【大学バスケ】オータムリーグ開幕、司令塔・米須玲音が復帰!

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第100回関東大学バスケットボールリーグ戦が8月24日(土)に開幕した。日本大学バスケットボール部RED SHARKSは、白鷗大学大行司キャンパスにて第1節を迎え、白鷗大学に64-71で敗れた。翌日25日(日)の第2節では、神奈川大学と対戦し76-61で勝利した。2日の中日を挟み28日(水)行われた第3節では山梨学院大学と対戦し78-65で勝利し、2勝1敗でのスタートを切った。

復帰した米須玲音 【日本大学バスケットボール部】

第1節 昨年王者の白鷗大学に敗戦

 第1節の相手は昨年のオータムリーグ、インカレを制覇した白鷗大学、強力なチームディフェンスからの早い展開が持ち味のチームであり、幾度となく苦しめられてきた。なんとしても開幕戦に勝利し、好スタートを切りたい日本大学。
今夏は、大怪我を乗り越え3度目の復帰を果たした米須玲音(4年/文理学部/東山高)を中心に準備を進めてきた。

 序盤、奥浜貫太(3年/文理学部/興南高)のスリーポイントや、コンゴローデイビッド(4年/スポーツ科学部/報徳学園高)のゴール下、米須のアシストからのブレイクなどでリードをした日本大学。白鷗大学もすぐに得点を返し、一進一退の攻防が続いた。しかし、ここで思わぬアクシデントが起こった。チームの主軸選手である一戸啓吾(4年/商学部/仙台大附属明成高)が怪我により一時離脱。前半を38-44の6点ビハインドで折り返し、迎えた第3Qでは日本大学のミスが続き失点。48-60の12点ビハインドで第3Qを終えた。迎えた第4Qでは相手の強力なディフェンスに苦戦。要所で米須玲音のアシストからのシュートを決めるが惜しくもタイムアップ。64-71で初戦黒星となった。
 復帰初戦となった米須玲音だったが、まるでブランクを感じさせないパフォーマンスを披露し7アシストをマークした。

第2節 主将・井上水都がチームを牽引、スリーポイント4本を含む18得点をあげ勝利

 世代を代表するスタープレイヤーや留学生などが在籍していない神奈川大学だが、チーム一丸となってディフェンスやリバウンド、ルーズボールを徹底した非常に組織力の高いチームである。

 開幕2連敗を避けたい日本大学は、新山岬(4年/危機管理学部/東山高)や田崎生力(4年/文理学部/保善高)などの学生スタッフが対策を練り挑んだ。
気合い十分で挑んだファーストポゼッションでは、井上水都(4年/経済学部/土浦日大高)がスリーポイントを決めると、次のオフェンスでは鋭いドライブからレイアップを決める。また、奥浜貫太のゴール下や、コンゴローデイビッドの豪快なダンクなど、オフェンスが機能し次々に得点を重ねた。開始3分で11点を獲得し、神奈川大学はたまらずタイムアウトを要求。
 その後は一進一退の攻防が続き、前半を38-31の7点リードで折り返す。迎えた第3Qでは、ディフェンスのギアを一段階あげた日本大学が点差を広げ、試合終了までリードを許さなかった日本大学が76-61で勝利。初白星を挙げた。

主将・井上水都 【日本大学バスケットボール部】

第3節 新井楽人が躍動、相手の猛追を振り払い勝利

 2日の中日を挟み迎えた第3節、相手は近年急成長を見せている山梨学院大学。多数の強力なシューターを抱え、爆発的な攻撃力が持ち味の山梨学院大学。
 立ち上がりはお互いにシュートはリングに嫌われる中、ゴール下のシュートをしっかりと沈めた日本大学は37-20の17点リードで前半を終えた。要所で光るプレーを見せたのは新井楽人(3年/危機管理学部/沼津中央高)。今夏はフィジカル強化に注力したと語っていた彼は、果敢にドライブで攻め込んでは相手ディフェンスを吹き飛ばすフィジカルの強さを見せた。第3Qでは控えの選手のプレータイムを増やし、第4Qに向けて温存を図った。14点リードで迎えた第4Qでは山梨学院大学のスリーポイントが大爆発。一時は一桁差まで詰め寄られるも、堅実なオフェンスやブレイクなどで得点を重ね再度リードを保ち、最終的に78-65で勝利した。

 リーグ戦の立ち上がりは2勝1敗という結果になった。初戦こそ黒星を飾ったものの、米須玲音の復帰やチームを牽引している4年生の活躍など、様々な収穫があった。22試合という連戦はまだ始まったばかり。リーグ戦優勝という目標に向かってチーム一丸となり取り組む日本大学。また、今年は5年ぶりとなる「ヤングシャークス バスケットボールクリニック」を、学生たちが主体となった運営の元開催。午前・午後の2回に分けて行われたクリニックには、各回約80名の小中学生が参加した。日本大学バスケットボール部レッドシャークスでは、このようなコート外の活動にも力を入れています。
 ぜひ会場に足を運んでいただき、日本大学のバスケットボールをご覧になっていただきたい。

選手のコメント

307日ぶりに復帰した米須玲音(4年/文理学部/東山高)
- コートに帰ってきて感じたことは?
リハビリに比べてバスケットボールは楽しいです!しかしまだ試合の感覚は掴めていないと感じています。個人でやるべきこと、チームでやるべきことをしっかりとこなしていきたいと考えています。

- 次戦に向けての意気込み
チームでやるべきことを遂行していきたいと考えています。勝利するためにはそれに尽きると思います。

主将 井上水都(4年/経済学部/土浦日大高)
- 3節を振り返って
良かった点は、自分たちの強みであるディフェンスからのブレイクの展開を、チーム全体で共通認識を持ちプレーすることができた点です。しかし要所の3Pや連携ミスなどが初戦の敗因になったと考えています。この経験を次戦以降に繋げていきたいです。

- チームの雰囲気は?
4年生を中心にコミュニケーションを取り合い、いい雰囲気で練習や試合に取り組めていると思います。リーグ戦では全員のメンバーにチャンスがあるので、チーム内の競争がチーム力向上につながると感じています。

- 次節に向けての意気込み
サイズと経験のあるチームとの対戦なので、相手のペースに乗せられることなく、自分たちのバスケットを40分間やり抜きたいと考えています。次節も応援をよろしくお願いします!

次戦の予定

【関東大学バスケットボール リーグ戦 第4節】
8月31日(土) 11:00 TIPOFF
VS 専修大学 @日本体育大学世田谷キャンパス

【関東大学バスケットボール リーグ戦 第5節】
9月1日(土) 13:00 TIPOFF
VS 東海大学 @日本体育大学世田谷キャンパス



文責:藤本颯太(法学部3年)
画像:日本大学男子バスケットボール部
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著者プロフィール

日本大学は「日本大学競技スポーツ宣言」を競技部活動の根幹に据え,競技部に関わる者が行動規範を遵守し,活動を通じた人間形成の場を提供してきました。 今後も引き続き,日本オリンピック委員会を始めとする各中央競技団体と連携を図り,学生アスリートとともに本学の競技スポーツの発展に向けて積極的なコミュニケーションおよび情報共有,指導体制の見直しおよび向上を目的とした研修会の実施,学生の生活・健康・就学面のサポート強化,地域やスポーツ界等の社会への貢献を行っていきます

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