が上昇し、寝汗をかくことがあります。

睡眠時無呼吸症候群
呼吸が一時的に止まることによって、体が緊張し、発汗が促されることがあります。日中の眠気や疲れを感じる場合もあります。

睡眠時無呼吸症候群というと太った男性のイメージがありますが、更年期以降の女性では意外と多い報告もあります。
ほかにも、糖尿病やバセドウ病などの甲状腺機能亢進症、悪性リンパ腫や白血病なども、夜間発汗が起きることがあります。

他の症状(体重減少、食欲不振、持続的な疲労感、発熱など)とともに現れることが多いため、心配な場合は速やかに医療機関の受診をおすすめします。

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