【大学バスケ】大混戦のオータムリーグ、4位でバイウィークへ

日本大学SPORTS
チーム・協会
第100回関東大学バスケットボールリーグ戦が8月24日に開幕した。司令塔・米須玲音(4年/文理学部/東山高)や大黒柱のコンゴロー・デイビッド(4年/スポーツ科学部/報徳学園校)を擁する日本大学バスケットボール部RED SHARKSは9節を終えて4位でバイウィーク(休暇期間)へ入った。

【日本大学バスケットボール部】

第4節 淺野ケニー選手率いる専修大を撃破

8月31日に行われた第4節の対戦相手は、圧倒的な高さを誇る専修大学。世代別日本代表選手やプロを経験した選手など経験豊富な選手がいるチームだ。
相手チームのPF、Cは共に195cmを超えるビッグマンであったため、リバウンドを制することをテーマに挑んだ。序盤、課題であったリバウンドを制すると早い展開からゴールを奪うと、次は3Pを狙う日本大。初めはリードされたものの、第1Q中に逆転することに成功。そのまま逃げ切りタイムアップ。81-61で日本大が勝利した。
中でも一際輝いていたのは山田哲汰(2年/文理学部/白樺学園高)。14得点(6/8 FG 2/2 3FG)4アシストというスタッツを残した。

山田哲汰(2年/文理学部/白樺学園高) 【日本大学バスケットボール部】

第5節 首位・東海大に25点差で完勝

専修大と対戦した翌日、相手は昨年のインカレ準優勝、今年の関東新人戦を制した名門・東海大学。世代を代表するスター選手に加え、今年から留学生が参入。文字通り隙のないチームである。
試合開始と同時に激しいディフェンスから主導権を握ったのは日本大。東海大が得意とするセットオフェンスをことごとくシャットアウトすると、早い展開から得点を量産。前半終了時には相手の得点を25点までに抑えることに成功。後半に入っても勢いは止まらず、第3Q終了時には28点差にまで開いた。そのまま逃げ切りタイムアップ。最終スコアは86-61で完勝となった。
新井楽人(3年/危機管理学部/沼津中央高)はゲーム最多の22得点をマーク。今夏はU 22日本代表に選抜され国際大会を経験。大車輪の活躍を見せた。

新井楽人(3年/危機管理学部/沼津中央高) 【日本大学バスケットボール部】

第6節 スリーポイント大爆発、中央大を撃破

今夏の新人インカレを制した中央大学。若い反面、勢いとフレッシュさがあるチームである。
高さでアドバンテージがある日本大はパスやドライブで相手を翻弄。空いた場面でスリーポイントシュートを放つとリングに吸い込まれていく。また強固なディフェンスから速い展開のバスケットを確実に沈めることに成功。第1Qは3点リードで終了したが、試合終了時には87-51、36点差にまで差を広げた。チームで15本のスリーポイントを沈めた日本大が勝利した。

第7節 苦しみながらも拓殖大に勝利

今大会スリーポイント成功数が一番多い拓殖大との対戦。とにかく相手に気持ちよくシュートを打たせないことを徹底すると決め臨んだ本試合。
第1Q日本大が先制するとそのままリードを広げる。しかし相手のスリーポイントが2本連続で成功し拮抗した試合展開となる。第3Q時には一時同点に追いつかれるが、主将の井上水都(4年/経済学部/土浦日大高)が連続でスリーポイントシュートを沈めると再びリードを保つ。第4Qではコンゴローデイビッドや奥浜貫太(3年/文理学部/興南高)を中心に点差を広げ80-65でタイムアップ。苦しみながらも勝利をあげた。

第8節 春の王者に敗戦 苦汁を嘗める

強力なフォワード陣にリーグトップレベルの留学生を擁する日本体育大学。2年連続スプリングトーナメント優勝を成し遂げたチームである。
相手のスリーポイントから試合が動き出すと、勢いに乗った日体大を止めることができずに連続失点をしてしまう。日本大も食らいつくが差は縮まらず26-40で試合を折り返す。後半、コンゴローデイビッドを中心に得点を重ね、点差を1桁台まで戻すことに成功したが、1対1で得点を決められ再度差が開く。そのままタイムアップ。70-82で今大会2度目の黒星となった。

