【操作性も◎】スピン性能の高さに驚くこと間違いなし!フォーティーン「FRZ ウェッジ」

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フォーティーンからハイスピン設計の「FRZ ウェッジ」が発売されました。そこでクラブフィッターの小倉勇人さんに、最新モデルの特徴や試打した印象を解説していただきました。

FRZ ウェッジの特徴と性能

フォーティーンといえばウェッジと思う人も多いくらい、名作を生み出し続けています。

フォーティーンはアマチュア向けのやさしいウェッジと、ツアープロや上級者向けのコントロールしやすいウェッジの2種類をうまく作り分けているメーカーです。今回発売されたFRZウェッジは、上級者やアスリートが扱いやすい性能に仕上がっています。

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FRZウェッジは、スピン性能にこだわって制作されています。

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そもそもスピンはボールとフェース面の密着度で、しっかりフェースに乗ることでボールに摩擦が起きてかかります。FRZウェッジは、密着度を高めるために精度の高い削りで平面度を高めています。平面度が高ければ、よりボールが潰れてフェースに乗る時間や面積が大きくなるので、より安定したスピンがかかりやすくなるのです。その辺を精度高くやって溝と溝の間のミーリングも追加して、非常にスピン性能にこだわったフェース面を持っています。

ちなみに、FRZウェッジはフェース面の平面精度・溝精度に品質基準を設け、製造工場で厳密な社内検査を経て“完璧な溝”のみを出荷しているそうです。

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特徴的なところはバックフェース側の削りです。もともとフォーティーンは逆テーパーブレードという、徐々に上部を厚くして重心を少し高めに設定しスピンをかけるような設計を得意としてましたが、今回はミルドテーパーブレードという設計になっています。

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ミルドテーパーブレードは、トゥ側上部を少し削り落とし重さを取った設計になっていて、その分重心をややヒール寄りに設計しています。

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ヒール寄りに重心がくると操作しやすくなります。今回はフェース面でしっかりスピンをかけて、ヘッドの設定は操作性に少し振った設計になっているのが特徴です。

FRZ ウェッジを試打した印象

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実際に試打して非常に扱いやすく、いろんなことができると実感しています。やっぱりスピン性能も高い。フェースの食いつきが違いますね。

ただ、ロフト以上にキュッと低く出てギュッと止まるようなアプローチになるので、慣れないと最初はショートします。

私はフワッと浮いてコロコロといくような、見た目はなんとなく下手投げみたいなアプローチがミスが少ないので好きなのです。ただ、このクラブはそういう打ち方をしてもフワッと少しは浮いてくれるけど、ちょっと低めに出て勝手にスピンがかかる感じです。「いやぁまいったな、スピンかかっちゃったよ」と言いたくなるウェッジです。

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ウェッジは打ち方によって合うあわないが出てきますが、それに合わせてソールの形状も4タイプあります。スタンダードな「Sソール」は丸みを帯びたラウンドソールでさまざまなショットスタイルに順応できます。

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Hはhillで丘という意味だと思いますが、バウンスが最も効くようにできています。「Hソール」はヘッドの入射角が鋭角なタイプのゴルファーにマッチしやすいソールです。

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もう1つはツインソールの「Tソール」で中央に山型の稜線を持った2面ソール、フェースが開きやすくテクニックを活かしやすいソールです。

2025年2月頃発売予定の「Wソール」はワイドで1番ミスに強い。ダフリやそういう時も滑ってくれるような4タイプのソールが用意されています。

スピンにこだわる人はまず打っていただきたいと思います。

FRZ ウェッジ おすすめユーザー

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FRZウェッジで感じたのはボールの拾いやすさです。低く出したい人はこのFRZウェッジはいいと思います。低く出してスピンをかける方がイメージが湧く人には、FRZウェッジはおすすめです。

日本の芝でスピンをかけるのは難しいと思います。浮いている状態なのである程度合うウェッジが変わってくると思います。そういう点では操作性が良いので、FRZはいろんなライに対応できるしスピンもかけやすいウェッジと言えるでしょう。

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ゴルファーの期待に答えるべくしっかり力を入れて設計している印象を受けました。ぜひ皆さん打ってみてください。スピン性能は打ってみたらビックリすると思います。

フォーティーンのウェッジをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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