第9節 テンポのいいバスケットを演出 大東文化大に圧勝

西村渉(2年/法学部/洛南高) 【日本大学バスケットボール部】

春のトーナメントでは惜敗したい相手である大東文化大学との1戦。日本大の選手はリベンジに燃えていた。
攻守共に激しく体をぶつけ、得点を量産する大東文化大にはここ数年の勝率は低く苦手意識がある。チームでやるべきことを明確にして勝負に挑んだ。序盤から相手の激しいディフェンスをパスでかわして外角のシュートで得点をすると、ディフェンスから速いバスケットを展開してレイアップを沈める。リードを保ち迎えた第2Qでは、激しいディフェンスを行い大東文化大のシュートをシャットアウト。その後も点差を広げ75-50で圧勝した。
この試合ではこれまで試合の出場機会に恵まれなかった西村渉(2年/法学部/洛南高)が先発に大抜擢。相手からターンオーバーを誘う激しいディフェンスや、味方を生かす献身的なプレーでチームに大きく貢献。チームの層の厚さが垣間見えた。

リーグ戦の暫定順位は7勝2敗という結果になった。ここまで9試合行って様々な収穫や課題が見つかった。22試合という長丁場は折り返しに差し掛かった。
リーグ戦優勝という目標に向かってチーム一丸となり取り組む日本大学。ぜひ会場に足を運んでいただき、日本大学のバスケットボールをご覧になってはいかがだろうか。

選手コメント

平均2桁得点をマークしている新井楽人(3年/危機管理学部/沼津中央高)
- 9試合を経ての感想は?
今夏に経験したジョーンズカップ(国際大会)を経て、オープンシュートの大切さとフィジカル面での課題が見つかりました。そこから日々のシューティングの制度を高めることと、フィジカル強化に努めてきました。その結果、スリーポイントの確率が上がったことと、ディフェンスの強度が上がったことを実感しています。

- 次節に向けての意気込み
2週間半空くので修正できる点は修正して、伸ばせる点は伸ばしていきたいです。最終的には優勝を狙いたいと思います。

好調の山田哲汰(2年/文理学部/白樺学園高)
- 専修大戦を振り返っての感想は?
先発が悪かった分、控えである自分や新井が自分の仕事をやらなければいけないと思ってコートに入りました。しっかり自分たちのやるべきことができたので得点が取れてかつ、失点も少なくなるという結果につながったと思います。

- 9節を振り返って
初戦白鷗大と戦って、いきなり黒星がついたところからスタートしました。初戦の反省を生かして修正を重ねた結果6連勝することができた点は良かったと思います。日体大戦では思うようなプレーができず敗戦して、次の試合では修正して再び勝ちに繋げたことが大きいかなと思います。トライアンドエラーを続けていって、最終的には優勝という形で終われればいいなと思っています。

スタメンに抜擢された西村渉
- 大東文化大学戦を振り返って
日本大のストロングポイントが多く出せたと感じました。改善点はまだありますが、自身の役割を理解すること。そして何より勝利に対する執念、情熱を全員が持っていたことで掴めた勝利だと考えます。

- いきなり先発に抜擢されたことについて
迷いなく、どんな時でも最高のパフォーマンスができる準備をしていました。日々の練習通り、目の前の相手にまず負けないことや、コート内外問わずチームにとって最適解を瞬時に判断して遂行することが大切だと思います。

次戦の予定

【関東大学バスケットボール リーグ戦 第10節】
9月28日(土) 13:00 TIPOFF
VS 明治大学 @専修大学 生田キャンパス

【関東大学バスケットボール リーグ戦 第11節】
9月29日(日) 11:00 TIPOFF
VS 筑波大学 @専修大学 生田キャンパス



文責:藤本颯太(法学部3年)
画像:日本大学男子バスケットボール部
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著者プロフィール

日本大学は「日本大学競技スポーツ宣言」を競技部活動の根幹に据え,競技部に関わる者が行動規範を遵守し,活動を通じた人間形成の場を提供してきました。 今後も引き続き,日本オリンピック委員会を始めとする各中央競技団体と連携を図り,学生アスリートとともに本学の競技スポーツの発展に向けて積極的なコミュニケーションおよび情報共有,指導体制の見直しおよび向上を目的とした研修会の実施,学生の生活・健康・就学面のサポート強化,地域やスポーツ界等の社会への貢献を行っていきます

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